物乞いをめぐる気持ちの変化、カナダ、そしてウィーン。

祝ビール解禁!

中間プレゼンテーションが無事終了しました。結果は、悪くなかったのでは…too goodのお言葉もいただき、キリキリして死にそうだった胃も落ち着きました。

こんなに緊張したプレゼンは初めてだった…でも明日の祝日を挟んで木、金とさらなる山場を迎える…ペラペラになりたい…なっても緊張するだろうけど…

 

ひとまず、寝れない、食べれない2週間を乗り越えたご褒美にビールを解禁。

ビールが安い。1ユーロ切ります。そしてずっと気になっていた激安ミニワインも買ってきた。

 

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友達とenjoy your lazy day!と言い合って、久しぶりに19時過ぎに帰ってきました。もう明日は寝て、食べて、寝るんだ!

 

ウィーンはだんだん寒くなってきました。

とはいえ、カナダ以来、ずいぶん寒さに強くなりました。ただいま4度ですが、個人的には秋くらいな気分です。私の体どうなってるんだ。笑

 

ただ、寒くなってきて一つ気になることができました。

最寄駅で朝路上に座っている女性です。タイトルで相当迷ったのですが「物乞い」以外に類似する言葉が見つからなかったのでその言葉を使います。

彼女はだいたい2日1回のペースで朝、駅の入り口で歌を歌いながら紙コップを持っています。私は今までずっと、そういう人に会った時どうすればいいのか分かりませんでした。21歳頃、初めての海外旅行中、マクドナルドで子供に囲まれて紙コップ出された時は衝撃で何もできませんでした。それからしばらく、と言うか去年までやっぱりどうしていいかわからず、ただ顔を横に振るだけでした。

 

でも、今は手元に自分がほとんど上手に使えない微々たるコインがある時は「少ないけど」と彼女の紙コップに入れています。私も奨学金をいただいており、生活に余裕は全くなく、1ユーロ25セントの食べたいクッキーより1ユーロのクッキーを買います。(別に今の生活に不満はありません、クッキー買う余裕ある、嬉しい、ぐらいに思ってます)それでも、素通りしないで済む日があるなら、そうします。

 

考えが変わったのはカナダです。カナダの語学学校の先生と雑談で物乞いの話になりました。私が「お金を入れたことはない。どうしてそんな状況になったかについて考えちゃう。」と言うと先生は「関係ないね。ジャッジなんてしない。コインがあれば入れる、それだけだよ」と言っていました。

 

シンプルだけど、長年のもやもやが晴れて妙に納得しました。

私、何偉そうにジャッジしてたんだろう。辛い状況にいるかもしれない、それがどういう理由であろうが「辛い状況に今いる」ことは変わらない。

 

多分、そうやってお金を入れる人がいるから自立できないんだ、と言う意見の人もいるだろうし。例えばそれが日本人だったら、日本の恥だとか言う人もいると思います。中にはあれはフェイクで、実は普通に生活できてるんだよ、と言われたこともあります。

それは、それで考え方の1つとして、そうだと思います。

 

ただ、私は「コインがあれば入れる」ことにしました。

他に今、できることがない、言い換えればただの自己満足でしかないような気がしますが、しばらく自分の中ですんなりきていることなので、そうすると思います。

 

こういうのって海外生活特有のことかもしれませんが、

日本でだってあるわけで。この先同じような状況が日常になる可能性もあるわけで。

 

考え出すとキリがありませんが…なんとなく、海外生活あるあるな気がして。

ウィーンの電車の中でも、よく入れている人を見るので、どういう気持ちなのかとても興味があります。いつか機会があったら、クラスのみんなの考えを聞いてみたい。

 

別にだからあなたも!とか一切思いません。

私とあなたは違うでしょう。

それが認められる世の中であってほしいものです。

大学の友達に歳を聞かれる唯一の方法

ぐーてんあーべん。

明日はいよいよプレゼンが回ってきちゃうのに、なんだか内容がまとまりません。

30分!長いのか短いのか!

