物乞いをめぐる気持ちの変化、カナダ、そしてウィーン。

祝ビール解禁!

中間プレゼンテーションが無事終了しました。結果は、悪くなかったのでは…too goodのお言葉もいただき、キリキリして死にそうだった胃も落ち着きました。

こんなに緊張したプレゼンは初めてだった…でも明日の祝日を挟んで木、金とさらなる山場を迎える…ペラペラになりたい…なっても緊張するだろうけど…

 

ひとまず、寝れない、食べれない2週間を乗り越えたご褒美にビールを解禁。

ビールが安い。1ユーロ切ります。そしてずっと気になっていた激安ミニワインも買ってきた。

 

 

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友達とenjoy your lazy day!と言い合って、久しぶりに19時過ぎに帰ってきました。もう明日は寝て、食べて、寝るんだ!

 

ウィーンはだんだん寒くなってきました。

とはいえ、カナダ以来、ずいぶん寒さに強くなりました。ただいま4度ですが、個人的には秋くらいな気分です。私の体どうなってるんだ。笑

 

ただ、寒くなってきて一つ気になることができました。

最寄駅で朝路上に座っている女性です。タイトルで相当迷ったのですが「物乞い」以外に類似する言葉が見つからなかったのでその言葉を使います。

彼女はだいたい2日1回のペースで朝、駅の入り口で歌を歌いながら紙コップを持っています。私は今までずっと、そういう人に会った時どうすればいいのか分かりませんでした。21歳頃、初めての海外旅行中、マクドナルドで子供に囲まれて紙コップ出された時は衝撃で何もできませんでした。それからしばらく、と言うか去年までやっぱりどうしていいかわからず、ただ顔を横に振るだけでした。

 

でも、今は手元に自分がほとんど上手に使えない微々たるコインがある時は「少ないけど」と彼女の紙コップに入れています。私も奨学金をいただいており、生活に余裕は全くなく、1ユーロ25セントの食べたいクッキーより1ユーロのクッキーを買います。(別に今の生活に不満はありません、クッキー買う余裕ある、嬉しい、ぐらいに思ってます)それでも、素通りしないで済む日があるなら、そうします。

 

考えが変わったのはカナダです。カナダの語学学校の先生と雑談で物乞いの話になりました。私が「お金を入れたことはない。どうしてそんな状況になったかについて考えちゃう。」と言うと先生は「関係ないね。ジャッジなんてしない。コインがあれば入れる、それだけだよ」と言っていました。

 

シンプルだけど、長年のもやもやが晴れて妙に納得しました。

私、何偉そうにジャッジしてたんだろう。辛い状況にいるかもしれない、それがどういう理由であろうが「辛い状況に今いる」ことは変わらない。

 

多分、そうやってお金を入れる人がいるから自立できないんだ、と言う意見の人もいるだろうし。例えばそれが日本人だったら、日本の恥だとか言う人もいると思います。中にはあれはフェイクで、実は普通に生活できてるんだよ、と言われたこともあります。

それは、それで考え方の1つとして、そうだと思います。

 

ただ、私は「コインがあれば入れる」ことにしました。

他に今、できることがない、言い換えればただの自己満足でしかないような気がしますが、しばらく自分の中ですんなりきていることなので、そうすると思います。

 

こういうのって海外生活特有のことかもしれませんが、

日本でだってあるわけで。この先同じような状況が日常になる可能性もあるわけで。

 

考え出すとキリがありませんが…なんとなく、海外生活あるあるな気がして。

ウィーンの電車の中でも、よく入れている人を見るので、どういう気持ちなのかとても興味があります。いつか機会があったら、クラスのみんなの考えを聞いてみたい。

 

別にだからあなたも!とか一切思いません。

私とあなたは違うでしょう。

それが認められる世の中であってほしいものです。