甘えられない子どもに育ててごめんね。今すぐ親孝行がしたい。

結局、ビザの残高証明をまたどうするか問題。

 

いろいろ計算したが、家賃など諸々支払ってしまった後なので、ほんの数ユーロ足りない。ここが日本だったら、ちょっと日雇いのアルバイトでもすればいい。でもビザもない状態でちょっと働くこともできない。

 

なんだか恐ろしく落ち込んでしまったところに、母から連絡が来た。

 

使う予定もない金額を提示しなければいけないことと

そもそもその場で訴えるだけの語学力と余裕のない私

 

そんな私に、いいよいくら足りないの?と優しく問われて号泣してしまった。

 

続きを読む

【学生ビザ申請】すべての書類を受け取ってもらう。しかし残高証明再提出。ウィーン編。

いつも同じような時間に更新しているとそろそろバレる気がしています。

なぜならこの時間になると集中力が切れるから。

 

ビザ申請いよいよMA35編。

※ビザの申請はケースバイケース。必ず現在の情報をご自身で確認してください。これはただの体験談で、ビザの申請方法を説明するものではありません。

※2021年現在、新しいトラブルを耳にするようになりました。この記事は2017年のものです。MA35の最新の情報を読むようにしてください。(2021.09.13追記)

 

木曜日に怒鳴られながらも、無事保険に加入した私。

 

kiikiii.hatenablog.com

保険の保証期間は翌日からスタート。来週は1週間教授がいるし、いつ大事なレクチャーが入るかわからない…。できれば今週中にすべてを終えたい!

 

続きを読む

【学生ビザ申請】健康保険に加入しに行って怒鳴られる。ウィーン編。

5週目も週末を迎えました。

「映画を見よう」という魅力的なお誘いを振り切って、ただいまアトリエで作業中。

中間プレゼンテーションが1週間後に迫っている私たち。週末もアトリエは平常可動。

 

来週中にはプレゼンのリハーサルをせねばならず。

私は目下、皆より100歩ほど遅れを取りながら作業中。

 

今すぐ暗記パンが欲しい!

翻訳こんにゃくが欲しい!

ドラえも〜ん!!!

 

ただ、今週はレクチャーというレクチャーはほとんどなかった。

つまり時間を自由に使える1週間。今しかない!いざビザの申請へ!

 

続きを読む

初心者の私が使うドイツ語辞書3種。

本日は祝日。万聖節(Allerheiligen)。

wikipedia先生曰く、6割がカトリック 教徒のオーストリア。今日、明日は日本で言うところのお盆のような位置づけです(ざっくり)。

 

明日も「死者の日」だそうで、関係あるかわかりませんが、授業はありません。

入学以来初めて見たunterrichtsfreiの文字。

1週間、パリのカンファレンスで講義をしていた教授が月曜日帰ってきたと思ったら

今週は月、火しかいられないとのこと。その変わり、来週は1週間アトリエにいるし、パリでの講義を私たちにもしてくれるそう!やった!

 

2日しか会ってませんが、月曜日は例に漏れず朝から晩まで。そう!朝ごはんをアトリエでみんなで食べました。いつもクラスごとはチューター?先生のアシスタント的な生徒が在籍生徒全員に一斉でメールしてくれます。講義を含んでるfilmナイトなども含めて、時間がある時は卒業間近の生徒がくることもあります。先生のお友達がくることもあります。月曜日も教授とお仕事をしているフランス人がフラッと一緒にパリからやってきた。なんてアットホームなんだ。笑

 

続きを読む

【観劇日記】Die Perser at Academietheater

10月31日。渋谷スクランブル交差点は凄まじいことでしょうが、ウィーンはとても静かです。そこかしこでパーティーは開催されているけれど、カナダほどの本気さもなければ、日本ほどのイベント感もあまりないといいますか。笑

 

私は昨日から風邪っぴきで今日も夕方にはアトリエを出て帰ってきました。ここ1週間ほどでアトリエでは風邪が流行っています。もちろん誰もマスクなんてしないし、薬も大抵は飲みません。

そもそもマスクに関してはよっぽどでない限り、欧米では見かけないものです。それに加えてオーストリアでは新しい法律が加わって、さらに見かけないようです。日本でもニュースになったので知ってる方もいるかも。

続きを読む

最初の1ヶ月にした事。ウィーン編。海外生活は最初が忙しい。

ただいまウィーンは夜中の1時。

サマータイムが終わるのを待っているわけではなく、黙々とドイツ語の本を翻訳しているわけです。ですが、言うなれば2歳が村上春樹の本を読んでるようなものなので、途方もなく時間がかかります。

 

そう、集中力が切れてきたので、ブログでも。笑

 

もう間もなくウィーン生活も2ヶ月目に突入です。

言うまでもなく、最初の1ヶ月目というのはとにかく忙しいです。

でも過去のデンマークより、カナダより、今回が一番忙しかった!!

