カナダで生活していて、一番驚いてること。
「あれ、私、余所者なのになんかそんな気しないよ。ここ外国?」
カナダ全域、すべての人には共通しないであろう、
でも私の体験の中での大きな収穫、カナダってこんな国という話。
カナダに着いて、数日。
最初はバスのシステムも分からず、ティムホートンに行ってもオロオロ。
それでも慣れてきた頃、ふと思った。「あれ?みんな私に普通に英語で話しかけてくるぞ。私カナディアンじゃないのに。」
パリを旅行した時、私に道端でフランス語で話しかけてくる人は居なかった。
デンマーク?初対面は英語で話しかけられること多かったなぁ(優しさ)。
ドイツでも台湾でも現地の言葉でいきなり話しかけられなかったなぁ。
でもカナダ人
スーパーで「このソース使ったことある?美味しいかな?」って話しかけてくる。
バス停で「次のバス10分後よ〜」って聞いてないけど教えてくれたり。
バスの運転手さん「How are you?」って話しかけてくれる(都会じゃないから?)。
そして私は日本で「見た目日本人っぽくない」人にいきなり日本語で話しかけるか?
きっと英語で話しかけると思います。笑顔でHow are you?って言っちゃいそう。
でもやっぱりそりゃそうだ、とも思う。
そして極めつけ、病院での話。
病院に行った経緯はこちら↓
デンマークで病院にお世話になった時(実は最終的に2ヶ月ほど通院した)。
担当医が変わると「デンマークになんでまた?デンマーク語わかるのね〜へ〜(ニコニコ)」と外国人として扱われた。電車や、たまたまお話したデンマーク人の最初の入り口はだいたいそんな感じ。もちろん、移民してるわけじゃないし、全く気にならなかった。そりゃそうだよね。私、日本人だし!
でもここカナダ。病院でも何も聞かれない。
そう、外国人感がない。
もちろんbarとかで私の英語を聞いた人が、はっは〜ん新参者と気がついて、どっから来たの?はあるけれど。
なんなら、「なんで日本に帰るんだ?」とまで言われるこの感じ。
ちょっと失礼だけど。笑
さすが多人種国家、移民国家カナダ!
それはそれは、生活の中でしみじみと感じます。
これまた学校の先生談。←ちなみに深い愛国精神をお持ちです。LOVEカナダ。
「アイリッシュ系カナダ人とか、チャイニーズ系カナダ人とか、グリーク系カナダ人とか、糞食らえ!(←言ってたけども。笑)みんなただのカナダ人じゃ!」
世界が移民排除に向かう中。
もちろんそこには深い根っこと、現在進行形で続いている理不尽な色々と、複雑に絡まってしまった理由があるわけですが。
カナダ人曰く、現首相になって昔のカナダが帰ってきた「ようこそカナダへ」というこの雰囲気。
もちろん、これは「私の体験」
人が違えば、時期が違えば、場所が違えば、それは姿を変えるけれど。
外国に住んで余所者感がないのが、移民国家としての歴史だと思った話。