ウィーンで美術館8館、BundesMussenCardをゲットして、ぶらっと見てみる。

すっかり秋模様のウィーン。未だにEU圏外からの旅行が再開されそうな気配はないのですが、観光都市ウィーンは、あれやこれやとディスカウント中です。ちなみにウィーンは只今黄色信号中です。オーストリアは信号制度でコロナ対策を切り替えることになりまして。大阪でも光ってましたが、冬場の二度目のロックダウンを回避すべく分かり易く周知しようじゃないかと…またこれについては別で書けたら書きます!

 

話はそれましたが、まだまだコロナ禍だってことでして。そういえば、mumokの展示がそろそろ終わるな〜見に行かないとなぁ〜と営業時間を確認しようとホームページを読んでいたら、なんだかとってもお得なものを発見。
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こちら、BundesMuseenCardが9月15日まで59ユーロが19ユーロと40ユーロのディスカウント。びっくり。おそらく観光客向けと言いますか、ビジター向けのものだろうと思うのですが、実際の旅行中に美術館8つも周るかしら?って話なのですが。笑。ちなみにアルベルティーナ美術館の館長はこのディスカウントにお怒りでした。でもこれだと新しいモデアーネの方は見れないし、いいじゃない〜って感じですが…。まぁ確かにかなりお得です。19ユーロだったら、2館でもう元は取れちゃいます。なんせmumokで13ユーロ、アルベルティーナで16,5ユーロですから…まぁ、そりゃ怒るかしら…。

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そんなわけで、mumokのチケット売り場でこのカードを購入して、まずはmumockを鑑賞してきました。ちなみにチケットを買う時に名前がわかる身分証明書の提示を求められます。カードに白部分があるのは、私の名前が入っているので隠しました。まだ2館目に行ってないのですが、想像するに、都度身分証とセットで使う感じなんじゃないかと思います。使い回し防止、転売防止でしょうかね?


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お目当は、mumokコレクションを展示していたIm Raum die Zeit lesen Moderne im Mumok 1919 bis 1955。9月6日までだったので滑り込みでした。

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本で見たあれが、目の前に〜Juhu!と言う感じでウキウキ。レプリカで見たことがある作品もありましたが、やっぱり全然違うよ。筆のノリが違う。厚みが違う。

 

そして1月6日までやっているMisfitting Togetherもすごくよかった。むしろこっちの方がよかったかもしれない。コレクションはなんていうかオールスター戦的な良さはありますが、やっぱりキュレーションがうまく機能している展示を見るのも好きです。

 

Claes Oldenburgのmouse museumもRay Gun Wingはいい意味で裏切られて、私の知っているオールデンバーグが一新されました。そもそも近年の作品と作品集のイメージでなんだか仲良くなれなそう感があったのですが、キュレーションが好みだったからか、受け入れやすいラインナップで興味深く、勝手に距離が縮まった感じです。この展覧会はオススメです。

 

春夏秋冬、私は美術館をぶらぶらしていますが、芸術の秋っていいますしね。
世の中まだまだ、不安定な中、こんな風に世界を眺めたり、切ったりできる人がいるんだなぁと浸りに行くと、今の現実も私も、誰かもいつかは料理できる、そんな日が来るのかなぁと思えます。少々ポジティブに。

8館巡れるので、また美術館レポート書きたいと思います〜。

*1:追記:ちなみに9月15日まで使用可能でディスカウント中です。15日を過ぎると自動的に使用できなくなります。