いや長い。そうだ、長いよ、と思い出しました。入学試験の時も30分のプレゼンが面接以外にあったのですが、ふ〜話し終わったかな…と思って周りを見渡し、あれ、まだ皆さんの視線が…「え〜っとそれから〜」を3回くらい繰り返し、話し続けたことを思い出しました。

 

というわけで、人生で初めて、プレゼン前に原稿を書こうと思います。書けたところで、発音にも問題があるので、全部伝わるかは怪しいですが。笑

 

さて、今日は3年生(セメスター性なので厳密に言うとちょっと違うけど)から2年生までがプレゼンを行いました。科目はメインの教授担当のもの。ですが、ほとんどの科目の先生が来ていたし、もちろん生徒も今セメスター卒業組以外は一緒に聞きます。

 

テーマは一緒なのに、全員の捉え方が違い面白かったです。もっとすべての、1語残らず理解できたらもっと面白いのに!似ているところがないっていうのは興味深い。

 

最近、やっと、ようやく皆んなの名前を覚えてきました。

だって難しい名前が多いから…

でも、知っているのは、名前と出身と、どの辺に住んでるかと…好きな飲み物とか食べ物とか、作風くらいです。年齢を知っているのは同期のメンバーだけかもしれません。あとはだいたい20代前半だなぁ〜くらい。

 

今日、お昼にスーパーに行こうと思ったら、ちょうど3年生のドイツ人の女の子と一緒に行くことに。私は彼女と彼女の彼氏と一緒にお出かけしたことがあり、話題は恋愛の話に。そして質問に答えていると

「ちょっと待って?どういうこと??えっ今何歳???」

と聞かれました。

別に離婚歴も結婚歴があるわけでも、経験豊富とかそんなんじゃないですよ。

「えっ32歳だよ」

「えっ!うそでしょ!」

と英語とドイツ語で確認される私。言い間違えてると思われる。

 

相当衝撃だったのか、アトリエに戻りテイクアウト組で机を囲んでご飯を食べていると「ねぇ32歳って知ってた?」とみんなに聞いてました。

 

ちなみに同い年の子が3年生にもう一人います。彼女はさらに既婚者。でも32歳、大学1年生はこっちでもさすがに珍しいので、だいたいみんな知ってます。知ったところで別に扱いは変わりません。ただ、知らないところで噂されてんだな。笑

 

そんなこんなで、カナダでも聞かれなかったし、歳を聞かれないことに慣れてしまっていたのですが、唯一必ず聞かれる方法を発見しました。

 

恋愛話で歳がバレる。

【カナダ回想録】IELTSのために通ったトロントの土曜クラスについて書いてみる

明日から(朝の4時だから今日から?)またウィーン生活へカムバックします。

その前に、カナダ回想録をキリのいいところまで。

 

カナダで私が住んでいた町Hamiltonについてはこちら

 

kiikiii.hatenablog.com

 Hamiltonで通っていた語学学校についてはこちら

 

kiikiii.hatenablog.com

 

そして、もう1校通っていた学校があります。

Develop Language Institute

developlanguage.com

 

ハミルトンの語学学校に2ヶ月と少々通い、その後3ヶ月、ネイティブの中でのアルバイトもだいぶ慣れていた頃。飛び交う英語のスピードに最初こそ戸惑ったものの、リスニングはいい感じに伸びてきた。と同時に自分が似たような文法ばかり使って話していることにも気がつきました。気がついただけでは、スピーキングは伸びません。

 

さらに同じ頃、IELTSの問題集でライティングの勉強も始めました。ですがさっぱりどう書いていいかわからない…。日記のように毎日の出来事を書くことはできるようになっていたのに、「説明」や「論調」での文章の書き方がさっぱりわからない。

 

そして、もしかして書けないから喋れないんしゃないか?と思い始めた。

運良く、アルバイトでの収入も安定していたので、安ければ学費も払える。

そこで学校に戻ることを検討。でも元の語学学校にはこの時点では戻れませんでした。なぜなら、平日は8−16時とフルタイムでアルバイト。もともと通っていたメトロは週末はやっていません。

 

