10分昼寝してもいいよ。フランクすぎる先生たち。

 

今日も朝から授業、そして授業。9時半から20時まで。午前中は哲学の授業かな?と見まごうパフィーミングアーツ、午後から夜まで建築図面を書くためのCADの授業。今週はこんな調子。外が明るいので、気づけばもう21時じゃん!みたいな毎日です。

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CADの授業を受けること4時間、ドイツ語の数学用語に頭がぼ〜っとしてきてぼんやり。先生に「静かじゃない」と言われて、つい「疲れてるんです…」と素直すぎる回答をしてしまいました。なんなら失礼すぎるだろ、お前。そんな私に先生が真顔で一言。

「10分昼寝してもいいよ!マジで!」

そんな提案初めてです。いくら芸大とはいえ自由すぎませんか先生。笑

さすがにこの一言で、こりゃいかんと心を引き締め、昼寝することなく20時まで頑張りました。でも途中でCADを英語バージョンで立ち上げ直したのはご愛嬌。先生も「おっ英語版かいな」と笑ってました。

ワーカホリックな先生たちは、同時にとってもフランクなのです。

 

実は、今住んでいるお家は夏までの契約。今セメスターが終わる頃には新しい住居を探す予定です。先日、教授と美術館へ行ったときのこと。一緒に野外展示を見るために外を歩いていた時に初めて私のウィーン生活について質問されました。まぁ普通の世間話なんですが。そこでどこに住んでるのか?などを聞かれて、話の流れで引っ越す予定だとぽろっと言ったところ「夏の間うちに住んでもいいわよ。ゲストルームが空いているし、夏は誰も泊まらないから」と。びっくりしすぎて「えっあっ…えっとじゃあ困ったらご相談します…」と答えにどもってしまいました。

 

さすがに夏の間、教授もずっとウィーンにいるわけではないからだとは思います。ドイツに本宅があるし、大学の授業はないけどカンファレンスで別の国へはいくだろうし。とはいえ、教授の目の前でインスタントラーメンをすする勇気はありません。笑

 

前にも書きましたがドイツ語の敬称Sieを使うとDuに直されるこの環境。日本語に言い換えれば、敬語を先生に嫌がられているようなものです。いきなり社会に出て敬語を巧みに使うことのハードルを考えるとちょっとドキドキするので、訂正してこない先生には頑なに使い続けると心に決めたSie。でも、私がSieと教授に使うといやにニコニコしているのを見るに、そろそろ教授にも訂正される日がくるような気がしてソワソワしています。

 

ファンレターでも書いて、敬意を表したいところです。