クリスマスの買い出しでクタクタ。

1年で一番の大イベント、クリスマス。

昨日は仲良しの友達がパリから帰ってきたので、中央駅まで迎えに行ってきた。その前にクリスマスプレゼントを買おうとウロウロしたけれど、関係ないものばかり目に入って決まらず…。

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「生き甲斐」についての本。著者は日本人ではなさそうです。チャプターが面白くて「Ganbaru」とか「Shinkansen Denken」とか。「Ganbaru」については、アニメや漫画の主人公が逆境に立ち向かうことを例に説明されてました。

 

そんな道草をしていたら、友達が駅に到着。彼女はErasmusで今セメスターはパリの芸大で勉強しているのです。と言っても1ヶ月前に会ったばかりだし、メッセージのやりとりもしているし…と思ったけれど顔が見れてとても嬉しかった。 彼氏が仕事中で鍵がないので、とりあえず私のところに荷物を置きに行こう〜と。同居のファミリーにも会って、いい人たちとわかってホッとしてました。

 

クラスの友達にも引っ越した当初「kiki今度はどう?家族は優しい?家はあったかいか?」と心配されまくったわけだけれど。彼女が一番ことの経緯を知っている分、心配をかけていた様子。その後彼氏に、どんな家だったか報告してました。お母さん!笑

 

腹ペコだった私たちはベジタリアンハンバーグを食べに。私はその日までそのバーガーショップがベジタリアン専用とはつゆ知らず。以前一緒に行った別の友達と「なんかちょっと変わった味するね〜」って話してました。そらそうだよ、肉じゃないもん。

 

そして、腹も満たされ、本題のクリスマスの買い出しへ。

 

イブは彼女がドイツ流、クリスマスは彼氏がフランス流、そして最終日は私が(無理やり)日本流のクリスマスディナーを振る舞うのです。彼氏がチーズにこだわりがあるので、いつもは行かないチーズが豊富なスーパーへ。が、それでも彼氏ご所望のチーズが見当たらない。私からすれば、チーズ売り場などミステリアスゾーン。銘柄などわかるわけがないのに、彼女に「これはどうかなkiki?」と聞かれる。チーズ売り場で狼狽える。わからない。なんなら匂いかがされても、なかなかに強烈で、さらにノーコメント。一体彼が何を作ってくれるのか、高カロリーであることしかわからない。さらにはケーキまで焼いてくれるらしい。さすがです。

 

彼女にレシピを渡されてはスーパーを駆け回り、ようやくワイン売り場に到着。

ここでも難題。どれが美味しいのか…いつも適当に飲んでいるので、わからない。とにかく疲れてぐったりした私たちは、スーパーを出てどこに行くでもなくベンチに座り彼氏が仕事が終わるのを待つことに。ムダ毛についての国際論を話していました。ドイツでは脇毛や足の毛を処理しないのが流行り始めているとか、なんとか。フェミニスト以外にもそういうムーブメントがあるらしい。ひとしきりクリスマスには似つかわしくない話で盛り上がる私たち。でもふと、チーズにダメ出しされたどうする?と心配顔の彼女。大丈夫、5週間ぶりに会った彼女に文句を言うような男ではないことを私は知っている。無問題!案の定、大丈夫でした。欲しいものとはちょっと違ったみたいだけど。

 

とりあえずは、買ったものを冷蔵庫に突っ込みクリスマスマーケットへ!

会った時からグリューワインを飲みに行こうと張り切っていた彼女。とにかく計画遂行タイプなので、クリスマスについては夏から予定を決めていたし、会うたびに私がいつパリに遊びに来るのかを聞いていくる。ビザがないので決められないのだけれど、先延ばしになればなるほど、パリで巡る場所が増えている。彼女に計画の時間を与えるほど、どんどん忙しくなりそうなので、早いところ日程を決めたい…と思っているグータラな私。行動力が半端じゃないのです、アトリエにもいつも一番乗りだったことを思い出しました。

 

さて、そんな歩き回った1日。これがクリスマス。

 

私は日本のクリスマスについて聞かれた時に、KFCジョークでなんとなく茶を濁します。というのも、クリスチャンではないので、正直日本のクリスチャンのみなさんがどう過ごしているのか知らないから。ですがクリスマスはクリスチャンの行事だと思うので、それに便乗したカップルカルチャーを日本のクリスマスとして紹介するのも気がひけるってもので。カップルで過ごしている人は大方クリスチャンではないような…。というところまでをひとセット回答します。真面目か。

 

でも友達がKFCの話をパリのフォトグラファーの先生(日本人)にしたら、冗談が通じずに訂正されたそう。その方クリスチャンだったのではなかろうか…?

 

兎にも角にも、12月をまるまる費やす勢いでのクリスマスを経験すると、うかうか日本のイルミネーションやカップルディナーについて説明する気もなくなるというものです。友達にはぜひ、その先生に私に悪気はないことを伝えていただきたい限りです。笑