ベジタリアン文化。カラフル料理勉強中。

ぐーてんあーべん。忙しさも末期。3日も携帯が止まっていることに気がつきませんでした。というか携帯のインターネットだけストップ。ウィーンでは電話やショートメールが稼働してれば、友達とのやり取りは問題ないのです。ついうっかり。日本とはLINEなので、完全なる音信不通。ごめなさい、日本の友人達よ!

 

さて、ここのところ混沌としたブログばかりだったので、たまにはのほほんと。

 

忙しさにかまけて、1月は殆ど自炊していません。でもレストランに毎日行くお金なんてありません。どうしていたかというと、アトリエで誰かにご飯を作ってもらっていました。おんぶに抱っこ。

 

基本10時から23時までアトリエ。下手すると3食をアトリエで。

 

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押し切る強さ。

10日ほど前の更新から日が経ちました。何をしていたかというと朝から朝までオープンアトリエの準備をしていました。昨日、力技で幕が開きました。

 

前回、なんだか嫉妬の空気がうんちゃらと言う話を書きました。

それからどうなったかというと、なぜか突然の友好ムードに切り替わりました。サポートに回ったメンバーが総じて「楽しむ」ことへと方向をシフト。

 

いや〜良かったね!となればハッピーエンドだったのですが。この「楽しむ」はそれはまるで「文化祭的に楽しむ」空気。みんなで助け合って、雰囲気よく。その空気がアイディア元の数人を強烈に押し流していきました。かくいう私もその一人。正直に言えば、誰かに見せられるような作品にはなりませんでした。サイズ感だけが先走ったインスタントアート。それが私の感想です。

 

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だって日本は遠いから。感謝から学ぶこと。

まずは、阪神淡路大震災から23年。

ここウィーンの地から1分間の黙祷を日本時間に合わせて捧げます。

 

多くの犠牲の中から、私たちは学んでいるようで、まだ十分じゃない。そのことをヒリヒリと治らない瘡蓋のように感じます。ずっとぐずぐずと、普段は少し忘れられるけど、毎晩お風呂で思い出す。私は私にできる方法でこの傷を癒すパーツとなるしかありません。

 

ウィーンは少し寒くなってきました。今日からインナーダウンを着始めました。友達には「えっ今更?」と笑われましたが、確かにウィーンの人はダウンを着始めるのが早いなぁと思っていました。むしろそんなに着込む?ってよく電車の中で思います。

 

そんな寒空の下、ここ数日は素材集めに生地屋さんを行ったり来たり。もうすぐ大学のオープンアトリエ(本当は違う名前があるけど説明が面倒なので省略)があり、その準備中です。今回はなんだかおかしな展開。このオープンアトリエでは大学から予算が出ます。私はてっきりみんなでアイディアを出してコラボーレションするか、予算を個人に割り振って、それぞれで制作するのかのどちらかだと思っていました。ところが数回のミーティングの結果、数人のアイディアのみを教授が採用し、それを残りの人がサポートするグループワークに変更されてしまいました。

 

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フォルケホイスコーレから6年。デンマークの友人たち。

今日のウィーンは雪が少し積もりました。本当はアトリエに行く用事があったのですが、この3ヶ月休日もアトリエ、呼び出しにもひたすら答えてきたので今日は自分を甘やかしスキップしました。必要な素材は提供したし、たまにはいいよね、と。

 

久しぶりにデンマークのホイスコーレ時代の友達とグループスカイプをしました。

私たちは2012年の冬から夏の間、デンマークのフォルケホイスコーレで一緒に学びました。あれから6年、顔を見て会ったのは私がデンマーク旅行に行った1度きりです。でもずーっとコンスタントにスカイプやフェイスブックで連絡を取り、誕生日にはプレゼントを送ってくれたりとのんびりとした友人関係を続けています。一つ変わったことといえば、私がネイティブのデンマーク語についていけなくなってしまったことでしょうか。リスニングとリーディングはそこまで問題ないのですが、スピーキングはひどいもんです。今は私に合わせて英語でのコミュニケーションになりました。

 

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制作における「私は日本人」問題。

眠れない1週間がやっと終了。今日は今セメスターのメイン科目の最終プレゼンテーションでした。この1週間、ちょっと仮眠しても夢で制作してるという末期具合。今日はBarの誘いも夕食も全て断って直帰。18時から泥のように眠りました。

 

プレゼンは一人持ち時間30分、ひたすら自分の作品について喋り続けます。教授を筆頭にほぼ全ての講師の先生と全学生の前でプレゼンします。3ヶ月の集大成。評価は期末のマップ(作品集)、製図、模型、プロセスブックなど諸々、エッセイの提出と過去2回のプレゼンなどを加味して下されます。

 

今日のプレゼンは内容よりも、色々と考えさせられることが多く、帰路で涙が出るほど。ちょっと途方にくれました。でも熟睡したけど。笑

 

私はこの専攻、正確には今の教授に変わってから初めて採った日本人学生のようです。

今日、私が気づかされた私がヨーロッパで制作していく上での課題は「日本人」である自分と作品との位置づけ。

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アトリエ生活。

ただいまウィーンは早朝5時。

 

お正月感もなく、3日には朝からアトリエ生活に戻りました。昨日も朝からモデルの塗装をしていたので頭痛が治りません。アトリエには塗装室なるものがあるのですが、爆音の換気扇を回してもスプレーの匂いでクラクラです。鼻水も真っ黒です。笑

 

普段は23時まで居られるアトリエですが、まだクリスマス休暇中、警備の問題でアトリエは18時過ぎに閉まってしまいます。最近はそのまま直帰してシャワーして20時に一度就寝。0時前に起きてご飯を食べて家で作業、というのが習慣化してきてしまいました。睡魔に抗うことなく作業できるので、結構気に入っているのですがこれも今日まで。来週には授業が始まります。

 

そういえばアトリエ、アトリエって言ってもどんなところよ?って感じですよね。

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ラクレットでhallo 2018.

Gutes Neues Jahr!

明けましておめでとうございます。

 

2017年こっそりこのブログを覗いてくださった皆様、日本から生存確認のため読んでくれていた友人、知人のみなさん。顔を見てご挨拶できない代わりにここで新年のご挨拶とさせていただきます。本年もダラダラと徒然なるままに、私のどうしようもないウィーン生活を見守っていただければ幸いです。今年もよろしくお願いします!

 

日本のみなさんはこたつでお節でしょうか?もしくは初売りで新年早々お忙しいか。

私も日本では初売り戦線のため、お正月はバタバタしていた印象です。ですが年越しは神社へ行くのが毎年の通例でした。火柱と甘酒、鐘の音が私の新年の象徴でした。最近折に触れ、私は意外と信仰深い部類なんじゃないかと思うことがあります。節目には神社へお参りをしに行く、お礼参りをする習慣がありました。今は神社がないので、なんだかぽっかりと穴が空いたようです。

 

ここウィーンでの年越しはどんなものかというと、他のヨーロッパ諸国と同じく花火がバンバンと打ち上がるお祭り騒ぎです。友達と夜通しワイワイと過ごす。観光名所ではイベントが盛りだくさんです。中には不思議なイベントも。

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