手も痛いし、ロックダウンのニュースで目も痛い。

卒業論文とその作品制作のために本を読みすぎて、とうとう手が腱鞘炎です。

こんばんは、Kikiです。

 

手、というか腕が急に腱鞘炎で、あれ何か運動でも…してないな、変だなと今日も本を開いたらあっイタイ、これだとなりました。アホ的思考回路で苦笑い。

確かに仕事や授業と散歩以外は移動や食事時も含めてずっと本を片手にしています。腕が痛いので、ブックスタンドなるものを買おうか眺めてみるものの、同じ姿勢だと体が痛くなるので、家の中をうろうろと場所を変えながら読んでいて、テーブルに置く前提だと使わなくなりそう…。私のだらしない読書態勢ったらないんですよ。ルームメイトが私のリビングでの謎の態勢を見かけては笑っております。猫がとんでもない姿を激写されているのと似通ったりです、可愛げがないだけで。

 

前半のリサーチとコンセプトライティングの見極めが中々つかないのです。

アトリエは人が多くて気が散るのでずっと引きこもりです。先生から参考になりそうな新たな本をデスクに置いておいたよと連絡があったので、金曜日にフラフラとアトリエに行き久しぶりに同じ卒業制作中の友達とおしゃべりしました。私も彼女も、本を読んでは、その著者が引用している本やセオリーの論文を取り寄せて、また読んで、また引用元も読んでの無限ループ。「これこそ、きっとドンピシャに違いない!」というなまけ根性で先に中々進みません。縦横無尽に知識だけ蓄えるという悪循環。

ドンピシャな論文にもセオリーにも出会えないのは、ある意味自分の制作の角度がちゃんとユニークであるといぬか喜びしたいのですが、だれか代わりに文章化していてくれてたらいいのに…シェイクスピアよ、ミュラーよ、ハラウェイよ…なぜそのことについて関心がなかったのか…私より確実に素晴らしく言語化できるであろう知識人よ…という浅はかさだよ、とお互い笑いました。

1月無理だったら3月頑張ろう…となんだか慰めあい、約束していた友達と夜のクリスマスマーケット散歩へ行きました。

 

そういえば、家でも誰かと顔を合わせるたびに話題になるワクチン未接種者だけロックダウンする気らしいよという、にわかには信じられない話が、もうすぐそこまでやってきています。ほぼ本決まり、明日最終決定、みたいな。

 

昨日一緒に夜の散歩をした友達はワクチン未接種者でした。

野外で開催されているクリスマスマーケットも、2Gルール(ワクチン2回接種済みもしくは感染後の回復証明の提示義務)にすでに移行していて、友達を入り口において、一人で飲み物を二人分購入しに行きました。野外なのにそこまでする必要が…という気持ちは否めません。

 

ICUやECMOの使用率を基準に、ずいぶん前から状況が悪化すれば段階を踏んでその政策が施行されることはニュースで読んでいました。病院の状況を考えれば、医療は有限である以上、理論上理解できるのですが、でも気持ち的にいよいよ管理社会の中で生きている感じがして居心地はよくないです。でも病院で働いている人も違う意味で、あぁもうとうんざりでしょうが。

 

アルバイトをしているレストランも2Gに移行しました。ルールが変わった最初の2日は、今年最低の売り上げで、このままだとつぶれるなという感じでしたが3日目ぐらいに戻ってきました。それと同時に2Gに該当しないお客さの対応にも追われることに。

 

ワクチンを打たない人には人それぞれ色々な理由があると思いますが、態度には大きく分けて2種類あるのだなと今週実感しました。それまでは3Gだったので、陰性証明を提示されて、この常連さんはワクチン打たないんだなぐらいで、その先に踏み込む必要は皆無でした。でも今は、お断りせねばならず、そうなると相手が理由を主張してくるという場面に出くわすようになったからです。

 

まずは、自分は打たない、それが権利だけれど世論の風向きも理解しているので、ある程度ルールには(納得いかなくとも)従いましょうという人。このパターンの方は2Gにすでに移行したことを知らなくてうっかり入ってきてしまっただけなのでお持ち帰りで妥協してくれます。

ちょっと困るのがワクチンは打たない、なぜならそれは危険でかつ、コロナはただの風邪だからという意見の方。それはそれで、個人の自由なのですが、だから自分も食事させろといっこうに引いてくれない。たまたま常連のお客さんだったりすると、より一層強気で、対応に追われました。困った。こんな状況じゃなければ、よく知るお客さんなので断る理由などないのですが、お店も他の利用者がルールをフォローしている以上、それをキープする責任があるわけで(現実問題、罰則がありますし)…これはもう本当に頭が痛い。

 

これまでもお持ち帰りの方に3Gの確認義務はないので、逆にマスクしてくださいとお願いしたら「僕は気にしないから大丈夫」という斜め上の回答をされて困ったねとなることはありました。店内でマスク着用ルールがあった頃も、マスクせずに至近距離で話しかけてくる方も多くて。結局はお店でお酒の提供もしていて意識がふんわりするのも仕方がないので、店内着用ルールがなくなっても私の勤務先ではサービスをする人はFFP2をずっと着用しています。

 

大学は10月の一か月すべての施設の入り口で3Gのコントロールを行い、結果学生も職員も90パーセント以上のワクチン接種率だったというメールが届きました。とはいえ、アトリエには人が集まる。来週からはワクチン接種未接種に関係なく週に3回のPCR検査に協力するようお達しも出ました。金曜日にはすでに大学の入り口に検査キットと提出ボックスが設置されていました。義務教育の子供たちが受けている感じと同じですかね。もちろん強制ではないのですが、パンデミック以降こういったこと反対して揉めた、揉めているという話を学内で聞いたことはないので、大多数の人が協力するだろうという気がします。私も月曜日に授業があるので、今日提出してきました。

 

2Gで様々な場所の利用を制限して、ワクチン接種率を上げたいのだと思うのですが、大学が妥協案に舵を切って良かったなと思いました。そしてこれは肌感ですが、少なくとも私の周りの人は、これを理由にじゃあワクチン打ちますと打ったのは今のところ一人だけなので、効果的かどうかはわかりませんね。打ったその人も、もともと打つつもりだったけど、様子見てからという人だった。明確な意思を持ってる人には北風作戦かもしれませんね。

 

夏の終わりには、あぁもう収束するんだろうなと安易だった自分。

そう簡単には終わらなそうです。