英語?ドイツ語?と聞かれると答えにどもる。微々たる成長を噛み締めて。

8週目、順調にぎゅぎゅうです。

 

もうここまで授業が詰まってると、笑えてくる。今日もランチ設定0時間。

 

「今日ランチ時間ないよね…?」

「Ja…」

 

もはやお決まりの会話になってきました。とうとうクラスミーティング中に我々1年生はせっせとご飯を口に運ぶほどに。でもゆる〜いので、ボナペティーと言われるだけです。せめて15分!授業の合間が欲しいものです。笑

 

いつまで忙しいのか、わかっていることは1セメ中はこれが続くということ。ほぼアトリエで朝から晩まで座って何かしているので、ぶくぶくと太っていくのが一番気がかりです。頭だけひたすらランニングしているのでクッキーとコーヒーがやめられない。笑

 

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ドイツ語クラスのスタートともに8週目に突入。

プレゼン後、気が抜けたようにグーたらしていました、こんばんは!

 

7週目は月火とプレゼン、水曜祝日、木曜日と金曜日で8時間のレクチャー×2日間。

 

水曜日は宣言通り、寝て、寝て、食べて、寝て、食べて…ぐーたらもいいところです。

カウチポテトどころか、ベットから全然出ませんでした。ピクニックの誘いにも全く気がつかないほどのグータラ具合。ひどい。

 

そして木曜、金曜日はドイツからゲスト講師が来ており、1日8時間、ひたすら話を聞き続けました。なかなか、辛いです。興味があっても、ぼんやりしちゃいます。笑

 

そして土曜日はまたもピクニックの誘いが。残念ながら、日本から靴を2足、しかもピクニックには俄然不向きな仕様とあって泣く泣くまた断りました。この寒空に森へ行くというのも、あれですが。ピクニックブームのようです。笑

ぬくぬくと日本人の友達とスカイプ。その後、夕方にバイト終わりの友達から電話が来てクリスマスマーケットへ。楽しかったのでまた別で書きたいです!

 

日曜日も日本の友達とだらだらとスカイプ。2日間、何が、というわけでもなく、久しぶりにスーパークリアな言語、母国語で話したら思いの外疲れました。楽しかったけれど!!!日本語って結構厳しいんだなぁと。いや、普段ぼんやりした言語の中で生活しているギャップですね。

 

そしてぼんやりした言語、ドイツ語のクラスがとうとう今日から始まりました!

 

本当は10月から取りたかったのですが、履修登録に間に合わず。しかも専攻のスケジュールもパンパンで、どちらにしても無理だった。ので2ヶ月越しのドイツ語クラスです。私はとにかくビギナーなので、ビギナークラスへ。同じ大学の他の専攻の生徒と一緒に受けてきました。

 

たっ楽しい!

 

自分のレベル(初心者)のドイツ語を初めて聞き、私の恐ろしい発音でも理解してくれる優しい先生とクラスメイトに感動すら覚える。理解できるって清々しい。質問できるって幸せ。と、大満足な1回目でした。これから週に2回ある授業、なるべく出席して頑張ろうと思います。先生が厳しかったり、ここでもついていけなかったらどうしようと心配していたのでホッとしました。

 

そうそう、題名の通り、このドイツ語クラスになんとデンマークから来ている生徒が3人もいたんです。授業の説明は基本ドイツ語、難しいことは英語でしてくれます。その2言語に混じって、もう一つなぜか理解できる言語が…なんだ?と思ってよく聞いていていると、デンマーク語でした。

 

私、2011年から2012年に10ヶ月ほどデンマークのフォルケホイスコーレにいました。なので、簡単なデンマーク語なら話せます。いきなりアジア人にデンマーク語で話かけられて3人とも最初はぽか〜んとしてましたが。笑

