深夜1時のむにゃむにゃ。

全くもってブログを書いている場合じゃない深夜1時。

 

全然読み終わる気がしなかったOvidiusのMetamorphosesをひとまず日本語で読み終わり、急ぎ足でドイツ語版を追いかけています。明日までに各章のサマリーを仕上げなければならないのですが、もちろん遥か二千年前の超大作ですから、そもそものラテン語の定本が違えば翻訳のパターンも無数に存在するわけです。そしても!ち!ろ!ん!、私の読んだ日本語版がドイツ語版を通過しているわけもないので、もはや見比べるだけ無駄なことは重々承知です。でも2月に本屋でドイツ語版を読んで、怖気付いて、とりあえず日本語版に手を出したってなわけで、そしてもちろん授業はドイツ語なのでドイツ語でサマリーを書くという罠にはまっているわけです。

 

ただ、文法を一通りやったお陰か、単語さえ引けば読める状態にはなった。最初のセメスターで50ページ読むのに1ヶ月かかっていた頃に比べれば、だいぶ楽になりました。本屋でも、どの翻訳なら自分で読めるか見比べられるようになったので、一番軽いバージョンを選ぶことにも成功。日本語でヘビーなものを消化できているので、この辺は自分を甘やかします。無理は禁物。笑

 

今セメスターに入ってから、教授が私に英語で注釈を添えなくなりました。たまに一年目の子に英語で話しかけているのを見ますが、もう私は蚊帳の外です。

 

でも、教授!その話しかけてる相手の子は私よりドイツ語できます。笑

 

ただ、本人の居心地の問題で英語で過ごしているだけです。彼らがドイツ語を全く話さないので、そんなこと知りもしないのかもしれません。そしてグチャグチャなドイツ語でもドイツ語縛りで生活している私の様子から「とりあえず理解はしてるわ、大丈夫だわ〜」ってなってるのかもしれない。でも確かに。授業は随分理解できるようになりました。と言っても霧がミストサウナくらいにまだもや〜んとはしています。主題を外さなくなったのと、雑談まで拾っているので理解してるということでしょうか。そんな感じです。

 

セミナーで日々テキストを朗読させられるのですが、未だにそれはニヤ〜っとパスしています。でも今日教授にgeht!って言われたけど。

でもわかってほしい。だって、普段ペラペラ、自分で文章を書くのだって軽々なあの子も、その子も、朗読だけはつっかえる。自分のボキャブラリーにない単語を初見でサラサラ読めるのはネイティブだけだと思う。いやぁ、もちろんやらなきゃいけないのはわかっているけど…どのレベルまでいったら、いつになったら、ドイツ語(=外国語を話す不自由さ)から解放されるんだろうか。

 

私を含めて誰一人として、私がドイツ語でラテン文学を読んでる未来など想像していなかったでしょう。ちなみに次に控えているのはラカンです。好きだけどさぁ…。

 

まぁ、そんな嘆いたところで、明日も明後日もドイツ語の中で生きていくんです。

うん。