We Love You. カナダの会社退職と忘年会編。

雪かきされた後の道に雨が降って夜になるとスケートリンク状態。

もう2度と転びたくはないので、極力夜は出歩きたくありません、KiKiです。

 

タイトル通り、私のカナダワーキングライフは一応昨日で区切りとなりました!

帰国日も決まりましたので、それに向けて最後の悪あがきで英語のブラッシュアップのため学校に戻りつつ、旅行もしつつの予定です。

 

今週、オフィスに出向く必要のある案件が出たので、久しぶりの5時起き。

朝が寒すぎて、マイナス17度ってもはや痛いです。顔をストールで覆い目だけを出してバス停に。バス来なかったら死ぬかもと思いました。寒すぎると髪の毛だけでは頭は保護されないので、これからカナダに来る皆様冬の持ち物は

 

  • 手袋→内側か外側に風を通さない素材付きがGood!
  • コート→防水加工、フード、お尻が隠れるのがオススメです
  • 帽子→日本のおしゃれニットかぶりではなく、耳と頭を保護してください
  • ストール→おしゃれに巻いてる場合じゃない、顔を覆えるくらいロングがいい
  • スノーブーツ→内側モコモコ、外側防水加工、ミディアム丈以上は必要

初心者にはこのくらいは必要だと、初心者の私からのご提案であります。

カナディアンはそんな私の横でまさかのスニーカーにレギパンなんて言えません。

 

いつもの寒いぜという話はさておき、

 

今週の出勤時に上司と相談して、じゃあ1月は新しい人でもうまくいかないことがあれば手伝うという約束で年内退職ということで了承してくれました。もう早朝のバス停で命の危険を感じずに済みます!ありがとう!寂しい!でも命には変えられない!

 

そんなこんなで、会社自体もクリスマスあたりからお休みをとります。その前にとソーシャルパーティー、またの名を忘年会が金曜日に開催されました。

 

場所はなんと…オフィスのショールーム

そこに色々とディナーとお酒を並べて、ショールームのスクリーンに映像を流しながら

びっくりのスタート時間…午後1時半!←早すぎないか?

 

オフィスのショールームは基本的にアポイント制だからいいとしても、電話は営業時間内なのでガンガンなります。でもお酒もガンガン飲みます。この会社でこんなに適当な状態を見たのは50周年のバーベキュー以来です。突然のフリーダム。笑

 

そしてスクリーンには今年手がけた案件の完成写真が流れます。それをみんなで鑑賞。「これは素晴らしい!」「いや〜いい仕事だね」「大変な中本当によくやったよね〜」と自画自賛しながらお酒を飲み、チキンウィングと寿司を食べるのです。昼に。

 

ツッコミどころが満載。

「エッグノッグでスクランブルエッグ」というカナダ版親父ギャグも堪能し。

 

ひとしきり仕事の話をしたら、みんなでたわいもない話をします。飼ってる犬の賢さとか、ハネムーンの思い出話とか、自分の地元の冬とか、スキーで毎回怪我するのに今年も挑戦する話とか。私が一番新参者なので、そんな会話の中でも誰かが、「あっ彼の犬はシェパードで大きいのよ」とか「彼はもっと北の出身で〇〇って街なんだよ」とか注釈を入れてくれます。優しい酔っ払いです。

 

KiKiはいつ帰るの〜?何で帰るの〜?日本は寒いの〜?と色々聞いてくれました。

あっちなみにKiKiというのは職場でつけられたあだ名です。ロバートがボブみたいな。

 

入りたての頃は、緊張と速い英語の応酬に縮こまり、雑談が一番苦手でした。ボキャブラリーが少なすぎて何の話かわからないこともあったり。でも7ヶ月働いた結果、お酒の雑談でもプレッシャーを感じずに話せるようになりました。英語が得意になったというより、誰も私の英語を笑ったりバカにしたりしないので安心して話せるようになったんだと思います。

 

そして宴もたけなわ、午後4時半(3時間も飲めば十分ですが。笑)

片付けをして、さぁ帰ろうかなという頃。

オーナーが一人ずつにクリスマスカードを渡してくれました!

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ギフトカード付きです。嬉しい。

 

そして

今日がおそらく私の最後だろうと知っていたオーナーや上司が

「We Love You」

とぎゅっとハグしてくれました。「本当はあなたにカナダに残って欲しい、それくらいよく働いてくれて」と言ってもらい、私も「この会社で働けたことがカナダでの一番の思い出です。感謝してます。」と伝えることができました。

 

街中でお母さんが子供をキスして抱きしめたり、友達と別れる時にハグしたりと愛情をストレートに表現してくれるここカナダでは職場でもそれは変わらないんだなと。

 

いい会社だったなと、帰り道しみじみと感動しました。

誰かを責めたり、プレッシャーをかけたり、かけられたり。そういう状況に一度も遭遇しませんでした。いつも笑顔で、誰かが大変な案件を抱えてる時はみんなで共感しまくるのです「なんて君は大変なことを頑張ってるんだ!」と。30代になってから誰かに何かを教えたりする機会が増えた私は、我が身を猛省しました。「温かい雰囲気」を作れる大人にならないといけないなと学ぶことが多かったです。

 

幸せな経験でした!ありがとうっカナダ!

 

追記:最後まで誰にも年齢を聞かれませんでした。さすがだな。笑