もう友達とのスカイプ以外でデンマーク語を使うことはないだろう、と勝手に思っていた私。まさか、ウィーンで出会うとは。

「上手だね!発音が可愛い」と褒められ(?)ました。

発音が可愛い=日本語訛りがひどいということです。デンマークの友達に未だに言われます。でも例えるなら、片言の日本語を話す外国人的なニュアンスなので前向きに捉えています。もうデンマーク語が上手くなることはないでしょうし。デンマークの友達に関してはネタ、いじりですので。笑

 

ウィーンに来てもう直ぐ2ヶ月。

でももう4ヶ月くらい居る気分です。

 

2年生の友達が、「2年かぁ〜もう4年くらい勉強してる気分だよ。それぐらい色んなことをした気がする」と言っていたのですが、私もそんな時間の経過を感じます。

 

私も含めて、全体的にちょっと疲れ気味なアトリエ。

12月に入れば、あっという間に最終プレゼンが来て、提出物の嵐が来て、そしてクリスマスホリデーです。一つ一つ、取りこぼさないように少しでも吸収していこう!

物乞いをめぐる気持ちの変化、カナダ、そしてウィーン。

祝ビール解禁!

中間プレゼンテーションが無事終了しました。結果は、悪くなかったのでは…too goodのお言葉もいただき、キリキリして死にそうだった胃も落ち着きました。

こんなに緊張したプレゼンは初めてだった…でも明日の祝日を挟んで木、金とさらなる山場を迎える…ペラペラになりたい…なっても緊張するだろうけど…

 

ひとまず、寝れない、食べれない2週間を乗り越えたご褒美にビールを解禁。

ビールが安い。1ユーロ切ります。そしてずっと気になっていた激安ミニワインも買ってきた。

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大学の友達に歳を聞かれる唯一の方法

ぐーてんあーべん。

明日はいよいよプレゼンが回ってきちゃうのに、なんだか内容がまとまりません。

30分!長いのか短いのか!

いや長い。そうだ、長いよ、と思い出しました。入学試験の時も30分のプレゼンが面接以外にあったのですが、ふ〜話し終わったかな…と思って周りを見渡し、あれ、まだ皆さんの視線が…「え〜っとそれから〜」を3回くらい繰り返し、話し続けたことを思い出しました。

 

というわけで、人生で初めて、プレゼン前に原稿を書こうと思います。書けたところで、発音にも問題があるので、全部伝わるかは怪しいですが。笑

 

さて、今日は3年生(セメスター性なので厳密に言うとちょっと違うけど)から2年生までがプレゼンを行いました。科目はメインの教授担当のもの。ですが、ほとんどの科目の先生が来ていたし、もちろん生徒も今セメスター卒業組以外は一緒に聞きます。

 

テーマは一緒なのに、全員の捉え方が違い面白かったです。もっとすべての、1語残らず理解できたらもっと面白いのに!似ているところがないっていうのは興味深い。

 

最近、やっと、ようやく皆んなの名前を覚えてきました。

だって難しい名前が多いから…

でも、知っているのは、名前と出身と、どの辺に住んでるかと…好きな飲み物とか食べ物とか、作風くらいです。年齢を知っているのは同期のメンバーだけかもしれません。あとはだいたい20代前半だなぁ〜くらい。

 

今日、お昼にスーパーに行こうと思ったら、ちょうど3年生のドイツ人の女の子と一緒に行くことに。私は彼女と彼女の彼氏と一緒にお出かけしたことがあり、話題は恋愛の話に。そして質問に答えていると

「ちょっと待って?どういうこと??えっ今何歳???」

と聞かれました。

別に離婚歴も結婚歴があるわけでも、経験豊富とかそんなんじゃないですよ。

「えっ32歳だよ」

「えっ!うそでしょ!」

と英語とドイツ語で確認される私。言い間違えてると思われる。

 

相当衝撃だったのか、アトリエに戻りテイクアウト組で机を囲んでご飯を食べていると「ねぇ32歳って知ってた?」とみんなに聞いてました。

 

ちなみに同い年の子が3年生にもう一人います。彼女はさらに既婚者。でも32歳、大学1年生はこっちでもさすがに珍しいので、だいたいみんな知ってます。知ったところで別に扱いは変わりません。ただ、知らないところで噂されてんだな。笑

