そんなに甘やかさないで。

昨日は朝から大学の図書館に本を探しに行きました。でもお目当の本は見つからず、司書のお姉さんにデーターを見てもらったら、なんとまぁ別ルートですでに1年も貸し出し中…おぅっ…って所に、返却希望を出してくれるそうで、来月また連絡することに。今書いてるレポートで必要な本で、ドイツ語なので早めにゲットしたかったのですが仕方なし。とりあえず高級な本なので、来月でも手元にくれば万々歳です!

 

そんな収穫のない帰り道、ばったりクラスメイトのブリティッシュ君に会いました。

てっきり私がもうドイツに行っていると思ってたらしく「何してんだよ〜」って。で、明日天気がいいから家の中庭でBBQしない?と言うお誘いが!いく行く〜と二つ返事で、今日、太陽サンサンの中行ってきました。

 

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笑ったのが、今日のために朝からこの花柄の壁を作り上げ、さらに奥のテーブルはwillhabenでタダで引き取ってきたらしい。気合がすごい。

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が、しかし一人暮らしの為椅子が足りない。というわけで参加者は椅子持参。

友達が到着早々、持ってきた椅子で服が汚れてるよ〜と指摘を受けている最中。みんな椅子を持って電車やバスでやってきた。結構恥ずかしい。笑

 

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BBQマイスターがパプリカを焼く。炭に火が回ったら、一度消して、余熱で皮を真っ黒く焼いて剥いて、チーズサラダに変身。

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デコレーションスタート。

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で、こんな感じの美味しいテーブルの出来上がり。

ウィーンに帰ってきている友達15人くらいが集まりました。イースター何してた〜って話をしながらのんびり食べるご飯はとても美味しかったです。

 

私たちはまだ1年半程度の付き合いですが、すでに家族のような温かい空間をシェアしています。今日、友達が私の1年半を見ていて、いろいろ独りで出来るようになってkikiは自立してきたよ!と褒めてくれました。彼女はいつも前向きな言葉をかけてくれるのです。kikiがウィーンで自立した生活をしてる。そしてここでは私たちとの時間は家族のようでしょう?寂しくないでしょう?と得意げに聞いてくれました。

 

確かに、ここにきて最初の月にお呼ばれした会には、なんだかんだ理由を作って不参加でした。のだめカンタービレに思いを馳せていました。

 

kiikiii.hatenablog.com

 

今もこの時のように、ザ・パーティーは苦手です。

でも一つ状況が変わりました。今は誰に誘われても「出掛ける」という感覚が薄いです。親戚や幼馴染の集まりに参加する感覚が近いかもしれません。気負いがない。加えて、ドイツ語の雑談が分かるようになったのも要因として大きいです。なんだろうか…私は参加してもいいんだなぁという安心感を覚えたのかもしれません。 

 

そうだ、安心感があるんだ。だから「家族のよう」とみんなも私も例えるのかも。

不思議な関係なのです。

小さなことから制作のことまで相談できて、でも家族よりは一人一人の間にスペースがある。彼氏や彼女が出来た、別れた、新しい本を読んだ、病気になった。いっぱい共有して、でも踏み込み過ぎない。だけど困った時には具体的に手を差し伸べる。抱きしめる。

 

私はなんだかんだ言って、今が幸せです。

そしてさらに幸せなのが、実は私は日本にいた時だって、家族のように気にかけてくれる人に囲まれていたことです。今は物理的な距離でほとんどの人と疎遠になってしまったけれど、思い返せば大人になってからは、そうやって、人と人との間の柔らかい空気に包まれて生きてきました。

 

たくさん甘やかされて生きてきたし、生きてます。

そんなに甘やかさないで、そんな出来た人間じゃないから。

でも、幸せには感謝だけすればいい、疑うな、と母に教わりました。

だから感謝だけ。

また来週からお勉強頑張ります。何より、制作再開したい!