ハンバーガーとブルク劇場と軍事史博物館に公演前リハーサル。週初め3日間。

明日は祝日。オーストリアの建国記念日です。

 

まだ水曜日ですが、気分は金曜日。

 

今日も朝からパンパンに詰まっていたスケジュール、授業と授業の間にランチタイムが設けられておらず、駅からパンをかじりながら「we are so poor!」と。笑

 

予定より1時間ほど巻いて、今日の授業は終了しました。

なぜなら、夜のクラスが前回、とにかくみんなの体力を奪いまくったドラマツルギー。

 

オフィシャルでは1thセメスターから4thセメスターまでの生徒向けですが、先生のインパクトが大きく、セメスター初日に他の先生と1時間以上も討論を白熱させたスーパーアカデミックな人物。他の先生と毛色が違うことから、興味をそそり、前回はオフィシャル外の生徒も多かったのですが…

 

とにかくアカデミックでグイグイなので、今日の授業は前回の3分の1くらいしか生徒がいなかった。ゆえに4時間の予定が3時間で終了。

とはいえ、彼のあのキリキリした感じ、もっと話せるようになって、ぎっちり聞きたいなと思わされます。気が合うかはまた別ですが。笑

 

授業後に先輩の作品のお披露目がミュージアムクオーターであるから、みんなでオープニングパーティーに行こうと誘われました。割とクタクタでしたが、明日は休みだし。アトリエで話すことはあってもお出かけするような仲じゃない子達に誘われたので、行ってみました。みんなでゲームしながら軽く一杯。そして展示作品を見て、今ちょうど開催されているヴィエンナーレの会場をふらっとして21時ごろ解散。

 

明日は今日誘ってくれた友達と昼間は何かエキシビジョンを。

夜もまた別の友達が夕食会するからとお家にお呼ばれしています。

 

友達を作る努力!身を結んでいる!(自己満)

 

今日、バーでウェイターの人が割と特徴的で、つい口癖を真似していたら(新しい言語はなんでもコピーしてみる癖があるんです。)向かいに座ってた友達に爆笑されて

「あなたの将来が(ペラペラになったら)本当楽しみだわ。」と。

喋れないなりに笑ってもらえて何よりです。私も違う意味で将来が楽しみ。笑

 

 

 

表題は私の月曜日から水曜日まで。

 

月曜日

入学して初めてレクチャーの授業のない日!つまりフリー!

入試の時から仲良くしてくれている友達と、これはゆっくりランチに行こう!何かアジアンなものを食べよう!と。入学以来初めて外でランチを食べました。ご飯はゆっくり食べるものだと実感。でも寒すぎて早々にレストラン探しを諦め、小洒落たバーガーショップへ。量が多い。

 

火曜日

19時ごろまでアトリエでレクチャーやら作業やら。20時開演のブルク劇場に滑り込み観劇。割と賛否両論な演出で、終了後はもちろん、翌日も見たメンバーの中で飛び交うレビュー。でもこういう話で自分の意見と相手の意見をきっちりいい合える場が幸せ。ブルク劇場(Burgtheater)自体は華やかな劇場なので、ウィーンに来たらぜひ。おすすめです。

 

水曜日

朝から教授と今受けているレクチャーの講師からおすすめ(という名の見に行くべきリスト)最上位にあった軍事史博物館(Heeresgeschichtliches Museum)へ。

その名の通り軍事品が所狭しと展示されています。その後、今レクチャーを受けている先生がやっている仕事のリハーサルを見せてくれるということで、リハーサル場へ。

そして冒頭の通りパンをかじりながらアトリエに戻り、ドラマツルギー。そしてミュージアムクオーターへ。

 

 

バラバラなようで、この3日間で共通して思ったことがあります。

火曜日に観劇した舞台しかり、今日見に行った軍事史博物館しかり。時間を見つけて、近現代の西洋史やギリシャ神話を一から勉強し直す必要がある気がします。

 

今取り組んでいるセメスタープロジェクトもそうですが、「日本人の私」という視点から「現代に生きる私」という視点を持たなければ、と思います。

 

不思議な現象ですが、ここに来て初めて「日本人の私」ではなく「私」の方にみんなのフォーカスが当たっており、さらにいえばその「私」はグローバルである事を期待されている感じです。

 

簡単に説明すると、例えば過去のデンマークやカナダでは質問の内容が

「日本ってさ〜?」「日本のここが面白いよね」「日本って…」とまるで日本代表として、私は日本の事を聞かれる事が多かったのです。

 

でも今は日本はあくまで私のバックグラウンドの一つ。それ以上に「あなたは?」という状態です。そして「日本人」に聞いているのではなく「私」に聞いているので、他のみんなと同様に西洋史の事もシェイクスピアもギリシャ神話も、政治の事ももちろん、なんならイタリアの貴族の話まで同レベルで意見を求められます。

 

というわけで、次のクリスマスホリデーに読むべき本が決まりました。

イタリアの貴族の話は一番最後にしようと思います。笑