 

そんなこんなで、カナダでも聞かれなかったし、歳を聞かれないことに慣れてしまっていたのですが、唯一必ず聞かれる方法を発見しました。

 

恋愛話で歳がバレる。

【カナダ回想録】IELTSのために通ったトロントの土曜クラスについて書いてみる

明日から(朝の4時だから今日から?)またウィーン生活へカムバックします。

その前に、カナダ回想録をキリのいいところまで。

 

カナダで私が住んでいた町Hamiltonについてはこちら

 

kiikiii.hatenablog.com

 Hamiltonで通っていた語学学校についてはこちら

 

kiikiii.hatenablog.com

 

そして、もう1校通っていた学校があります。

Develop Language Institute

developlanguage.com

 

ハミルトンの語学学校に2ヶ月と少々通い、その後3ヶ月、ネイティブの中でのアルバイトもだいぶ慣れていた頃。飛び交う英語のスピードに最初こそ戸惑ったものの、リスニングはいい感じに伸びてきた。と同時に自分が似たような文法ばかり使って話していることにも気がつきました。気がついただけでは、スピーキングは伸びません。

 

さらに同じ頃、IELTSの問題集でライティングの勉強も始めました。ですがさっぱりどう書いていいかわからない…。日記のように毎日の出来事を書くことはできるようになっていたのに、「説明」や「論調」での文章の書き方がさっぱりわからない。

 

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6週目終了。来週はプレゼン週。教授との距離感と批評的環境。

まるで定時更新のような日々。

今日もアトリエに行くつもりが、家でスケッチをいろいろ広げ始めたら最後、諦めました。明日はちゃんと朝から行こう。そうしよう。

 

制作はなかなかの行き詰まりを迎えています。

 

金曜日に先生がフラッと通りがかり、ニコニコ笑顔で「自由に〜!すべてここではきみ次第。創作とはそうじゃないか。自由にね〜。なんならそのままプレゼン迎えてもいいんだからさ〜」と言われる。

 

さらに、今のプロジェクトの触り方、というかテーマの捉え方の中で、どうだろう、これ?と戸惑いながらも手をつけ始めたものについても、たまたま教授が通りがかり

「いいじゃない!」と。

 

その一言で、自分が何にビクついていたのかに気がつく。

教授のテイストと遠いところ(と勝手に思い込んでいること)に手を出すこと。

でも面白そう、作りたい、という衝動で手を動していた。今はそれでいいはずなのに、

「評価を気にしていた」自分にハッとさせられました。

 

教授の作る作品が好きで、彼女の人柄も大好きです。

憧れの人の元で勉強するというのは、こういう緊張が付きまとうのだと実感しながら制作しています。人生で初めて「褒められたい」自分に驚いています。

 

だけど、どんなに憧れても私は彼女にはなれない。コピーにはもなれない。

そんなもの誰も望んでない。

さらに言えば、そんな邪念を教授はお見通し。

 

「私は往々にしてリアリスティックな作風だけれど、でもそうじゃないものをいいと思わないわけじゃないわ。あなたがあなたの思考と創作の中で自由になり生まれたものがいいものである、ということを見つめてごらんなさい。リアリストであっても、自由になる瞬間は本当に大事だわ。どちらにしても、いいものはいい。今作ってる、それはいいじゃない!いいものよ!」と。

 

教授からの評価を気にしていることがバレている。笑

 

でも、ふと、今日スーパーの道すがら思いました。

 

この1ヶ月半何を一番気にしていたのか。

 

自分の背景が明らかに周りに比べて特異であること。オリジナルすぎることに、躊躇していました。思いっきり、思うものを作ることにストッパーがある。でも、よく考えたらオリジナルであることほど、今の分野で大事なことはないはずなんだよ。どうしてそんなこと気にしているのか、笑えてきました。

 

新しい文化の中で、気がつかないうちに自分の制作スタイルまでも溶け込ませようとしていたのです。だから人から褒められることを積み重ねることでしか、自分らしさを取り戻せなかったんだと思います。