そこで土曜日か日曜日にやっている学校を探すことに。

 

ハミルトンでは見つからなかった…

 

そこで見つけたのがDevelop Language Institute in トロント

 

でも結果的にとても良かったです。

 

おすすめポイント羅列

・IELTSコースマンツーマンを受講(なので1対1、質問仕放題)

・こちらもテキスト代などがなかった(はず)

・宿題がある(やりがいあり)

・先生が日本語ネイティブなので説明がクリア

・添削も日本語でしてくれるので、細かい表現を質問できる

・先生が優しい(個人的な感想)

・スケジュールが調整できれば割と自由に通学できる

・先生の英語はもちろん綺麗(個人的な感想)

・日本の塾っぽい(計画的)

 

いわゆる会話レッスンとは違い、私の希望していたライティングにかなりがっつりと取り組むことができました。最初の頃は宿題も、見本を写すだけのレベルでも2ヶ月後には多少自分で文章を組むところまでできるようになりました。

必要な動詞や、表現も最短でどんどん教えてくれるので、効率的。時間がない人にはいいんじゃないかと思います。私はこの平日ネイティブ環境からの土曜日日本語でいろいろクリアにする環境がとても良かったです。

 

そして、実はハミルトンにちょっと飽きていた頃だったので(失礼)。週に1度トロントに行く理由ができたのも良かった。笑

 

勉強だも〜んと言い訳しながら、カフェに行ったり、お洋服見たり。

GO BUSで片道11ドルくらいだったので、通うことができました。

 

わざわざ、カナダで日本人に教わらなくても、と思う方にはおすすめしませんが

一通り語学学校行ったけど、いまいち伸びない、という人にはいいかもしれません。

 

ちなみに私が必要だったのは最低IELTS6.0。無事、1年以内に達成しました。

伸び率どのくらいだったんだろう。カナダに行く前に受けてないので比べられませんが、おそらく4.0以下だったかと。そう思うと、いい11ヶ月でした。

まぁ、このレベルだと大学ではまだまだ軟弱なのでドイツ語の合間にもっと頑張りたいと!思い!ます!

気持ちだけは強い!

 

6週目終了。来週はプレゼン週。教授との距離感と批評的環境。

まるで定時更新のような日々。

今日もアトリエに行くつもりが、家でスケッチをいろいろ広げ始めたら最後、諦めました。明日はちゃんと朝から行こう。そうしよう。

 

制作はなかなかの行き詰まりを迎えています。

 

金曜日に先生がフラッと通りがかり、ニコニコ笑顔で「自由に〜!すべてここではきみ次第。創作とはそうじゃないか。自由にね〜。なんならそのままプレゼン迎えてもいいんだからさ〜」と言われる。

 

さらに、今のプロジェクトの触り方、というかテーマの捉え方の中で、どうだろう、これ?と戸惑いながらも手をつけ始めたものについても、たまたま教授が通りがかり

「いいじゃない!」と。

 

その一言で、自分が何にビクついていたのかに気がつく。

教授のテイストと遠いところ(と勝手に思い込んでいること)に手を出すこと。

でも面白そう、作りたい、という衝動で手を動していた。今はそれでいいはずなのに、

「評価を気にしていた」自分にハッとさせられました。

 

教授の作る作品が好きで、彼女の人柄も大好きです。

憧れの人の元で勉強するというのは、こういう緊張が付きまとうのだと実感しながら制作しています。人生で初めて「褒められたい」自分に驚いています。

 

だけど、どんなに憧れても私は彼女にはなれない。コピーにはもなれない。

そんなもの誰も望んでない。

さらに言えば、そんな邪念を教授はお見通し。

 

「私は往々にしてリアリスティックな作風だけれど、でもそうじゃないものをいいと思わないわけじゃないわ。あなたがあなたの思考と創作の中で自由になり生まれたものがいいものである、ということを見つめてごらんなさい。リアリストであっても、自由になる瞬間は本当に大事だわ。どちらにしても、いいものはいい。今作ってる、それはいいじゃない!いいものよ!」と。

 

