mumokでデートしてエキストラして、その前にアイス。

久しぶりに泥のように眠りました。おはようございます。20時!

ストレスマックスだなんて前回書いてしまったので、日本にいる先輩が心配して連絡してくださった!会社でも散々、迷惑かけ、海の向こうからも心配させる私って。でもそんな風にいつも気にかけてくれる先輩に本当に支えられてます。早く遊びに来てもらえるように頑張ります〜!(私通)

 

昨日は語学学校後に大学の友達と3人でmumokに行ってきました。街中に張り出されたミックジャガーbyウォーホルのポスター、55 DatesとDoppellebenを理由に涼を取りに行ってきました。昨日も暑かった。もう8月も終わりですが、8月中の金曜日の夜に展覧会の趣旨からデート割なるイベントを開催中。55%ディスカウントって思い切りがいいな。

www.mumok.at

 

展示も面白かったです。こちらトレーラー。2019年2月3日までやっております。

youtu.be

 

好きなアーティストが多かったのはもちろん、新しい出会いもあり、テーマも良かった。mumokはいつも空間の取り方、作品と作品、作家と作家、作品と作家、そしてそれらと社会、その関係性の「間」と「接触」がよく考えられていて芸術への愛を感じます。55 Datesについても「慣習にとらわれない展示方法」を開催趣旨でもうたってて、今回はオーストリアアーティストのHans Schabus監修。

 

ポストカードを持っているくらい好きな作品が実際に見られて満足。

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Hahns Abendmahl“ by Daniel Spoerri

 

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新しく興味をそそる作品と作家にも出会えた今回。作品解説が横にないのも満足ポイントの一つ。自分の感じたことや、受け取ったことがグルッと回った時に展覧会のカタログの作家の言葉と重ねてみる。すごくぴったり透けるように重なると不思議な気持ちになるし。触れなかった、視線が合わない時もそれはワクワクします。もう一度作品の前に立ってみる。

 

別のフロアで開催していたDoppellebenのランドスケープもぐっときました。

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音は天井から吊るされたイヤホンで拾うので全く混じらないのですが、キャンバスで作られたスクリーンからの発光があちらこちらで混色を作っているのが、そうかこういうことか、と。映像作品って究極のモノローグでさえも、投影することで社会性を帯びてしまうメディアだなぁと思うのです、一人でキャンバスに向かう行為に比べて。そういう映像の持つキャラクター性が存分に生かされた関係性を見ました。見たりなかった。

 

その後、いつものアイスクリームサロンへ行きアイスを食べながら夏休みの報告会。3ヶ月もあると大抵3〜4カ国はブラブラする旅の話を聞いて、私の語学学校のストレスを吐き出し。笑

2人は私のドイツ語のテキスト読んで笑ってました。超ステレオタイプな語学学校のディスカッションにうぇ〜ってなっていたので、それを笑い飛ばしてくれてすっきりしました。「男らしい色や職業、女らしい色や趣味は何か意見を述べよ」とか聞かれるんだよ?「将来の夢っていうのは例えば君みたいな若い女性は子供が欲しいとか結婚したいとかじゃない」とか言われるんだよ(そもそも年齢を大幅に誤解されてる)。それで自分の意見を言うと「あなたはモダンね」って言われるんだよ〜何世紀だよ〜!ってブチまけて。最初に顔をしかめて、最後には爆笑されました。ネタかよ。

 

でもこうやって雑談にドイツ語で参加できるようになって嬉しいです。完璧には理解できなくて、時々たった1行に5分くらいの解説が必要になるけれど、いつだって面倒くさがらずに私が分かるまで話してくれるんです。有り難いなぁ。

 

で、夜は何してる?って話から「ベルリンから友達が映画撮りにウィーンに来てて、今夜エキストラが必要なんだけど手伝ってくれない?アートギャラリーの設定だからアート系っぽいエキストラが必要なんだって。オープニングの設定だからビールが無料で飲めるよ!」と。次の日は学校がないので参加してみることに。友達が「kikiっていう日本人の友達も来るよ。インターナショナルアーティストだよ。えへっ」って参加報告してて笑った。

 

そして、じゃあ映画の撮影に合わせて一回帰って着替えないとね〜と一旦解散。

20時の撮影スポットで再会して深夜まで撮影に参加してきました。ベルリンから来ている撮影隊はプロだけどとても若くて、撮影も終始リラックスムードでした。「上下関係がなくていいな〜」って一緒に参加してた友達がつぶやいてて、職場のストレスはそんなに変わらないんだなってこれまたクスッと。彼はウィーンの劇場で音響の仕事をしていて、まぁ色々と苦労しているもんね。

 

来週は語学学校のテストにいよいよ引越しです。

多分、大丈夫な契約書にサインもしました!鍵も受け取り、やっと落ち着けるんだろうかと…8月はバタバタしてあっという間でした。7月に感情の起伏が乏しいって嘆いていた自分に教えてあげたい、心配いらない8月は激動だから!って。


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新居のオーナーが鍵に謎のキーホルダーをつけてくれました。「なんか裏にいいこと書いてあるからさっ。君が鍵を失くして困ったりしないようにね」とウィンクも追加。

すっっっっごく好みじゃないけど、そんなこと言われたら外しにくい。しばらくこいつと付き合おうと思います。