クリスマスミッションその1をコンプリート。クリスマス休暇です。

昨夜はアトリエでのクリスマスパーティーでした。ミッション1をコンプリート。

 

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先日書いた通り、Wichtelnなるプレゼント交換の相手が教授だった私ですが、手作りの膝掛けを作ってプレゼントしました。生地屋で2時間も悩んで、店員さんにまで相談したよね。店員さんも「それは大変なの引いたじゃない、一緒に選んであげるわ」と優しかった。いいのを見繕って帰宅。生地を水通しする前に採寸しよ〜と広げたら…。

1m購入したのに、片方が90㎝しかないっていうオチが付いてました。クレーム入れる気にもサラサラならずに、じゃあ80cmで!ってパターン引き直しました。まっすぐカットできない店員さんも、それに合わせてサイズ変えちゃう私も欧米人的適当さで日々を生きています。100パーセント断言できるけど、たとえクレーム入れたって「すみません」とはならない、目に見えている。でもいいのです。よほどのことじゃなければ、もう全然。これしきで謝って欲しいとか全く思いません。うん!

 

ただただ彼女の日常に溶け込みそうなものを!と冬の読書のお供になるといいな〜と思ってチクチク。カタカナで名前の刺繍も添えて。プレゼントを開いたときに「何語?フランス語?」ってなっていたのが面白かったです。ヴィヒテルンは誰からのプレゼントなのかを当てるのも醍醐味。無事当ててもらえて、特大のハグで喜びを伝えてくれました。作品見せるのより緊張したかもしれません。でもどの作品より喜ばれた気がします。「ここ数年で1番気に入った」そうなので、課題ばりに真剣に向き合って良かったです。作品があれだけ手放しに褒められることはないでしょうし。笑

 

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今年も全員で料理を持ち寄って。私は野菜餃子を。本当は私もカラフルなの作りたかったのですが、みんなの「アジアン料理!」の期待に負けました。なんで茶色か赤くなるのだろうアジア料理。来年はカラフルな日本食を探そうと思います。

 

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で、毎年最初の2時間弱は全員が一人ずつテキストを読みます。お気に入りの本の一節や詩、中には自分で書いたもの、既存のお気に入りの本に自分で書き足したもの。出身がバラバラなので、この日は母国語のものが喜ばれます。ハンガリー語にルクセンブルグ語、イタリア、スロベニア、ルーマニアに韓国。私は今セメスターで話題に出ていた枕草子の一節を。クリスマスに春はあけぼのって…結構良かったです。ヨーロッパでは宗教上の行事が季節を移ろわせていく感がありますが、日本では自然の描写だろうなぁと。だから日本でクリスマスを伝統的に、と思ったら冬の情景を清と読み上げるんじゃないだろうか…という気持ちで。

 

ただ、日本語で朗読なんて下手したら1年ぶりなので「る」が巻き舌になるっていう珍事。私以外の子も母国語の方がつっかえてたどたどしい。1年どれだけドイツ語だけで生活してきたかを物語っていて、心の底から「お疲れ様」という気持ちになりました。

 

そして、今夜はフィルムマラソンをビエンナーレでした評論家の先生のご自宅にお邪魔して、フィルムマラソンのフィナーレディナーでした。

 

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先生のお家、壁一面が本棚で圧巻でした。入り切らない本が床からタワー。ペントハウスのモダンなお家でチリコン(ベジタリアンがいるのでohneカン。カンって肉って意味らしいですよ)やチーズやワインやケーキなどなど、とにかく妊婦かのようにお腹が膨れて重たくなるまでご馳走になりました。映画の話だけでなく、批評や芸術家にとって言葉で説明することの位置づけなど、ゆうに6時間越えの議論に議論。いつもとてもクリアに難しいことを説明してくれる先生なのですが、今夜は授業では踏み込めない「個人」に触れた話ができて面白かったです。気づけば夜中の1時で、解散。

 

深夜2時に帰宅して眠れないので、ブログを開いたというわけです。

 

ひとまず明日からクリスマス休暇です。ただ制作が滞っているし、1月にドイツ語試験があるし、休みはなさそうです。でも周りもドイツ語の試験がないにしろ、クリスマスの数日だけ実家に帰って、あとはアトリエで作業する様子。セメスター中の長期休暇は結局そうなりますね。制作中で唯一授業のない期間なので、今こそ集中すべき!ってなりがち。去年もそうだったなぁ。

 

兎にも角にも、少し腰を据えて作品と向き合いたいと思います。