教授からの評価を気にしていることがバレている。笑

 

でも、ふと、今日スーパーの道すがら思いました。

 

この1ヶ月半何を一番気にしていたのか。

 

自分の背景が明らかに周りに比べて特異であること。オリジナルすぎることに、躊躇していました。思いっきり、思うものを作ることにストッパーがある。でも、よく考えたらオリジナルであることほど、今の分野で大事なことはないはずなんだよ。どうしてそんなこと気にしているのか、笑えてきました。

 

新しい文化の中で、気がつかないうちに自分の制作スタイルまでも溶け込ませようとしていたのです。だから人から褒められることを積み重ねることでしか、自分らしさを取り戻せなかったんだと思います。

 

金曜日、いつもの仲良しの友達と中華ランチに行きました。

私がこの1ヶ月肉を食べてない!というと、彼女が「だから行き詰まってるんだ!」と。彼女とは入試からの仲良し。とても優しくて繊細な彼女が大好きです。

 

彼女はドイツの美大に1年別の専攻で在籍していました。ですが、希望していることが学べず、主教授ともあまり相性が良くなく、私と同じ時に試験を受けに来ていました。

いわば、ヨーロッパ芸大のサバイバルを教えてくれる先輩でもあります。

 

ランチをしながら、批評されることについて話していました。

 

私たちのクラスは特殊です。お互いに、人を傷つけるような言葉をよしとしません。コミュニケーションに人一倍気を使っています。そういう雰囲気なのです。彼女もこういう環境は初めてだと言っていました。実際先輩たちもこの環境は、みんなの意識のもとで保たれている、と言っていました。

 

私たちの共通認識で「美大生は我が強い」

アート業界の人は「強い批評性を持っている」

 

実際、彼女のいたドイツの美大では毎週金曜日に批評タイムがもうけられ、学生同士が、今作っている作品について意見を交換するそうです。

「すごいストレートだったよ」と。

 

そしてこれも共通認識として、それは別に悪いことじゃないよね、と。お互い、そういう道は通ったしね、と。ただ、どう吸収するのかを、選別できないと精神的に消化できない。だから強くなるんだよ、美大生は!笑

 

そういう批評性を養うことより、今私たちは違うことを学ぶべきだとういうことなのかもしれない。教授との距離の近さがそれを物語っている気がします。

 

今週、先週の宣言通り1週間アトリエに居た教授。

プレゼンを前に行き詰まりが渦巻くアトリエ。笑

みんなアポイントを取って相談していました。パリでのカンファレンスも私たち向けにクラスで再現してくれ、さらに映画を持ってきてくれたり。夕食時に一緒に席についてお茶をしたり。

 

私は、意味のない、個人的な、衝撃だけを狙ったような毒性のある作風があまり好きではありません。好きではない、というかそういう作品で感動したことがまだありません。「そうしたら人は驚く、身勝手さの定義?大して考えてないのに?」とつい斜めに見てしまいます。衝撃を与える作品を作るのなら、もっと責任持ちなさいよ、と思ってしまいます。芸術家だから、なんの意味もなく、責任感もなく毒だけを投げすてるような作家にはどうも共感できないのです。

 

彼女の作品の中で、そういうものを感じないこと。

それは彼女の人間性からきているのかもしれません。近い距離で触れ合う普通の時間の中で、作家性というのは見えてくるものなのかもしれません。

 

私の1日1日が自分の作品に影響を与えている。

もっと自覚して生活しようと思います。

 

 

 

 

 

 

【カナダ回想録】私が通ったハミルトンの語学学校について書いてみる

ぐーてんあーべん、、、金曜日。金曜日だけど、アトリエ。アトリエライフ。

ウィーンを楽しんでいない今のうちに、書いておきたいカナダ回想録。

 

私が住んでいたトロント近郊「Hamilton」についての簡単なお話はこちら。

 

kiikiii.hatenablog.com

 ワーホリの準備。

まずは住む町を決めるところから始まりますが、それと同時に大抵の方が語学学校に行こうと考えるのではないかと思います。

 

