英語が日本語に勝利した瞬間。頭の中の話。

明けましておめでとうございます。

NY行きのバスの中で新年を迎えましたkikiです。

 

ここ数日、ニューヨークへ旅行に行っておりました。ニューヨークは想像よりとても楽しかったです。私はアート鑑賞が趣味なので、そのレベルの高さに感動やら悔しいやら。ご飯もコーヒーも美味しくて、人にも恵まれたいい滞在となり、半年か一年くらいなら、住んでも楽しそうだなぁと思ったくらいです。

カナダでの前評判が悪すぎたというのもありますが。笑

 

さて、旅行の楽しかった話はまた別の機会に。

今回は自分の中でとても印象的な出来事がありました。それが「英語が日本語に勝利した瞬間」これは私の頭の中での話で恐縮ですが個人的にはとても貴重な体験だったなと思うので記事に残したいなと思います。

 

 

MOMAへ行った時のこと。

流石、NYを代表する美術館なので世界中の観光客が訪れ、それは連日大混雑です。少しでも行列を軽減させる為か、まぁ技術の進歩かと思いますが、作品の解説を携帯のアプリで聞く事ができます。実は美術館で音声ガイダンスを借りるにはパスポートとクレジットカード以外の写真付きIDを提示する必要があり、私は見せらるIDを所持していなかった為、美術館のアプリをiPhoneにダウンロードして利用しました。

 

最初のフロアからガイダンスを聴きながら移動し始めました。ガイダンスは英語でしたが、私の語学力でも理解できるレベルで快調。いい感じに鑑賞していました。そして5階に入ったら(MOMAは6階までフロアごとにテーマが変わります!広い!)ある作品で急にガイダンスが日本語に。どうやらこのアプリはiPhoneの言語設定に合わせてガイダンスの言語も優先順位が付くようだと、その時初めて気がつきました。5 階にはゴッホやモネなど日本人観光客にも人気の作品が多いので日本語のガイダンスが多いようです。

 

ここで突然、ものすごい違和感が襲ってきたのです。言葉にするなら日本語のガイダンスに対して

「えっ分かりづらい」

「なんか言葉のチョイスが作品とマッチしなくて気持ち悪い」

「すんなり説明が入ってこない」

 

そして違和感に耐えきれずその場で自分のiPhoneの設定を英語に変更し、英語のガイダンスだけを流しました。

 

ここ1ヶ月ほど、勉強をしていても英和辞書を引くより英英辞典を使い始めていたのも関係しているかもしれません。なんだか分からないのですが、英語文化のものを日本語変換してもしっくりしなくなってしまったんです。

 

そしてとうとう、リスニングすら、日本語が英語に負けました。初めての体験でびっくりしました。デンマーク語を勉強していた時には途中で辞書すら引かなくなったので、そういう経験は無かったし、環境的に後半は日本語が混じるということがほぼありませんでした。

 

最近、危ないなと思っているのは日本語を話している時につい英語の単語を挟みそうになることです。相手も英語を話す人だったらいいのですが、そうじゃない場合って

「えっなんか鼻にかけてるみたい」

「日本人だろ日本語話せるでしょう〜」

「なにそのちょっと喋れる風の発音」

とか思われそうで。白状すれば、昔自分もそう感じたことがあります。笑

今は、つい混ざる気持ち、というかもう英語の単語しか出てこないのすごく理解できます!

でも、やっぱり日本語は日本語としてキープしたい。日本語の響きが好きなんです。

とにかくルー大柴状態にならないようにと気をつけています。でも気をつけてるからなのか、日本語を話すペースが若干遅めです。まぁ、元々マシンガントークタイプなので今くらいが丁度いいかもしれません。笑

 

 

 

そんなこんなで、私の頭の中の変化をNYで感じることとなりました。

 

NY在住歴10年の友人に英語は「真剣に勉強すれば絶対に喋れるようになる。でもほとんどの人が一生懸命やらないんだよ。」と言われたのがすごく心に残っています。彼女のように有言実行した人から言われるとなおさら重みもあり、励まされました。

言い訳しないで、真剣にやろう。

 

2017年最初の目標は「ちょっと英語分かるんです」を卒業すること!

 

 次回からはちょこちょこNY旅行記も混ぜようと思います〜