【学生ビザ更新】3ヶ月と少々。やっと在留許可の更新完了。

祝杯に赤ワインを飲みながら失礼します。なんせ不安で仕方がなかった在留許可(学生ビザってず〜っと呼んでいたけれど違うようです。学生としての在留許可?)がやっと手元にやってきました。私の不安な3ヶ月を共有させていただきます!

 

その1:10月中旬。

更新書類をすべて揃えて管轄のMA35へ。それはご丁寧にすべてをちゃんとクリップで留めて、分類して、準備万端。番号札が自動で出ないので、受付へ並ぶこと10分少々。受付の女性とご対面。それではここでその時の会話をどうぞ。

 

受付:「あなたは期限まで、まだ2週間もありますね。今日は同僚が2人しか居ないのに混んでるから、あなたは来週きてください。はい、次の人〜」

私:「えっ!授業でもう期限までに来れる日がないから、今日お願いします」

受付:「いや、無理です。忙しいし、混むから帰ってください」

私:「いやいや…」

受付:「どいてください。もう話すことないですから。はい次の人〜」

…とまさかの出直し命令。でも本当に授業が詰まっているし…う〜ん。と悩み始める私。そんな私を退けて、じゃんじゃん次の人を処理するお姉さん。でもその、じゃんじゃん処理されるのを見ていて「なんで私だけダメなんだ」という捻くれた気持ちがふつふつと湧いてくる。そしてなんだか意地にもなってきた私。

 

受付:「ねぇ、もう話すことないから。来週きて、はいおしまい!」

私:「わかりました…でも、来週ギリギリに来ることになりそうなので、どうして今日受付できないのかだけ一筆書いてください。メモでいいですから。お願いします」

受付:「………」

そして無言で渡される番号札!うそ、出てきた!やった!っていうかやったじゃないよ、くれよ最初から〜。

と言うやりとりが最初に行われました。ちなみにビザの期限3ヶ月前から手続きは出来ると移民局のホームページにはあるので、私の2週間前は特に問題なかったはずです。ですが、割とよく聞く話です。早めに行くとなぜか追い返されるパターン。今思うと、ギリギリの方がすぐ色々動いてくれるので、別にギリギリでもよかったなぁ〜と思います。無駄にお姉さんを意地になってイライラさせたことを今はすこ〜し反省しています。本当、少しだけですけどね。だって2週間前って割とギリギリじゃん…ね。でも15分近く粘った自分の意地の悪さは反省しています。うん、少しだけ。笑

 

 

そして番号が呼ばれるのを待つこと30分。部屋に入ると、優しいマダムが迎えてくれました。分類に使ったクリップを外しながら、ホチキスしてスタンプ!っと軽快に処理してくれるマダム。なんなら軽快すぎて、必要な成績証明書を一度私に戻してくる。「これ必要ですよね?成績証明書なんですが…」「あっそうね!ありがと!」と言う具合にゆる〜く進む。パスポートのコピーも全ページを原本と照らし合わせたら、必要なページ以外は返却されました。そしてなにやらパスポートにスタンプを押して署名している。そして署名したページに付箋を貼ってくれて、「このページのコピーをメールで送ってね。メールアドレスはこれよ。それと更新手数料を払ってね。はい、これ支払いの紙ね。あとは受け取り通知の手紙が届くから、そしたら完了よ」

「へ?それだけですか」

「うん、はい!これ更新手続き受理の紙ね〜。おしまいよ〜」

 

と、支払い用紙と更新手続き中ですよ〜と言うオフィシャルの紙をもらって部屋を出る。拍子抜けするぐらい、質問もなくあっさりと終了。強いて言えば、大学の単位数とパスポートぐらいでしょうか、じっくり見てたのは。とりあえず一度帰宅して、MA35のホームページから更新料を支払い、指示のあったパスポートのページをPDFにして添付。メール送信!ここまでが第一段階。

 

その2:11月初旬

あっさり手続きが終わったものの、3週間経っても手紙が届きませんでした。前回は2週間で発行されたのに。この時点でスイスでの研修は諦めることに。自由参加だったし、費用も自己負担だったのでキャンセルできました。そんなところで、大学で友達からなにやら怖い話を聞く私。追加書類の要求メールがなんらかの問題により、期限を過ぎて発見され、トラブルに巻き込まれた〜と言う話です。詳しくはこちらへ。

 

kiikiii.hatenablog.com

 ※ちなみに彼は現在結婚して、婚姻のステータスでビザを申請中です。弁護士の見解では乗り切れるだろうとのこと。強制送還されなかったことだけはよかった、本当に。

 