何がって?

手続きが!!!!

 

次から次へと押し寄せる手続きの山を乗り越えて、なんとか生活が形をなしてきました。というわけで、ざっくりと忙しかった内訳を。これからウィーンに住む人以外はきっとなんの興味も湧かないと思いますが…。

 

その1:家賃とデポジットを銀行振込。

今思えば、どう考えても私は頭が悪すぎました。そもそも、家賃とデポジット分は日本から現金で持ってきていました。なので、素直に銀行に行き、振込用紙を書き、現金で振り込みたいと窓口に行けばよかったのです。すぐに終わった気がします。たぶん。

なのに、どいういうわけか、銀行口座がなければ払えない!と思い込んでいました。

というわけで、なぜか銀行振込の前に、銀行口座を開く事に奮闘しました。

 

その2:住民登録(Meldezettel)

銀行口座を開くには住民票(Meldezettel)が必要です。まずはここから。

私は学生寮なので、運営会社がすでに私の名前、住所、大家のサイン欄にサイン済みのMeldezettel申請用紙を入居書類と共に初日にもらっていました。ですがその事に気がつかずに、役所へ行き、その場にあるMeldezettelに記入。そして大家のサインが必要だから、と帰されました。家に帰って、さて、どこでサインもらうんだろうと思い書類を広げて初めて、そもそもサイン入りの書類をもらっていた事に気がつきました。

ひどい。笑

そんなわけで、2回行ったわけですが、どちらも待ち時間5分。手続き5分で終了。

Meldezettelの手続きについては市内の役所ならどこでも対応してくれるようです。

ホームページで場所を調べて行きました。

www.wien.gv.at

私が行ったのは

Magistratisches Bezirksamt 4. Bezirk

駅から近くて迷わなそうだったので。駅から3分くらい。近い。

 

<持ち物>

•パスポート

•サイン入りの申請用紙

•大学の入学許可書

 

朝9時頃にどちらも行ったので普段混んでいるかは不明。でも朝は空いてました。

コピー機もあったので、その場で原本からコピーも作成。

 

その3:銀行口座を開く

銀行:Bank Austria

<持ち物>

•パスポート

•Meldezettelのコピー

•大学の入学許可書のコピー

 

私は学生ですが、残念ながら年齢制限に引っかかり、学生用口座(維持費無料)は開けませんでした。一番維持費が安いもので月額8ユーロほど。後で変更も出来ると言われたので、とりあえず安いものに。

対応してくれたお姉さんがとにかく親切で、英語で全部説明してくれた上に、ドイツ語の書類なので大事なところに線まで引いてくれ、さらに不明点があったらと、電話番号までくれました。飛び込みで朝9時ごろ行って、30分ほどで終了しました。

そしてそのまま現金を口座に入れて、やっと家賃とデポジットを支払いました。その場でネットバンクへのアクセスも出来るようになります。

 

キャッシュカードの暗証番号:口座開設から3日ほどで郵送で届きました。

キャッシュカード:暗証番号が届いた次の週、口座開設から10日ほどで届きました。

 

ちなみに届いたキャッシュカードのICチップに不備があり、ただいま新しいカードを注文中です。新しいカードも銀行の窓口で話したらすぐその場で注文してくれました。

 

その4:大学の授業料を払う

①9月中旬、仮学籍登録をオンラインで行う。

②大学の学生課へパスポートを持って行き、授業料の支払い用紙をもらう。

③授業料を支払ったら、大学から学籍登録完了のメールが届き、また学生課へ。

そして晴れて本学生として学生証などが発行されます。これで在籍証明ももらえるので、ビザの申請へと駒を進められるのです。

 

11月にこなすべきミッションは2つ。

その5:保険に入る

その6:滞在許可の申請

日本で申請した書類に有効期限があるので、11月中には申請を終えなければなりません。まだまだ先は長い。

 

デンマークでもカナダでも同じようなことをしたのですが、とにかく大学の授業が今月はみっちりと詰まっていたので、合間を縫って行くのが大変でした。

 

日本でも引っ越したら、郵便局やら区役所やら、住所変更各種でバタバタしますよね。

ただ勝手がわからないことを除けば、実は日本の役所よりも仕事はテキパキしているなという印象です。テキパキというか、シンプル?必要最低限?

まだこういう手続きで嫌な思いはしていません。自分がわからないだけ。笑

 

さて、ビザの申請はどうなることやら。頑張ります〜!