私はハミルトンに住みながら2つの語学学校に通いました。

まず、はじめに。私はこの2校とも、とても相性が良かったので、いい思い出しかありません。先生方にも本当に良くしていただきました。出会った人たちも優しい人ばかりで、選んだことに何一つ後悔はありません。

ですが、私のケースから離れて、今回はオススメポイントとそうじゃないこともちゃんと書こうと思います。学校選びは千差万別。一番大切なのは自分に合うかどうかだと思います。一番いいのは、現地でトライアルレッスンを受けてから決められた方がいいと思います。自分のレベルと、学校が提供してくるコースが必ずしもフィットするわけではないと思うので。

 

さて前置きが長くなりましたが、私がハミルトン到着からお世話になっていた学校は

「メトロポリタンカレッジ」という個人経営の語学学校です。

Metropolitan College

 

名前にカレッジとありますが、いわゆるカレッジではなく、語学学校です。

私は個人的にこの学校に日本からメールを送って、アポイントを取りました。

事前の入学金などもなく、どのくらい通うのかも自由。渡航前にお金は一切かかっていません。ですが、部屋を探しているということも一緒にメールしたら、たまたま知り合いのお家でルームレントで空きがでたから、と紹介してくれました。

メトロのオススメポイント

・学費が安い

私が通っていた時はフルタイムで1ヶ月800ユーロ。授業は朝10時から14時まで、月曜ー金曜毎日あります。

・フルタイムとパートタイムが選べる

生徒の中にはママさんたちもいました。子供のお世話があるのでフルタイムでは通えません。なので午前中だけ通っているパートタイムの人もいました。

・テキスト代などが一切ない

これは良くも悪くも、ですが、テキスト代などの別途費用はかかりませんでした。純粋に授業料だけで受けられます。

・自由参加のアクティビティもある

ナイアガラへ連れて行ってくれたり、トレッキングに行ったり。小さい町なりにイベントはあるので、そういうところへ頻繁に連れて行ってくれました。生徒が少なかった時なので、より機会が多かったのかな、とも思いますが、基本的には新しい生徒が入ってくるタイミングやカナダの行事に合わせていろいろ考えてくれました。

・フレンドリーな雰囲気

私が在籍していた時は、生徒がとても少ない年でした。さらにクラスメイトはママさんが多く、授業が終わればすぐ帰ってしまいます。学校のあと、遊ぶ友達を作るのが難しかった代わりに、先生が相手をしてくれました。笑

金曜日はだいたい授業のあとに先生4人と私と、もう一人メキシコ人の男の子でパブへ行ってビールを飲んでいました。今思うと、ネイティブ、しかも先生と会話をする時間がとても多かったのは非常にいい勉強だったと思います。何より、気さくに接してくれたので、プライベートな話まで気兼ねなくできました。カナダの文化もたくさん教えてもらいました。最後の授業の日には、校長先生と奥様がわざわざ私をレストランに連れて行ってくれてランチをご馳走してくれました。寂しさを感じないように、とても良くしてくれました。

・相談しやすい環境だった

私はIELTSを受ける必要があり、英語の勉強をしていました。IELTSのコースを探していると先生にぽろっと行ったところ、エキストラでコースを開講してくれました。お値段も週2回、1回2時間で2ヶ月800ユーロ。

 

メトロポリタンのこんな人は合わないかもポイント

・クラス分が少ない

もう1年以上前なので、今はわかりませんが、私がいた時はビギナークラスとその他、というくくりでした。1クラスの人数は6人前後なので、会話をするチャンスはありますがレベル分けがざっくりしています。

・中級前後の人は物足りない可能性がある

ビギナ〜から日常会話とちょっとしたテキストが読める、くらいのレベルまでがこの学校でクリアできるラインなんじゃないかな、と思います。私がいた時は生徒が少なかったので、今生徒が増えて中級クラスができていれば、そのレベルにあったことをしているかも知れません!自分のレベルがすでにわかっている場合は事前に問い合わせた方がいいかも知れません。

