コロナ離婚的同居解消のため引越。

暑くなった、夏だなと思ったのも束の間、肌寒い月曜日。

ウィーン生活990日、3年目、3度目の引越しをしました!

 

朝からエレベータのない5階から荷物の搬出をしたせいで、周りがコートを引っ張り出している中、汗だくで上り下り。運ぶ荷物の重さよりも、階段に疲弊してきてとにかく両手いっぱいに抱えて回数を減らそうと試みましたが、しっかり筋肉痛です。友達が3人車を出して手伝ってくれたので、引越し自体は1時間で終わりました。車で10分のところに引越したので。小さい町だなウィーン。

 

解決できそうな悩みは解決していかないと、次から次へと新しいハプニングがやってくる異国の生活。以前も書いたように「文句言ってる自分に一番疲れる」を解決するべく、5月の中旬には本気の家探し。ロックダウンが開けたばかりで、見つかるのか不安が募っていましたが、無事見つけることができました。

 

 

実はここに至るまで、お家は学生寮か友人知人の紹介で乗り切ってきていた私。今回はドイツ語も大丈夫(仮)になったし、今更ながら自力で探してみようと思い毎日WGの募集ポストに張り込む日々。最初に条件に並べていたのは、パーティーWGじゃない、若い学生のシェアじゃない、今より高くない、できれば完全禁煙、女性が(全員じゃなくても)住んでいる、でした。結果、この中で妥協したのは完全禁煙。バルコニーで喫煙可(でも住人に喫煙者はいない)の家にたどり着きました。

 

お部屋を見るよりある意味重要だったルームメイトとのインタビュー。晴れた日にテラスで1時間ほどおしゃべりしました。もちろん、いただいたのはお水。ウィーンの水道水はとても美味しいのが一般的なのですが、一度飲めない水道水の家に2ヶ月住んだことがありトラウマに。水がまずい家にはそもそも誰も住みたくないでしょうが、私はなんだか不吉な予兆感が相まってさらに警戒してしまいます。というわけで、家を見に行ったらいただくのはお茶でもコーヒーでもなく、水道水です。

水の話は、まぁいいとして。同年代の物静かそうな人たちで、会話のボリュームってこれだよね!よかったよ〜!と帰り道に思いました。それと同時に、結構音問題ってストレス大きいんだなぁと帰宅してドアを開いた瞬間に思いました。えっ?だって20歳の娘ちゃんが爆音で音楽流してたから。鼓膜を酷使。

 

というわけで、家賃が下がったのとは反比例して日当たりの悪い部屋ですが。どうせ日中はアトリエにいるので。それより夜安らかに眠れそうだと思い引越した、というわけです。

 

 

まだ引っ越して2日目、部屋は家具が足りなくてカオスですが、wilhabenに張り付いてちょこちょこ集めたいと思います。いつものごとくIKEAにもマットレスを買いには行きましたが、もうあのIKEAの白い家具に囲まれるのは嫌なので、それ以外は手を出しませんでした。でもマットレスや寝具は新品が良い。笑

 

引越しを繰り返して、いろいろな他人様と生活を共にして気がついたんですが。

 

私、もしかしたら潔癖かもしれない(対ヨーロッパ基準)

そして私の仲の良い友人ももれなく潔癖かもしれない(対ヨーロッパ基準)

 

仲の良い友達の家では感じたことがないのですが、なぜか他人様と暮らすと「あ〜もう徹底的に掃除したい!特に水回りとお風呂と床!」という衝動にかられます。クレンザーでゴシゴシしたい。水垢、気になる〜というのをぐっと堪えています。だってまだ2日目だから。ただ、掃除表があって当番制でそれぞれやっていたみたいで、掃除dayはとても綺麗になります。でも私は毎日掃除したい。でも潔癖なアジア人がやってきて面倒くさいと思われたくない。笑

 

まずは距離を縮めて「この子ただの掃除好きだわ〜」と放っておかれたらいいなと思っています。

 

時々全然知らない人と生活している自分にびっくりします。日本でもシェアアパートで生活したことはありますが、それはなんか学生寮みたいな感じでした。人数が多いので、距離の取り方も簡単と言いますか。こちらだと3人とか4人暮らし、多くて6人。一つ屋根の下、という表現がぴったりな距離感です。こんなに簡単に他人を信じていいんだろうか。でもここに暮らしていると、そういうもんなんですよね。不思議です。

 

まぁ、そんなわけで。他人様と暮らすわけなので完璧など一番求めてはいけなくて。ちょっとした文句はまた出てくるかもしれないけれど、お互い様。何より制作に集中できるよう自分でもマインドコントロールして楽に生活したいと思います。家探し、密かに応援してくださったみなさまありがとうございました!また愚痴が出たら「前よりましじゃない?」と私の目を覚まさせてくださいませ。

 

いや〜色々あったなぁこの春も。 

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友達が引越し祝い〜とラナンキュラスをプレゼントしてくれました。

花のある生活。日当たりが悪いので、お花で気分をあげるのいいかもしれない!