春、唆る。

ウィーンは週末のいい天気から、今日は曇り空でパラパラと雨が降りました。

それでも気持ち良さげに薄目で今にも寝そうな同僚くん。

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そんな小春日和の週末何をしていたかというと、何週間も前から楽しみにしていたお花見をキャンセルして家でお勉強していました、最初は…。花見日和を横目に…最初は。

 

 

英語とドイツ語を交互に読むこと数時間。あ〜もう、全部日本語になってしまえばいいのに〜と投げやりになった土曜正午。かといって、日本語で取り寄せた700ページ越えの本を読むと、うっとなる。土曜の夕方。興味はあるし、読んでて面白い!間違いない。でも今週ずーっと文字しか読んでない。さすがの活字中毒も躁鬱状態。でも楽しみを断ったのだから、少しでも進めなければと躍起になる。

そこに大学の友達から電話。

「kikiいい天気だよ〜散歩しようよ〜何してるの〜?」

「家で本読んでる…」

「えっ…まだ読み物?うそでしょ?もう今週は十分だよ〜出てこいよ〜」

と散々、だから日本人は!とネタにされること数分。もう夕方だし、いいじゃん!という誘惑に負けました。だって窓の外はまだ明るい春模様…。こんなことならお花見いけばよかった。

 

そんなこんなで春に唆られて、友達にそそのかされプラーター公園へ。

ノーコンセプトな、まさしくヨーロッパな遊園地が併設されています。入場料などはなく、フラッと入ることが出来ます。休日だからか人がわんさか。友達ととりあえずアイスだ!と園内へ。アイスを買って、初めて来た私に園内を案内してくれました。実はディズニーランドが苦手な私。コンセプト型アミューズメントパークは「楽しまなければ」というプレッシャーを感じて居心地が悪いんです。子供の頃から天邪鬼なんです。

 

そんな私でも、問題ないくらい、雑多な遊園地、プラーター。子供が聞いてはいけないセクシャルなヒットソングが流れる園内。ゆるい。でも乗り物は大半が絶叫系、極端。

私がふとアトラクションの前で立ち止まったところ、乗ってみる?と聞かれたので、試しに乗ってみることに。乗ったのはこちら。

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Hotel Psycho......ホラーハウスです。お値段5ユーロ。12歳以上からです。

子供達に紛れて絶叫する私たち。でも別に怖くないので、記念にぜひ。笑

その後、公園で鴨を眺めてぼーっとし、別の知り合いの展示を見にギャラリーへ行き、コーヒーを飲み解散。「教授にも働きすぎって言われたんだから、ちゃんと休みなさいよ!」と釘を刺されて帰宅しました。

 

でもうっかり誘惑に負けた自分を反省して、テキストを朝から開いた日曜日。ダンデムパートナーと会ってお勉強中に昨日とは別の友達からグループメール。今日うちでケーキ食べる人〜?もちろん来るよね〜!というウキウキメール…

しまった!忘れてた!誕生日だよ!

 

慌てて返事をして、アトリエへ直行。大急ぎで手作りプレゼントを作成。

5分遅刻したけど、誰も来てなかった。全員集まったのは1時間後。

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ドイツ人の彼女。ドイツではお誕生日のケーキは本人が用意するんだそう。

デンマークでもそうだったし、ここオーストリアも同じ文化かもしれません。カナダでも誕生日の同僚がケーキやドーナッツを職場に持参して皆に振舞っていました。

 

結局、日曜日も誘惑に負けて、夜帰宅。

完全にただの充実した休日でした。こんなことならお花見行くべきだったよ、と未だに後悔しています。お花見…。来年は春の陽気には逆らえないと肝に銘じるために、このぐうたらした週末をブログで晒しておこうと思います。

しわ寄せは週明けにやってくる。今日は徹夜覚悟です。平日疲れてるからハードワーカーだと思われてるような気がしてなりません。