オフラインボタンのアップデートを心待ちにしている。

11時から20時まで友達と月曜日のプレゼン資料を、友達の自宅の中庭でやってきた。グループワークなので、今まで最大限zoomでの準備に励んでいたが、相手の強い希望により対面で最後の仕上げへ。室内はまだちょっと怖いので、屋外にて。天気が良くて、気候もいいので助かるが、いやはや疲れた。まだ終わっていない。

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頭が湧いて欲した糖分。

 

ロックダウンが明けて、外出が明らかに増えたので、せめてもの思いで、帰宅時、部屋に戻らずシャワー直行の習慣がもはや義務化しつつあり。シャワーまでが外出に含まれる。これも疲労の一因だが、今日新たな現象を確認。

 

と言うのも、こんなに長時間人と話したのは久しぶりで、それはロックダウン前に遡るわけで。何が起こったかというと、表情筋の筋肉痛です。これには心底驚いたのと同時に、3月からどれだけ自分が笑っていなかったか、と言う結論に至ったわけです。

 

先日もちらほら書いた通り、基本的に家にこもっていた期間のコミュニケーションのメインツールは電話でした。毎日授業をオンラインで受けていますが、それはまぁ真顔で聞いており、電話に関してもおそらく真顔で口だけ動かして、声のトーンで喜びを表現していたのでしょう。人間とは器用なものです。そして今日は目の前に人がいたので、私の脳が私の表情筋へ指令を送ったのでしょう「感じ良く!」ってね。

 

そんなわけで、私の表情筋は46日と10日ぶりに活動を再開。疲労困憊で、今も顔の特にほほ骨から口周りの筋肉が痛いです。鈍痛です。

 

もしかしたら、この期間のメイン言語がドイツ語に集約されていたのに、今日は一日英語を話したことも多少関係しているかもしれません。新しい言語を使い始めると、普段使わない筋肉を動かすので、最初の頃は顔が筋肉痛になるのに似ているかもしれません。おそらく二つの要素が相まって、私の口周りのたるんだ筋肉が悲鳴をあげています。家に帰って、ルームメイトと電話をくれた先生とドイツ語で会話したら、可動域に楽さを感じたので、複合的要因でしょう。きっと。

 

寂しいと思っていた、一人での自宅缶詰にも思いの外慣れていたようです。ルームメイトとは生活時間がズレているので(彼女は夜中に活動し、夕方起床)、授業をただ無言で受けて、一日無言で終わることも多々あります。でも案外、これはこれで集中できるようになっていたみたいです。

 

とはいえ、一つなんだかな、と思っていることがあります。

正直、常にオンライン状態を期待されている状況に少々お疲れ気味。授業が全てオンラインなので、情報が常にメールやらアプリやらで飛び交っていて、ちょっと返信を怠ると自分の首を締めます。毎日届く、返事必須のメールを前に「I'm ready」状態で望まなければなりません。なんだかこの異常な日々に対して、最大限ポジティブでいなければならないプレッシャーとどこかで戦ってる気さえします。医療従事者に負担をかけたくない、誰かへウィルスを運びたくない、だから最大限リデュースして、できることに励みます!オンラインで頑張ります!文句言いません、yes, I'm ready!  yes, I can! みたいな。いくらロックダウンする意味合いに納得して、家にこもっている、こもっていたとはいえ、自分の気持ちには嘘はつけないもんだなぁ。

 

ここ数日、せめて日曜日は私オフラインですとさりげなく告知したい気持ちです。

将来ソフトのアップデートに「オフライン」ボタンを作って欲しいな…メールやSNSに営業日みたいに「あっ日曜日はオフラインなんで!」って。わざわざメールとかで告知すると、モットーみたいで重たいけど、オフラインボタンがあれば、相手もあ〜そうね、ぐらいでいい意味で気にしないかなって。返事がこない時に「あっ今日オフラインなんだな」って確認してもらえるとかね。

 

スマホにアプリが並んでいるのを眺めて、これどれか一つだけ残して削除したい…と言う衝動にかられる時があります。結局、いつも、それぞれ繋がっている社会が違うので勇気が出ません。

 

せめてオンライン授業が6月末で一区切りになるといいなぁ。先生たちも私たちへの責任感という優しさで頑張ってくれているのが、ひしひしと伝わるので、夏休みだけでもカレンダー通りにやってきて、みんながこのオンライン束縛から解放されるとイイな…と言う超個人的な願望を抱いております。束縛感を感じているのは私だけかもしれませんが。いやぁ難しいです…。案外ロックダウン後の方が、これからどうなっちゃうんだろうという不安が募ってき始めて…うまいことオフラインでデトックスの程よいサイクルを見つけたい、今日この頃です。