12月のハイライト。3日間のクリスマスディナー。

お腹が毎日いっぱいです。今日、母と電話で話していて「クリスマスシーズンこそ日本に帰るべき時期な気がしてならない」と冗談をかますぐらいには、未だに私には馴染みのないイベント、それがクリスマス。

 

12月のブログもクリスマス一色。郷に入れば郷に従え、みんなのウキウキを精一杯おすそ分けしてもらいました。そして約束通り、仲良しの友達と三日間のクリスマスディナーを楽しんでいます。故に毎日お腹がはち切れそうです。

 

まずは1日目。ドイツバージョン。

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料理名聞いたけれど、すっかり忘れてしまいました。2つ目のはクリーム系の何かで、3つ目のデザートはアップルタルトでした。特にドイツではこれをクリスマスに食べている、というわけではなく、ドイツ家庭料理というわけです。メインは魚。

 

ひとしきり食べてから、友達が聖ニコラウスをイメージした斬新な出で立ちで登場。もう自分で準備している段階で、テーブルで待つ私たちに独り笑いが漏れてました。手に棒を持ち「良い子にしてたか〜」と6日すでに仕事を終えたであろう聖ニコラウスが掘り返されてました。

 

実はプレゼント交換しよう〜なんて話は一切していませんでした。でも12月に入ってからの周りのクリスマスプレゼント計画を耳聞きしている限り、24日に会う人にプレゼントがないなんて考えられない様子。もう1週間前にはアトリエで何か熱心にやってるな〜って思って、あとから聞けば「あっあれ?家族へのクリスマスプレゼント」という具合です。そんなわけで、そんな話一切していないけど、ここはウィーン。彼らはドイツ人にフランス人。クリスマスプレゼントが必要!と数日頭を悩ませました。クリスマスクライシス再び。笑



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とりあえず一日中クリスマスにはクッキーを食すという噂を聞き、手作りクッキーをわんさか焼いてみる。そしてカップルな二人なので、それぞれにあげるのはなんだかねぇ。二人には誕生日ですでにそれぞれに手作りのものをプレゼントしちゃっていてネタもない…。結局は二人宛にカードゲームをチョイス。心理診断なるゲームで、説明に「険悪になるような意地悪な質問はありません」を信じて購入。そして我が家の6歳の画伯の絵を元にラッピングペーパーを作成して、はい完成。

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画伯の才能素晴らしい。彼女の絵をコレクションしてラッピングペーパーとしてストックしたいところです。画伯がまたこちらの家に帰ってきて新作が生まれるのに期待大!

 

ちなみに家族にも無添加の手作りキャンディーのお店でプレゼントを購入。あまり甘党ではなさそうなファミリー。チョコレートを食べてるのを見たことがなかったので、さっぱりとしたキャンディーにしました。6歳の彼女には特別に特大ロリポップ。同じく彼女のラッピングペーパーで包んでプレゼントしました。

 

どちらも喜んでもらえて何よりです。

 

カップルからのプレゼントはルームソープでした。なんかこんなフェミニンなプレゼント久しぶりに頂きました。私、作るものも、自分の部屋もフェミニンさ全くないのですがプレゼントはどうにもフェミニン寄りなんですよね。声が子供だからかな?パリ土産〜嬉しい〜。私が残るものが好きじゃないのを二人は知っているので、石鹸チョイス。ありがとう。

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赤い背景写真ばっかりで、お腹いっぱいですか?まだ2日目があります。

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2日目はフランス人の彼が担当。彼はウィーンの劇場の音響の仕事をしていて、それ故にクリスマスはフランスに帰れないのです。そんな彼を一人にはできないので、彼女もウィーンにいるってわけです。二人とも家族とは仲良しです。食事中に家族ともちゃんと電話したり写真送りあったり。

そんな彼はまずはキッチン前でシナプスのスターターから。私が冗談でSATCだね!って言ったら「oh~nein!」と。でもみんなちゃっかりSATCは見てたわけで。

 

そしてサラダから始まり(写真忘れた)、メインはジャガイモとベーコンとチーズをパイでオープン焼きしたやつ。名前聞いたけど、忘れました。彼の出身南フランスの郷土料理だそう。そして盛り付け途中で写真を収める私。インスタグラマーヘの道は険しい。

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デザートはアップルクッキーブリュレみたいなやつ。外側カリカリ、りんごが甘くて美味しかったです。

 

兎にも角にも高カロリーな2日間でした。3人で、あぁお腹がいっぱい。カロリーやばい。と言いながらデザートまで平らげる。2日目は私が行くまでに、二人は喧嘩をしたらしく、最初は若干険悪。そこまで家族感再現しなくてもいいよって言ったら大笑いしてほぐれました。いつも料理の味付けで喧嘩する二人。同じ国同士でもよくある話なので、国が違えばそりゃねぇ。お互いの言い分を、適当に聞き流す私。子供なんてそんなもんですよ。もう二人でクッキング教室に行って、二人で一緒に新しい料理でも習えばいいじゃんってなりました。でもどうせまた、同じことで喧嘩するだろうけど。笑

 

カナダにいた頃はクリスマスも年末も一人でした。友達がいなくて。

ウィーンでは、行事ごとに私がどうするのか気にしてくれる人たちがいて、こうやって寂しくないようにドアをオープンしてくれます。お正月には会いに来てくれる友人がいて、日本が恋しいだろうし、と日本のお正月に招待してくれる友人もいます。昨日、帰りのバスの中でなんだかそれが当たり前ではないよな〜と思うと泣きそうになりました。同居の家族はもう一つの家で家族のクリスマスを過ごしていたのですが、パパ、ママ、それぞれからメッセージが届いた。今日、みんなでウィーンに帰ってきました。6歳の画伯も一緒でとても賑やかです。誰かの声が聞こえるというのは、自分の家族になかなか会えない海外生活で、この上ない安心感があります。

 

今夜は韓国人の友人も加わって、みんなでアジアンクリスマスで最終日です!どうして3日もクリスマスがあるのか、友達の「マリアが難産だった」という適当な説明しか聞いていないのですが(そんな理由じゃない気がする。笑)。12月のハイライト。

 

お腹もそろそろ限界なので、今日は消化に良さそうなもので、もてなそうと思います!

Schöne Weihnachten〜!