そういえばドイツ語どうなった part.2

目下ドイツ語と奮闘中です。言語習得の備忘録パート2。

最後にドイツ語についてつらつら書いたのはこちら。

 

kiikiii.hatenablog.com

 そろそろインテンシブコースをどこで取るのか、資金とにらめっこ中です。習得状況は過去の他言語に比べると驚愕のスローペースです。大学の勉強と並行していると言い訳にしたところで…。

 

今現在、私の学習場所は3つ。

・大学のドイツ語クラス

・タンデムパートナー

・スタジオメンバーたちとの日常と授業

 

まずは色々あった大学のドイツ語クラスのお話から。

色々とは?と言う疑問とちょっとした興味がある方はこちら。

 

kiikiii.hatenablog.com

 

現在の状況からご報告しますとスーパーハッピーです!いい表現が見つからず、古いんだかなんだかな表現ですみません。結局1度、2月にかじったA2.2を大学の授業で5月から、復習も兼ねて再挑戦中です。今回の先生がとてもいいです!むしろあの気分屋な前の先生の授業で辛い思いしなくてよかったと(ポジティブすぎますが)思えるくらいです。友達にいい先生な理由を述べたら「基本的に誰もが語学の先生に期待することじゃん!」と言われました。でも知ってるでしょう?誰もが求めるが、見つけるのが難しいということを!!!もし、これから初めて語学を勉強する方がいらっしゃれば、こんな授業をしてくれる先生は個人的にオススメだと思います。

 

1. 授業の中でスピーキング、リスニング、リーディングを満遍なく網羅してくれる。

大学の授業は9:30から13:00まで、休憩15分です。その中で上手に時間配分し、必ず3つのパートを組み込んでくれます。当たり前じゃんと思われそうですが、文法ばかりに時間を割いたり、スピーキングばかりに時間を割いたりしてバランスの悪い授業をする先生も多いです。語学習得は中級くらいまでは満遍なく同時に押し上げていくのが効果的だと個人的な体験で感じています。なので有難い。

 

2. スピーキングタイムは書いて⇨話すの順番。そして先生が参加してくれる。

話すテーマについてのボキャブラリーをまず書き出していきます。そしてどう表現するかも書き出していきます。さらに先生の例文に対して、自分の言いたいことを書き出していきます。それが終わったら先生が一人ずつに質問していきます。その会話中に先生の訂正が加わります。その後2〜3人くらいにグループに分かれて、もう一度自分の言いたいことを話します。普通じゃん!と思われそうですが、先生が一人ずつと会話してくれるのがとても勉強になります。そして他の子が訂正されてることをノートに取り、自分のボキャブラリーも増えていきます。なにより、教科書をなぞった会話ではなく「自分の言いたいこと」を「自分で考え、書いて、話す」のは一番いいスピーキングの練習だなぁと思います。私も大学に行く電車の中で、今日言いたいことを書き出して覚えるようにしています。

 

3. 反復練習で発音矯正をしてくれる。

最近スタートしたことで、とにかく意味を考えずに先生が言った文章をみんなでリピートして音として覚える練習をしています。文章があると言えることも、音だけになると全部を口に出すのは難しいものです。コーラスみたいで面白くてつい笑っちゃいますが、いい練習方法なので家で一人でやってみようと思っています。クラスの子は私以外みんなヨーロピアンなのですが、全員母国語の訛りがあります。一人ずつ矯正する時間はなくとも、一緒に音を聞く練習をすることはできるので、全員にフィットした方法だと思います。みんなが授業に疲れて眠そうになるとこの時間が15分くらい挟まります。目も覚めます。笑

 

4. ライティングの宿題を毎回出してくれる。必ず細かい添削をして返却してくれる。

A2.2くらいになるとA4で2枚くらいは簡単な表現で1テーマ分書くことができるようになります。毎週テーマと先生が書いた見本を貰ってのライティングの宿題が出ます。自分の意見を書くので書きやすいです。また、細かく添削して返却してくれるのが嬉しいですし、授業時間外にここまで色々チェックしてくれるのが本当に有難いです。簡単な表現でもちょっと文章として書けるようになった自分に自己満足もできます。笑