・きちんとしたカリキュラムはない

良くいえばフレキシブル、悪く言えばカリキュラムがない。特に入学時期などを制限していないので毎週生徒が入ってくる可能性があります。そういった理由からか、例えばまずは動詞、今週は名詞、過去形に、現在完了、といった具合に進むわけではありません。変な話、1ヶ月通おうが、1年通おうが自分でリクエストでもしない限り文法をコンプリートすることはできないと思います。ただ、決まりはないので、私冠詞がわからない!とリクエストすると授業で教えてくれます。ただ、どうもビギナークラスを見ている先生で一人、順番に教えている人もいたようです。ただ学校としてそういうカリキュラムはないと思います(だからテキスト代がない)

・本気で英語をものにするなら、ここだけでは難しい

私は結局、ライティングのスキルを伸ばすためにトロントの学校へも通いました。リクエストすればおそらくライティングの授業もやってくれると思いますが、基本的には宿題やテストがないので、自分で管理していく必要があります。ただ通っているだけではおそらく日常会話止まりです。でも正直ワーホリの1年なら、それで十分かも知れませんが。

・日本人の学生が必ずいる

これは人によりますが、この学校を紹介している日本人の方がいるので、学校には割と常に日本人の学生がいます。特にビギナークラスに多いです。そして小さい学校なので、話さない、というのは現実的ではないかも知れません。

 

総括すると、

・ワーホリの1年を楽しくするために英語をちょっと勉強したい

・プレッシャーを感じずに勉強したい

・あまり語学学校にお金をかけたくない

・日本人がいてもウェルカム

 

という人にオススメの学校かも知れません。

 

最初に書いたように、先生も人、学ぶ生徒も人。

相性がありますので、自分の目で確かめるのが一番だと思います。

【カナダ回想録】私が住んでた町ハミルトンについて書いてみる

ぐーてんあーべん。絶賛制作中。そして絶賛散漫中な夜23時。

 

そろそろ、カナダへワーホリを計画している皆さんはビザ申請に向けて目下リサーチ中かと存じます。そして、このブログ。カナダワーホリで検索してたどり着いてる方の方が多いんですね。ウィーンでのすったもんだより圧倒的な需要。いろいろ薄れる前にお役に立てるかもしれない!…多分…かもしれない…。

 

というわけで、今回はカナダ回想録。

なんだか秘密風にしていた、トロントの近くに住んでました!の真相編です。

 

私はカナダへ昨年の4月に渡り、今年の2月まで、約11ヶ月ほど滞在していました。

住んでいたいのはHamilton

 

ハミルトン (オンタリオ州) - Wikipedia

 

オンタリオ州、オンタリオ湖のふもと?トロントの逆側と言いますか。

トロントとナイアガラの中間地点ですね。

トロントからはGo Busというのに乗って50分ほど。電車も通ってます。

 

私がなぜ、この町を選んだかというと「生活費が安そう」なのと「お手頃な語学学校を見つけた」からです。

 

英語勉強したいな〜でもオーストラリアもイギリスもいまいちピンとこないな〜

アメリカはもっと想像つかないな〜

という安易な消去法でカナダを選んだ私。

そしてどうせなら滞在中にニューヨークの友達のところに遊びに行きたいな〜

じゃあ、バンクーバーより、ニューヨークに近いトロントだな〜

 

基本どうかな〜くらいなテンションで適当に場所を探していた。笑

 

で、トロントの語学学校を日本で調べていた時、1ヶ月10万くらいして、ちょっと高いな、なんて思っていた私。グーグル先生に聞いてみた。

「カナダ」「トロント近郊」「安い」「語学学校」

 

そして導き出された町がハミルトン!