ハンバーガーとブルク劇場と軍事史博物館に公演前リハーサル。週初め3日間。

明日は祝日。オーストリアの建国記念日です。

 

まだ水曜日ですが、気分は金曜日。

 

今日も朝からパンパンに詰まっていたスケジュール、授業と授業の間にランチタイムが設けられておらず、駅からパンをかじりながら「we are so poor!」と。笑

 

予定より1時間ほど巻いて、今日の授業は終了しました。

なぜなら、夜のクラスが前回、とにかくみんなの体力を奪いまくったドラマツルギー。

 

オフィシャルでは1thセメスターから4thセメスターまでの生徒向けですが、先生のインパクトが大きく、セメスター初日に他の先生と1時間以上も討論を白熱させたスーパーアカデミックな人物。他の先生と毛色が違うことから、興味をそそり、前回はオフィシャル外の生徒も多かったのですが…

 

とにかくアカデミックでグイグイなので、今日の授業は前回の3分の1くらいしか生徒がいなかった。ゆえに4時間の予定が3時間で終了。

とはいえ、彼のあのキリキリした感じ、もっと話せるようになって、ぎっちり聞きたいなと思わされます。気が合うかはまた別ですが。笑

 

授業後に先輩の作品のお披露目がミュージアムクオーターであるから、みんなでオープニングパーティーに行こうと誘われました。割とクタクタでしたが、明日は休みだし。アトリエで話すことはあってもお出かけするような仲じゃない子達に誘われたので、行ってみました。みんなでゲームしながら軽く一杯。そして展示作品を見て、今ちょうど開催されているヴィエンナーレの会場をふらっとして21時ごろ解散。

 

明日は今日誘ってくれた友達と昼間は何かエキシビジョンを。

夜もまた別の友達が夕食会するからとお家にお呼ばれしています。

 

友達を作る努力!身を結んでいる!(自己満)

 

今日、バーでウェイターの人が割と特徴的で、つい口癖を真似していたら(新しい言語はなんでもコピーしてみる癖があるんです。)向かいに座ってた友達に爆笑されて

「あなたの将来が(ペラペラになったら)本当楽しみだわ。」と。

喋れないなりに笑ってもらえて何よりです。私も違う意味で将来が楽しみ。笑

 

 

 

表題は私の月曜日から水曜日まで。

 

月曜日

入学して初めてレクチャーの授業のない日!つまりフリー!

入試の時から仲良くしてくれている友達と、これはゆっくりランチに行こう!何かアジアンなものを食べよう!と。入学以来初めて外でランチを食べました。ご飯はゆっくり食べるものだと実感。でも寒すぎて早々にレストラン探しを諦め、小洒落たバーガーショップへ。量が多い。

 

火曜日

19時ごろまでアトリエでレクチャーやら作業やら。20時開演のブルク劇場に滑り込み観劇。割と賛否両論な演出で、終了後はもちろん、翌日も見たメンバーの中で飛び交うレビュー。でもこういう話で自分の意見と相手の意見をきっちりいい合える場が幸せ。ブルク劇場(Burgtheater)自体は華やかな劇場なので、ウィーンに来たらぜひ。おすすめです。

 

水曜日

朝から教授と今受けているレクチャーの講師からおすすめ(という名の見に行くべきリスト)最上位にあった軍事史博物館(Heeresgeschichtliches Museum)へ。

その名の通り軍事品が所狭しと展示されています。その後、今レクチャーを受けている先生がやっている仕事のリハーサルを見せてくれるということで、リハーサル場へ。

そして冒頭の通りパンをかじりながらアトリエに戻り、ドラマツルギー。そしてミュージアムクオーターへ。

 

 

バラバラなようで、この3日間で共通して思ったことがあります。

火曜日に観劇した舞台しかり、今日見に行った軍事史博物館しかり。時間を見つけて、近現代の西洋史やギリシャ神話を一から勉強し直す必要がある気がします。

 

今取り組んでいるセメスタープロジェクトもそうですが、「日本人の私」という視点から「現代に生きる私」という視点を持たなければ、と思います。

 

不思議な現象ですが、ここに来て初めて「日本人の私」ではなく「私」の方にみんなのフォーカスが当たっており、さらにいえばその「私」はグローバルである事を期待されている感じです。

 

簡単に説明すると、例えば過去のデンマークやカナダでは質問の内容が

「日本ってさ〜?」「日本のここが面白いよね」「日本って…」とまるで日本代表として、私は日本の事を聞かれる事が多かったのです。

 

でも今は日本はあくまで私のバックグラウンドの一つ。それ以上に「あなたは?」という状態です。そして「日本人」に聞いているのではなく「私」に聞いているので、他のみんなと同様に西洋史の事もシェイクスピアもギリシャ神話も、政治の事ももちろん、なんならイタリアの貴族の話まで同レベルで意見を求められます。

 

というわけで、次のクリスマスホリデーに読むべき本が決まりました。

イタリアの貴族の話は一番最後にしようと思います。笑