 

5. どうにかドイツ語で全て説明しようと頑張ってくれる。

今のドイツ語のクラスメイト達は同じ大学の別の専攻の子達です。BA~Phdまで関係なく15人が定員のクラスです。ほとんどの子がA1から一緒の子たちで顔見知りです。私を含めて全員が大学の入試を英語で突破しているので、英語はまぁB2くらいのレベルです。私はB1に毛が生えたくらいな気がしますが。笑

とにかく英語は流暢なので、最初の頃は「英語では何ていうか?」とかつい色々なことを英語で質問していました。今は先生の「なんとかドイツ語で説明しきろう」というパワーを感じるので、私たちも限界までドイツ語です。でもどうしてもわからない時は英語で聞いちゃうんですがね。でも先生、そこは嫌な顔一つせずに英語でも説明してくれます。英語とドイツ語は近しいところも多いので、正直日本語で説明されるよりピンとくるものです。英語ードイツ語の辞書の方が引きやすいですしね…。正直英語で説明された方が理解も簡単で先生も簡単だと思います。英語に置き換えるだけですから。でもドイツ語で聞いた方がボキャブラリーが増えるし、ドイツ語的感覚で考えようとするので、先生が頑張ってくれるのにも意味を感じます。ありがとう、先生!

 

6. 子供扱いしない。

この先生、授業にゲーム要素を取り入れます。でも不思議と子供扱いされている感じが全くありません。もしかしたら年齢が近いからでしょうか?若い先生なんです。私たちの芸術方面に偏りまくったボキャブラリーにも全面対応。多分、芸大生めんどくさいって思ってると思います。小難しい言葉を覚えたがる、めんどくさいやつら。笑

 

さて、大絶賛の先生の授業も6月いっぱいで終了です。夏にどこかで授業をとっているか聞いてみたものの、今年は取らないそうで…残念。夏もいい先生に出会えますように…。せめて普通の先生に…。

 

今日はタンデムパートナーと会ってきました。彼は日本語を勉強し始めて3年ほどのウィーンの大学院生です。とても穏やかで、ニコニコしていて癒し系です。知り合いの紹介でタンデムするようになりました。漢字を使って文章が書けるし、会話もゆっくりではありますがちゃんと内容をキャッチボールできます。1時間〜2時間、お互いのノートを交換して会話して「どう言うか、どう書くか」をお勉強。普段の友人との会話中にいちいち止めて「スペルは?」なんて聞きづらいですが、彼とはいちいち止まって聞けるので勉強になります。大抵の時間、日本語で会話しています。というのも私は普段周りがドイツ語環境ですが、日本語独学の彼の場合はそうともいかないので。意味ある?と思われそうですが、大いにあります。日本語は難しいです。彼が一生懸命話したり、勉強したりしているのを感じるこの数時間は私のモチベーションアップに大貢献。私も頑張ろう、と思える大事な時間です。

 

あとは、クラスでのドイツ語環境です。やっと文章で会話できる初心者になったのでみんなが言い方を直してくれます。発音も注意してくれます。すぐ出来るようには全くなりませんが、褒めて伸ばす方式な皆にいつもありがとうの気持ちでいっぱいです。

 

とっても充実した環境ではあるものの、10月までに目標に到達するかはかなり怪しいです。クラス中が心配していて、金曜日にドイツ語の小テストみたいなのがあった時もスタジオに戻るなり「どうだった?」とみんなが聞きに来る。そのへの字の眉毛に、多大なる心配をかけていることを感じる。ごめんよ〜。

 

出来るかどうか考えてもしょうがないので、やれることを精一杯やるしかありません…どんな結果になっても後悔しないように頑張ります。