 

どんな町だったかというと…

 

・生活費がトロントに比べて安い(気がする)

・町は高台のマウンテンと呼ばれるエリアと平地のダウンタウンで雰囲気が違う

・高台にあるマウンテンエリアは住宅エリア。滝のある森林ゾーンなどもある

・ダウンタウンはトロントに比べ、こじんまりしている

・生活に必要なものはだいたい小さなダウンタウンで揃う

・ちょっとした可愛いカフェも数件ある

・ちょっとしたパブやレストランもある

・ティムホートンはいっぱいある

・ライムリッジモールというショッピングモールもあるので洋服なんかも買える

・小さいけれど美術館やコンサートホールもある

・もちろんホッケー場もある

・意外とイベントが多い

・肉フェスがある

・まぁまぁな規模のお祭りもある

・まぁまぁな規模のカレッジもある

・滝が多め

・中国人御用達のインターナショナルスクールがある(ゆえに人口も多い)

・多くはないが日本人も住んでいる(ので日本人の友達もできる)

・住んでいる日本人の方は国際結婚の方が多い印象

・バスが縦横無尽に走っており、車がなくても生活できる

・バスの乗り降りで「thank you」と必ず声をかける風習がある(すごく好き)

・住んでいる人はフレンドリー(私調べ)

・ダウンタウンには不思議な人もいる(ちょっと見た目怖い)

・治安は見た目ほど悪くない(怖い思いはしていない)

・ただトロントでハミルトンに住んでるというと「ゲットータウン!」と言われる

・実際ゲットーな通りも存在するので、夜中の外出時は危ない場所へはいかない!

 

 

ふ〜こんな感じです。

 

カナダ人大好き、ティムホートンの1号店があったり

スタジアムがあったり

小さな町ですが、娯楽も少々あり、かといってトロントのように多いわけでもないので

お勉強したい、安く生活したい、という方にはいいと思います。

実際、私の1週間は学校、図書館、カフェ、スーパーで終了。

誘惑が少ないので、私の目的にはバッチリ。状況に合わせて生活を変化させながら、結局11ヶ月まるまるハミルトンに住みました。

 

最初の2ヶ月:4〜6月

平日は語学学校にフルタイムで通学

 

その後4ヶ月:6月〜9月

お隣の町バーリントンまで毎日出勤(アルバイト)

 

仕事にも慣れたその後3ヶ月:10月〜12月

平日は仕事、土曜日はトロントまで英語のレッスン

 

そして最後の1ヶ月:1月

最初の語学学校(ハミルトン)に戻りIELTSのコース

 

語学学校が少ないので、通えば日本人のお友達もできます。

前にも書きましたが、私は海外で日本人のお友達ウェルカム派なので、全然気になりませんでしたが、大きい語学学校があるわけでもないので日本人とはつるみたくない!って人はトロントのそういう学校を探された方がいいかもしれません。

 

あとは、小さい町なのでトロントのようにどんな職種でもあるかというと、そうでもないかも。仕事探しはどこに居ても大変だと思うので、実際苦労はそんなに変わらないかもしれませんが、例えばアパレルで働きたい、とか美容院とかマッサージ店で働きたいってなると、ハミルトンで見つかるかはちょっとわかりません。私が知り合った日本人の方はだいたいレストランやカフェで働いてる方が多かったです。

 

個人的には強いてあげるほどのおすすめポイントがあるわけでもない、ハミルトン。

ただ、住んでいるカナダ人はハミルトン出身、今も在住!俺の町だぜ!というくらいハミルトン好きも多かったです。クセになる町?

私もたまに懐かしくなります。

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夏によくみた路上ライブ、パラソルが可愛い。

 

 

 

 

 

プレゼン4日前。芸術教育の根底にあるストレスとの付き合い方。

この数週間、ビザやら、ビザやら、ビザ…で落ち込み気味だった私。

ブログで励ましてくださった方がいたり(ありがとうございます!)、クラスメイトが話を聞いてくれたり、そして母の母なる愛によって。

制作にカムバックしました。

 

落ち込んだ時は、もう制作が逃げ道です。

 

というのも、アトリエで皆に会うととてもハッピーな気分になります。

みんな制作で病み気味だけど、それでもアトリエにいる時間が至福の時。

 

思えば、入試試験の時に、このアトリエで制作に没頭したい!合格したい!と思ったことがよく言えば現実になってるわけですから!頑張れ私。ノーモアストレス!

