とりあえず夏休み。ウィーンからドイツへ小旅行。

まったく何もしないまま7月が終わりました。只今、おそらく人生最後の3か月という長期夏休みを怠惰に満喫中のKiki です。

 

夏休みの最初には、時間が無くて手を付けられなかった、読みたい本を山積みにして意気揚々としていたのですが、気が付けば本を横目に毎日だらだらしています。

 

もともと読書は趣味以上半ば仕事みたいなところがあり、一般比でよく読むほうなのですが…なんだか集中力をどこかに落としてきたようです。8月こそは!と息巻いているかというと、あ--------ちょっと--------読もうかな---------みたいな感じです。どんな?

そんなだらだらついでに、ドイツの友達に会いに行ってきました。

7月の頭に1回目のワクチンを接種して、本当は2回目が終わってグリーンパスとワクチンの効力が出る8月下旬ごろに旅行に行こうと思っていたのですが、彼の夏休みが8月頭までというわけで、やむを得ず。

 

本当は一緒にポルトガルかオランダ、ベルギーあたりに旅行に行こうと思っていたのですが、感染者の増加でルールがコロコロ変わるし、2回目もお互い8月ということで大人しくドイツの彼の自宅へ遊びに行きました。

 

ウィーンから電車だと10時間越えで、先月仕事でザルツブルクまで電車を使った彼からの「まじできついからおススメしない」という助言を胸に、しぶしぶ航空券を購入。移動3日前になって、なんと大雨の自然災害が発生し、空港からの鉄道が間引き運転で麻痺。ニュースでその光景を見て「なんてこった、旅行どころじゃないよ」ともはや諦めていたのですが、誰かに車出してもらうから、とりあえず飛んで!との連絡で、まぁ最悪一本ぐらいは電車も走ってるでしょうと向かうことに。

 

空港で彼と無事再会。車で迎えに来たからさぁ、と二人で空港の外へ。

「ただ、ちょっと問題があってさ。事故ったんだ」

「えっ!!!」

 

というビックリニュースからドイツ旅行はスタート。誰か怪我でもしたのかと一瞬背筋が凍りましたが、追突しただけで、大したことないと。事故現場は空港の目の前、もうあと10秒で空港のロータリーというところでした。惜しい!苦笑。

 

迎えに来てくれたのは彼の親友のお母さん。縁もゆかりもない私を迎えに来たばかりにこんな事故、申し訳ねぇと委縮していたら。

「あらぁ、かわいらしい。いらっしゃい!」と明るいママ。そして事故相手の家族も「見てよこれー。当たったところがちょうどハマっちゃって抜けないのよ。結婚みたいよ、はっはっは!」と明るい。

結局彼の親友である息子も仕事を抜けて現場に駆け付け、保険会社が手配したレッカーを待つことに。息子も落ち着いたもんで、一年にいっかいくらいやるんだよなぁ。いい保険に入っているから大丈夫だよ、と。

 

幸いレッカーもすぐに到着して、「こりゃ後続車のバンパー取れちゃうだろうけど、しょうがねぇな」とぶんっと引きはがして帰っていきました。パンバーは取れましたが、後続車のファミリーはとても親切で「ちょうど売りに出すつもりの車だったから新しくなるのはありがたいわ」とのことで、そのまま壊れたバンパーで帰っていきました。ぶつけちゃったのは親友のママで、ちょっと落ち込んでましたが、とりあえずお腹空かない?私の店に行きましょう!とご自身が経営されているアメリカンハンバーガー屋へ行くことに。

すごいボリュームのハンバーガが登場。

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あれも、これもとご馳走してくれるわ、友達はレストランの手伝い始めるわで、拍子抜けしているうちに一日が終わりました。そのまま滞在していた1週間、彼の親友くんと三人でドライブしたり、美術館へ行ったり、散歩したり、散歩したり、散歩したり。

 

彼の親友君はアート系じゃないので、おススメ観光スポットが私の友達とは角度が違って、二人であっちのほうが面白い、Kikiはそれよりこっちのほうが興味あるはずだ、とすぐ痴話げんか。結局私がいつも間に入って、ぶっちゃけどっちでもいいという本音は置いておいて、交互に提案を受け入れたので、友達と二人だったらいかない場所にも連れて行ってもらい、結果とても楽しかったです。

 

廃墟マニアが大好きそうなところにも行きました。

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あとは毎日一緒にご飯を作っておしゃべりするだけ。1年半コロナ禍で会えなかったので、積もる話は尽きずにだらだら、わいわいして帰ってきました。

 

 

帰りはもう列車も通常運転だったので、友達と「電車で空港まで行けるねぇ。楽勝や。」と公園で寝っ転がりながら話していたら、ママから電話が。「Kiki帰るんでしょ?送っていくわよ!事故はもうないから安心して!」というオファーが。友達と一度は丁重にお断りするも、世界共通、ママは一度言ったら聞く耳を持たない。どこにいるの?公園?じゃあうちまでいらっしゃい!とあれよあれよとおうちにお邪魔して、コーヒーをごちそうになり、また空港まで送ってくれました。次はクリスマスに来たらいいじゃない!二人ともうちへ招待するわ!と最後まで明るいママなのでした。もう一度おさらいしておきますと、彼の親友のママです。私はどちらのガールフレンドでもありません。彼らだってカップルじゃない。笑。

にぎやかな1週間だったので、静かなウィーンに帰ってきてちょっと寂しくなるくらい、楽しい時間でした。

 

ウィーンでは相変わらずだらだらしているのですが、あとまる2か月、少しは有意義に過ごしたいものです。こういう時こそドイツ語…と重い腰を上げ…られるように頑張ります。

あぁ、一時帰国したい。