その日から毎日迷惑メールを含めてメールをチェックする。しまくる。でもそんなものは見当たらない。だんだんその行為に疲れた私は、直接MA35へ出向いて聞くことに。最初に受付のお姉さんと揉めたので、恐るおそる。今度は木曜日の午後に行ってみることに。木曜日だけ午後開いてたんです。すると、おや、あのお姉さんではなく青年が座っているではないか!いそいそと審査中の紙を彼に見せる私。すると一言「まだ出来て上がってないだけです」そして続けて「いつできるか分かんないけど、問題ないから」とな。それ以外に聞くこともなく、不安なまま帰宅。

 

その3:11月末

申請に行ってから1ヶ月半。音沙汰なし。1日2回はポストを覗く日々。そんな中引っ越しの日が来てしまう。とりあえず、引っ越すにあたり何が必要か聞きに行くことに。午前中に行ったので、またあのお姉さん!どうしよう!どうしようもないよ!

でも腰が抜けるほどに、あっさりと教えてくれました。「新しい住所のMeldezettel提出すれば大丈夫よ」と。どうも前回はただ機嫌が悪かったのか、本当に忙しくて余裕がなかっただけかもしれません。そして、その頃、母が入院していたことも発覚したので、更新中の一時帰国についても質問。もし必要なら3ヶ月は旅行できるから、とのこと(それに際してなんの手続きが必要かは不明)。お姉さんは優しかった。

 

その4:12月初旬

言われた通り、新しいMeldezettelと(言われてないけど)住居に関する契約書等々の書類のコピーをまとめて受付に提出しに行く。同じお姉さん。PCで私の情報を確認して「まだ出来てないわね。手紙は新しい住所に届くから」とのことで、その日も手ぶらで帰宅。

 

その5:本日、1月初旬

さて、あれから早2ヶ月半。いよいよ来週のロンドン研修が迫ってきました。今回はスイスのようにキャンセル出来ません。なぜなら、費用をすでに大学が支払い済みだから。そんなわけで、大学から「彼女は研修に参加する義務がある」と言う旨の書類を発行してもらい、いざMA35へ。前回3ヶ月は旅行できると言われたものの、具体的に何か発行してもらう必要があるのかを聞こうと思っていました。だって今持っている書類はドイツ語だし、EU内とはいえ、もしビザコントロールに当たってしまったら厄介です。そう、イギリスでのトラブルなど御免なのです。

朝から張り切って準備万端で家を出る。もう習慣で朝もポストを覗くと、なんとタイミングよく移民局から受け取り通知が!でも日付が1月31日!間に合わんがな!

というわけで、予定通りMA35へ。大学の書類と受け取りの手紙を受付で見せたところ、番号札を貰いました。ちなみに、いつものお姉さん。そして呼ばれて部屋へ行くと、これまた前回のマダム。てっきり、何か短期旅行用の書類でも発行してくれると思っていたら「はい、これにサインしてね」と受け取りの書類が出てくる。そしてなんと

在留許可のカードをゲットしました!!出来てたんじゃーーーーーん!!

 

なんで31日までお預けくらってたのかが未だに謎です。混むからかな?

今回は追加書類もなく、更新が完了しました。今思うと、不安に駆られて一人相撲していただけで、ただただ3ヶ月と少々時間がかかるだけのようです。ケースバイケース。

 

同じクラスにもう一人だけ在留許可が必要な学生がいるのですが、彼女も受け取りまでに3ヶ月以上かかりました。彼女の場合は初回で、資金証明の書類で引っかかり時間がかかり、挙句に通訳まで雇うはめに。ちなみ理由は分かりませんが、なぜか親の所得証明を過去2年分要求されたようです。

そして彼女が通訳を連れて行ったことでひとつ分かったことがあります。銀行の残高証明について。私も前回、相場より多く見積もられたのですがてっきり年齢かと思っていました。ですが今回、同じ年齢の彼女は16000ユーロ以上の残高証明を求められて、私とは数千ユーロ差があります。理由は家賃だそうです。通訳がMA35の担当者に聞いたら、家賃を基準に算出しているとのことでした。確かに端数まで細かい数字で要求されるので、何かしら計算式があるんだろうとは思っていたので、なるほどね〜と。まぁ、人によって答えは違うというのが移民局あるあるなので。もはや正しい情報など期待しないに越したことはないのですが。

 

そんなこんなで、更新が完了しました。

アトリエで得意げに見せびらかしました。でもビザなど縁のない彼らには、なんかピンクのカードだね、ぐらいで。「よく分かんないけど、kikiが嬉しそうだから、私も嬉しいよ。よかったね」と子供を労うテンションで一緒に喜んでくれました。笑