 

さて入学して1ヶ月半。

最初の中間プレゼンテーションが4日後に迫っています。

 

私の専攻では「セメスター課題」という1セメスター通しで教授が担当する科目があります。この科目の比重が一番大きく、これを落とすということはすなわち留年を意味します。ウィーンに住んでいる先生方は私たちの制作状況を知っているので、この科目のプレゼン前などに他の科目で課題を出すことを控えてくれます。

ですが、授業をしているのはウィーン在住者ばかりではなく、基本的にはヨーロッパ各地から先生を招いていて、1ヶ月半に1回の割合で1−2週間ウィーンに滞在し集中講義と実習という授業スタイルが多いのです。そうなると、私たちの現在の状況まではわかりません。

 

2日前、プレゼン直後にやってくる別の課題発表ついて皆で話していました。

ベルギー在住のアーティストの先生が教える科目。この状況で、手出せるかな?皆んなで手分けする?うーん…。

大事な科目だし、素敵な先生だし、楽しんでいる授業なだけに悩ましいところです。でもやるしかないよね〜頑張ろう〜と。

 

すると翌日、仕事でウィーンにきていたそのベルギー人の先生がアトリエに夜やってきた。そしてみんなの所を回って何か話している。

 

「この前出した課題だけど、宿題にするのやめるわ!今やらないきゃいけないことじゃないし。皆プレゼンに集中したほうがいいわ。課題は授業日に皆んなで一から取り組みましょう。必要な素材は用意しとくから!」と。

 

そう、なんと。課題がキャンセルされました。びっくり。笑

 

他のテクニックの先生も「大学時代に厳しい提出期限をもうけるのには反対だね!大学時代こそ、ディープに制作に打ち込むべきだ」と自分はスーパー細かいスケジュールをこなしているのに声を大にして言っていたのを思い出しました。

 

甘い、といえばそれまでですが。

私はここにヨーロッパの芸術教育の真髄があるような気がしてならない。

 

「生徒が萎縮しないこと」

「平均的にこなさせないこと」

「才能の方向を矯正しないこと」

 

もちろん教授や先生とミーティングすれば、いわゆるダメだしを沢山されます。

生徒間でも、別にほめ称え合うわけじゃない。それでも

それが例え辛辣な言葉だとしても伝え方がうまいので、ストレスにはならない。

 

先日見に行った新しい演劇のリハーサルでも同じような光景を目にしました。

ディレクションを手掛けるのは欧米圏でも超巨匠。1つのシーンに平気で1日かけるほど情熱的です。でも驚いたことに、役者に与える「自由度」が高いのです。

 

リハーサルに連れて行ってくれた先生はこのディレクターともう数十年、多くのプロジェクトを作ってきました。彼女曰く「優秀なディレクターの多くは威圧的に細かいディレクションはしない。素晴らしい作品を作る人ほど自由の使い方がうまい」

 

彼は一人の役者の演技をわずか2時間で始めとは比べ物にならないほど、深い方向へと導いていました。一度に多くは求めません。少しずつ、少しずつ、彼の中に積み重ねるように演出を加えていきました。そして2時間後、彼の肩に手を置き「今のは良かったよ!」と褒めました。彼の演出を受けていたこの役者は非常にナイーブなタイプだそう。そのパーソナリティを知っているからこそ、そうしたのかもしれません。

 

ドイツからセメスター留学できているファインアートの学生。

彼女の主専攻は立体制作。私たちの専門分野と交わる所はあるけれど、イコールではない。なぜわざわざ?と質問すると

 

「芸術のマーケットは非常に厳しく、私は自分を変える必要があることに気がついてた。特に私の専門分野では卒業後、どう活動できるかが、マーケットとの関わり方で変わってくる。多くのエレメントを抱える違う分野で、特に対話を多く持つこの専攻で一度自分と向き合うことを先生に勧められた」のだそう。

 

「枠」がないのです。こうすれば成功できる、とか。こうあるべき、とか。

ただ、苦しむなら、前を向こう。そういう教育が根底に流れていると感じます。

 

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アトリエでのエナジー。トリプルチョコレートクッキー。激甘。