【学生ビザ申請】健康保険に加入しに行って怒鳴られる。ウィーン編。

5週目も週末を迎えました。

「映画を見よう」という魅力的なお誘いを振り切って、ただいまアトリエで作業中。

中間プレゼンテーションが1週間後に迫っている私たち。週末もアトリエは平常可動。

 

来週中にはプレゼンのリハーサルをせねばならず。

私は目下、皆より100歩ほど遅れを取りながら作業中。

 

今すぐ暗記パンが欲しい!

翻訳こんにゃくが欲しい!

ドラえも〜ん!!!

 

ただ、今週はレクチャーというレクチャーはほとんどなかった。

つまり時間を自由に使える1週間。今しかない!いざビザの申請へ!

 

 

日本人はビザなしでも6ヶ月滞在できます。一般的には。

ただ私には期限付きの書類が2つ。

①無犯罪証明書

日本で8月に取得し、有効期限は3ヶ月。つまり11月には有効期限を迎える。

②残高証明

日々生活に使っているので、刻々と少なくなる。いろいろな方のブログを読むと

残高証明は直近のものか確認されることが多い。どこの誰が6ヶ月後もたらふく資金を

持っているのか。持ってる人もいるだろうけど…私は貧乏学生。

 

もう今すぐ申請したい。

 

ただ、唯一まだ揃っていない書類が一つありました。

健康保険加入証明書

 

というわけで、祝日明けの授業のない木曜日に行ってきました。

WGKK

WGKK Guide

 

ウィーン地域疾患金庫:Wiener Gebietskrakenkasseまたの名をWGKK

Straßenbahn(路面電車) 2番に乗って、はるばる本社まで行ってきました。

 

wienerbergstraße 15-19

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ででん。

 

さて、ここで私はウィーンに来て初めての(洗礼)を受けるのです。

いかに自分がこれまで甘やかされて、ぬくぬくしていたか思い知る。

 

ただ怒鳴られた理由は明白であります。

 

ドイツ語が下手くそすぎるから

そして時間ギリギリに行ってしまったから

 

逆にいえば、最低限のドイツ語を話せて、時間に余裕を持っていけば

怒鳴られることはありません。きっと。

 

 

まずは建物に入ってすぐのインフォメーションで、学生用の保険に入りたいのですが?と聞くと「Cのカウンターで番号札とってね」と。

 

言われるがままCのカウンターへ

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この時すでに14時25分

カウンターは14時30分まで。恐る恐る番号札をとってみる。

するとすぐ呼ばれてカウンターへ。

 

私「私はドイツ語がまだうまく話せません。英語で申請できますか?」とドイツ語で聞いてみる私。すると

カウンターの女性「無理!英語は話さない!ドイツ語よ!」

 

…なるほど。仕方ない、頑張れ私のへなちょこドイツ語。

 

①パスポート

②アプリケーション用紙

③住民票(Meldeyettel)のコピー

④大学の在籍証明書のコピー

 

言われるがままに書類を出し、なんだか質問されたけどよくわからない。

 

そしてカウンターの女性

「保険番号もらいに行ってきて、Bのカウンターよ!もう閉まるから!急いで!

 

時計を確認する余裕もなくカウンターBへ。

写真なんて撮れません。

なぜならここで怒鳴られたから。

 

カウンターのおじさん「は?何?なんで今来たの?」⇦かなりご立腹

私「いや、番号もらってこいって言われて…彼女が急げって…」

カウンターのおじさん「だからなんで今なんだよ!」⇦さらにご立腹

私「時間すぎてるからもうだめですよね?そうですよね…」

 

さて、困ったけど、もうしょうがない。時間は確かに2分すぎてる。

おじさん怖いし。帰ろうかな。ていうかこれ続きは明日できるんだろうか…

とぐるぐるとおじさんの前で考えごとしながら立ちすくむ私。

 

するおとじさん、諦められないで粘っていると勘違い(いや確かにそんな感じに見える)し、さらに怒鳴り口調で

「パスポート!!!!」

 

えっ?となる私。もうめっちゃ怖いけど、言われるがまま、パスポートを取り出し

なぜか、保険番号をもらえてしまった。

 

「すみません」と謝ってみるものの、ピシャりとカウンターの扉を閉められてしまいました。そりゃそうだ。苦笑。

 

そして、またカウンターCへ戻る。

が、しかしカウンターCへの自動ドアはもうしまっている。。。

 

やっぱりもう時間切れなんだ。。帰ろう。としたところ

お掃除のお姉さんが「どうしたの?」と

 

もう意味も分からず、アプリケーション用紙を取り出し見せると

自動ドアを開けてくれた!!

 

そして最初のカウンターの女性が私を見つけ

「おっ間に合ったね!!」

と手続きの続きをしてくれました。

 

なんだかよくわからないけれど、ひとまず加入した、あとはカードが届くのを待つべし

という書類とアプリケーション用紙にサインと番号が入ったものをもらい帰宅することに。料金は月々56ユーロ。友達に話したら、安いね!と。でもカバー範囲とかよくわかんないんだけど。。。あまり実用性のない保険に入ってしまった気がするけど。。

 

 

というわけで、怒鳴られたけど無事保険を手に入れました。

おじさん、怒鳴らせて本当に申し訳なかった。

 

でも本当に怖かった。

みなさん、時間には余裕を持って行ってくださいね。