【ドイツでインターン】到着1週間で隔離が明けてまた隔離。

週末いかがお過ごしですか。

私はドイツでインターン中です。今日もリハーサルの予定でした。でした、というのはキャンセルになりまして。えぇ、ドイツまでやってきて隔離されております。

 

そもそも、オーストリアとドイツを移動する場合は、何かしらの理由がありきなのですが、その理由に即して隔離期間というのが設けられています。わたしの場合は職業上の移動なので、移動前24時間の陰性証明と登録、ドイツ到着から5日間は職場と家の移動のみ。5日目に陰性証明を提出して、隔離明けです。出発前の書類の準備が面倒ったらない。

 

はい、昨日、私の隔離があけて、で、夜に劇場から連絡があり、また隔離です。

メールには私たちのプロダクションの芸術家(独: Künstler)の一人が今日の検査で陽性が出ましたと。なんてこった。なので、ひとまず月曜日までリハーサルは中止、家から出ないでと。

 

私たちはリーディングチームといって、外部からの参加でその作品ごとの契約になります。プロダクションの制作のために呼ばれた芸術家グループ(日本語にすると耳慣れませんがドイツ語では芸術家という職種で正式に登録されて契約書が出ていて、そう呼ばれます。)のカテゴリーで、同じく歌手や役者など舞台に立つ人も含まれています。なのでメールでKünstlerということは、チームの誰かで、まぁドイツ語的に言うと男性だなということしか分かりません。個別の連絡は来ていないので、超濃厚接触者ではなさそうです。

 

とりあえず、私の直近のテストは陰性だったけど、コロナってるかもしれない。

現在の大家さんに情報共有し、ウィーンから持参したコロナ対策グッズを配置して出来るだけ部屋からはでない。片手にスプレーを持ち、マスクをしてトイレへ行く生活。幸いといいますか、大家さんはもうワクチンを接種しているので、わりと大らかに受け止めてくれました。爆弾持ち込んだみたいでなぜか気持ち的に心苦しいのですが、ディスコに行ったわけでもないし…私が謝ると誰か謝らなくていい人も謝るから、ここはさっぱりと。誰も悪くない。

 

後はホームオフィスでしばらく対応です。こうなると、とりあえず月曜日の授業に出れちゃうから、課題やらなくちゃ。苦笑。

 

現在働いている劇場は毎日チームの誰かがコロナ検査を受けているというスケジュールです。それぞれが定期的に受けていて、常に誰かが受けているので、なるべく早く止めることができるというコンセプトだそう。ウィーンの劇場はプロダクションごとに同一日に検査していました。

 

そんなわけで、隔離中です。

いやぁ、自分もコロナかもしれない…違うといいな…万が一そうでも悪くなりませんように…。なにより陽性者の彼が軽症であることを願うばかりです。65歳以上のチームメンバーもワクチンの接種が終わっていたのが不幸中の幸いですかね…残念ながら100%感染しないわけではないけれど、こちらの情報を読んでいる限りでは重症化は免れるだろうとのことなので。そういう意味では、そういうガードが一つも選択肢になかった去年に比べると、少しだけ気持ちも楽です。

 

どんなに対策しても、身近で出るとドキッとします。緊張で逆に具合悪くなりそうだから、今日は贅沢にデリバリーします。*急に隔離になると食べ物が家にない。

 

ドイツインターン最初のエントリーがこんなで、先が思いやられます。

くよくよしても、仕方がないので、前向きに。