クリスマスが今年もやってくる。

タイトルにメロディーがついたあなたはきっと私と同じ世代。

 

今日はぐっと冷え込んだウィーン。

あちらこちらでクリスマスマーケットが始まっています。

とうとうやってきた、と言うよりあっという間にこのシーズンがやってきた、またやっって来た!。というのが本音です。クリスマスを最後に楽しいと思ったのは小学校四年生ぐらい。ぼんやり生きていたくせに早熟だったのか、ふとクリスチャンじゃないのに、なんでこのヒゲのおじさんを敬うのだろうか?いや、むしろ敬いもせずチキンとチョコレートケーキを食べて、プレゼントをもらっていいのだろうか。と小学五年生にして大いなる疑問を抱えていたものです。

 

そんな私がもはや海外生活通算五年目、ずっとキリスト教国に住んでいるのです。

過去2年のウィーンでのクリスマスもそれなりに頑張りました。本当頑張った。笑

 

そして今年は、なんとオーストリア人の友人の実家にお呼ばれ…というさらなるハードルがやってきました。いやぁ、大好きな友達で、彼女が本当に心から私に素敵なクリスマスを過ごしてほしい気持ちが伝わってくるので感涙、その気持ちは嬉しいです。

ただ、ここで2つ問題があります。

 

その1:一度も会ったことのない5人家族+赤ちゃんのプレゼント選び。

その2:オーストリアのいい感じの田舎なので、オーストリアンドイツ語への心配。

 

…まさかこのアジア人がこんなことに不安を覚えているなど、誰も知る由もないでしょう。でも重大な問題です。友達とのクリスマスパーティーに同居家族へのプレゼントだけでも、まぁまぁな課題なのです。そして何を隠そう、一番の不安が方言。マジで何言ってるかわからないドイツ語というのを聞いたことがありますか?私はあります。そんな時どうなるかというと、もう笑ってやり過ごすしかないのです。もう顔が作り笑いで引きつっちゃうんです。

 

かといって、彼女のあの澄んだ目を前にして、こんな邪な理由を告げられるわけもなく。ただいま、違う理由で保留にしています。

 

何より、こんなクリスマスに対してモチベーションのない汚れた私を大事なイブに連れて行くなんて申し訳ない以外の何物でもない…。

 

ただ、ユダヤ教の先生が「クリスマスパーティーはいつなんだい?」と超前のめりなのを毎年見ては、外国に住む限りの敬意というのは忘れてはいけないのだと思わされてもいます。その先生「いつでもいいよ、僕にしてみればさぁ」といいながら、毎年必ず参加してくれるのです。

 

とりあえず、もう少し覚悟を決めてから返事をしたいと思います。

f:id:kiikiii:20191126093449j:plain

それより今は作品作って自分、来週プレゼンだから!