コロナ禍だけど対面授業に戻るから、48時間以内の陰性証明の通行手形必須なんだよ。

って、大学から新たなアナウンスがありました。

こんばんは、月曜日の夜です。

 

来週から新しいセメスターが始まるにあたり、フィジカルに授業へ参加するためには、48時間以内に発行されたCOVID19の陰性証明が必要です。

 

義務教育課程の子供達がフィジカル授業へ戻るために、教員、生徒を含めたテストを日常化するニュースを読んでいたので、大学でも導入されるのは、まぁそりゃそうだよなぁなんですけど。接触系のサービス(美容院など)を利用するときにも必要になっていたし、これがニューノーマル…と理解はしているのですが、結構インパクトありますね。

 

どんなにコマ数落としても、次のセメスターでの履修を考えると週2回はテストですね。月曜日の朝と水曜日の朝でしょうか。月曜日の朝、激混みかもしれない…。金曜日に授業がなければ、日曜日、火曜日…うーん…。ちなみに今まで有料だった薬局でのテストが3月から一人あたり5回までは無料になります。これはありがたい。ありがとう保険。薬局なら歩いて3分の所にあります。それ以外は、今まで通り、いつでも誰でもウィーン住民は無料のteststraßenへ。

teststraßenについてはこちらへ。

 

kiikiii.hatenablog.com

 

 

こんな予定立てたところで、卒業制作の個別ミーティングがチョロチョロ入り始めると、もう週3は覚悟ですね。鼻をいたわっていこう…。

 

おそらくは、講義・ディスカッション形式のセオリーの授業は次も基本はオンラインだと思われます。テストを受けたところで、フィジカルに参加できるのは学生ひとグループあたり6人までですからね。フィジカルオンリーだと、先生何回授業するんだって話です。ちなみに授業でこの陰性証明コントロールは先生自身が行います。めんどくさいでしょうよ…。もし、テスト反対派の学生がいたらさ。いそうだよ。

 

なんかもう個人の自由と公衆衛生のバランスがどうとかっていう時代は2020年に終わったんだきっと。パンデミック初期の去年の今頃は、こういった類のコントロールに関して、いたるところで議論されていたけれど、今やなんかタブー感ありますし、何より欧州は去年のイタリアの悲惨さをリアルタイム速報で見ていたので、もう…。48時間陰性証明と言う名の通行手形時代はコロナ禍におけるもはや最終手段感ある。最後の一手。だってもうロックダウンでの押さえ込みのインパクトは当初ほどないし。

 

ただ、興味深いことに。

いろいろな企業が、このままコロナ収束してもホームオフィスを継続する方向に流れつつあるのに、教育現場は1年のデジタル悪戦苦闘を経て対面に戻るっていう。でも私も個人的にはフィジカルであることが大事でして。オンライン大学を選んだわけじゃないのに…っていう、仕方ないけれどモヤモヤした1年でした。別に家でも講義は聞けるけど、場で得られる前後のコミュニケーションでいろいろと発展するんだよな。雑談って大事なんだよ案外。帰り道に今日の講義に関連した、いい他の書籍を友達から教えてもらったり、発展系でそのセオリー展開してるアーティストの展覧会情報教えてもらって、さらに一緒に行っちゃったり、それで友達になって、いろいろ制作までつながったり…するのよ!これが。とアトリエ通いが再開してから痛感してます。今日まさに、アトリエでいい本教えてもらったし、展覧会情報もゲットしました。ホクホク。

 

それにZOOMの画面越しの世界に閉じ込められるの怖い。もしかしたら私以外、もう居ないかもしれないじゃない世界に。ZOOMが全部録画されたパラレルワールドだったらどうしようネっとか、自分はアップデートされている毎日だと信じていたのに、それが違ったらもう死者との境界線すら曖昧で、SF映画もびっくりな展開だよ。ぐらいのことをうっすら白昼夢しちゃうくらいには想像力が豊かなので、現実の肉体を感じたいです。はい。

 

とまぁ、話はそれたのですが。いつもそれちゃうんですけど。気をつけることは変わらない、むしろ増えたのですが。陰性でもマスクとソーシャルディスタンスは必須な日常だけど、それと引き換えに、もう少し重量感のある日々と少しの潤いが戻ってくるといいな。いいなぁ。

 

時々(嘘、3日に1回くらい)今年中に収束するだろうか…2020年、人生で初めて新しい友達と呼べる人が出来なかった気がするよ…気が合いそうな人に出会ってもプライベートで会えない切なさよ…と遠い目になりながら、まぁ、でもできること探しながらやってくしかありませんね。冬眠するわけにもいかないし。春はすぐそこです、きっと。