 

金曜日、いつもの仲良しの友達と中華ランチに行きました。

私がこの1ヶ月肉を食べてない!というと、彼女が「だから行き詰まってるんだ!」と。彼女とは入試からの仲良し。とても優しくて繊細な彼女が大好きです。

 

彼女はドイツの美大に1年別の専攻で在籍していました。ですが、希望していることが学べず、主教授ともあまり相性が良くなく、私と同じ時に試験を受けに来ていました。

いわば、ヨーロッパ芸大のサバイバルを教えてくれる先輩でもあります。

 

ランチをしながら、批評されることについて話していました。

 

私たちのクラスは特殊です。お互いに、人を傷つけるような言葉をよしとしません。コミュニケーションに人一倍気を使っています。そういう雰囲気なのです。彼女もこういう環境は初めてだと言っていました。実際先輩たちもこの環境は、みんなの意識のもとで保たれている、と言っていました。

 

私たちの共通認識で「美大生は我が強い」

アート業界の人は「強い批評性を持っている」

 

実際、彼女のいたドイツの美大では毎週金曜日に批評タイムがもうけられ、学生同士が、今作っている作品について意見を交換するそうです。

「すごいストレートだったよ」と。

 

そしてこれも共通認識として、それは別に悪いことじゃないよね、と。お互い、そういう道は通ったしね、と。ただ、どう吸収するのかを、選別できないと精神的に消化できない。だから強くなるんだよ、美大生は!笑

 

そういう批評性を養うことより、今私たちは違うことを学ぶべきだとういうことなのかもしれない。教授との距離の近さがそれを物語っている気がします。

 

今週、先週の宣言通り1週間アトリエに居た教授。

プレゼンを前に行き詰まりが渦巻くアトリエ。笑

みんなアポイントを取って相談していました。パリでのカンファレンスも私たち向けにクラスで再現してくれ、さらに映画を持ってきてくれたり。夕食時に一緒に席についてお茶をしたり。

 

私は、意味のない、個人的な、衝撃だけを狙ったような毒性のある作風があまり好きではありません。好きではない、というかそういう作品で感動したことがまだありません。「そうしたら人は驚く、身勝手さの定義?大して考えてないのに?」とつい斜めに見てしまいます。衝撃を与える作品を作るのなら、もっと責任持ちなさいよ、と思ってしまいます。芸術家だから、なんの意味もなく、責任感もなく毒だけを投げすてるような作家にはどうも共感できないのです。

 

彼女の作品の中で、そういうものを感じないこと。

それは彼女の人間性からきているのかもしれません。近い距離で触れ合う普通の時間の中で、作家性というのは見えてくるものなのかもしれません。

 

私の1日1日が自分の作品に影響を与えている。

もっと自覚して生活しようと思います。

 

 

 

 

 

 

【カナダ回想録】私が通ったハミルトンの語学学校について書いてみる

ぐーてんあーべん、、、金曜日。金曜日だけど、アトリエ。アトリエライフ。

ウィーンを楽しんでいない今のうちに、書いておきたいカナダ回想録。

 

私が住んでいたトロント近郊「Hamilton」についての簡単なお話はこちら。

 

kiikiii.hatenablog.com

 ワーホリの準備。

まずは住む町を決めるところから始まりますが、それと同時に大抵の方が語学学校に行こうと考えるのではないかと思います。

 

私はハミルトンに住みながら2つの語学学校に通いました。

まず、はじめに。私はこの2校とも、とても相性が良かったので、いい思い出しかありません。先生方にも本当に良くしていただきました。出会った人たちも優しい人ばかりで、選んだことに何一つ後悔はありません。

ですが、私のケースから離れて、今回はオススメポイントとそうじゃないこともちゃんと書こうと思います。学校選びは千差万別。一番大切なのは自分に合うかどうかだと思います。一番いいのは、現地でトライアルレッスンを受けてから決められた方がいいと思います。自分のレベルと、学校が提供してくるコースが必ずしもフィットするわけではないと思うので。

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