言語学習スピーキング。話せるようになるには。私のプロセスを考察編。

ウィーンなのかカナダなのか。

はちゃめちゃな様子のこのブログ。時間が出来たらきちんと整理しようと思います。

それまでは、ぐちゃぐちゃと混在したブログにどうぞお付き合いください~

 

先日、ある面接で私のIELTSのスコアを見た面接官から一言

「スピーキングのスコアが一番高いって珍しいですが、これはいったい?」

 

 

と質問されました。他のスコアが同等でないのは、勉強不足といえばそれまでですが、かといってスピーキングだけ特別勉強に力を入れたわけでもないのです。

そもそも全体的に怠った。はい。

 

 

はて、何か理由があるのか考えてみました。

ふっと思い浮かんだのは

たぶん、おしゃべりだから。

 

 

ででん。お話するのが大好きです。本を読むのも大好きなので、そもそも「言葉」から享受していることが私の場合は大きいのだと思いますが。

よくしゃべる人は言語習得の時間が短くなるんでしょうか?

 

 

この面接官の方のもう一言で興味深かったのが

「このスピーキングのスコアを見る限り、他ももっと出来るということですよね?」

と質問されました。おそらく読み書きよりも話すことが難しいという位置づけの元、そう聞いてくださったんだと思います。

個人的にはどちらかというと、話すことを習得するのが早かっただけな気もしています。 子供が読み書きより先にいっちょ前に話したりしますよね。それに近い気がします。よくよく思い出してみるとデンマーク語もそんな様子でした。未だに話せる、でもスペルが分からないから書けない単語が山ほどあります。

学校の課題でテキストを大量に書かないといけないときなんかは、ひたすら私が話してることが文章と合っているか友達に添削してもらったくらいです。

 

色々と考えてみると私は「話す」というスキルを習得するのが一番得意なようです。

 

そこで自分なりの考察。

他の言語を話せるようになるにはどうしたらいいのか?

①日本語に訳すことにこだわらない

②映像付で記憶する、取り出す

③すかさず真似してみる

 

ふむふむ。シンプルです。私の場合ですが、こんな感じです。

 

①日本語に訳すことにこだわらない

そもそ英語も、ヨーロッパ系の言語も往々にして日本語とは仕組みが異なります。

何を隠そう、私は日本語訳が一番苦手です!残念なことに。

なぜなら、英語は英語、デンマーク語はデンマーク語として私の頭の中では切り離されている感覚です。説明が難しいのですが、とくに「会話」や「講義」などの最中に日本語に翻訳しながらなんて、今の私には到底無理です。

英語で理解したこと、処理したことを日本語で説明するときは一瞬頭が混乱します。

例えば、ウィーンでの試験について聞かれたときなんかは英語とドイツ語で処理して過ぎ去ったことなので、それを英語で説明するのはスッキリ問題ないのですが日本語で説明するときには、あれ日本語の単語では何がピッタリなんだ?となります。情けない。通訳なんて訓練したとしても、私には到底難しそうです。

同時通訳者は天才なんじゃないかと思います。

 

とりあえず、そんな状態でもいいや!という方へ

あの人たちは天才、と割り切ってみてください。そして英語なら英語で受け取る、そうするとある日気がつくんですよね、英語を使っているときは頭の中の考え事も英語になっていることに!私の場合はその状態が他の言語を話すときに一番楽な状態です。

 日本の英語教育の弊害、だなんてよく言われますが、大人になると知らない言葉を聞くとどうしても「日本語でなんて言うんだろう?」って考えちゃいますよね。

それを止めてみる。日本語に置き換えられなくてもいいじゃないと開き直る。

 

 

②映像付で記憶する、取り出す

じゃあどうやって英語は英語で受け取るのか。

 

映像付で覚えるといいと思います。もしくはシチュエーション。

 

私がデンマーク語を一番吸収した場所、実は学校の食堂でした。

フォルケホイスコーレ*1は基本的に全寮制なので、デンマーク人と衣食住を共にします。私が卒業したフォルケでは食事の席は決まっておらず、適当に空いてる所に座ります。そしてたわいもない話をするのですが、最初の頃はみんなが何を話しているのかちんぷんかんぷん。ですがそこには辞書もなければ、語学の先生もいません。もう聞くしかないし、見るしかなし、答えるしかない。リスニングが追いついてくるまで、そんな状態が1ヶ月弱。それはまぁ、辛かった。でも食事ですから逃げられない。

 

でも、まるで言葉を覚える子供のようにじーっと観察していた結果、知らないデンマーク語が何を指すのか、シチュエーションによって分かるようになってきました。

たとえ話ですが、「胡椒」という単語を知らなかったとします。ですが胡椒が入ってるボトルを指して誰かがいつも言っているフレーズがある。そして胡椒が渡される。それを繰り返し見続けると、あのボトルを取ってもらうにはこのフレーズなんだな、そうかあれは「胡椒」って呼べばいいんだ。となります。

 

そんな感じで覚えていきました。同じ席にカップルが座れば、カップル同士の会話はこんな風にくだけるのね、とか。先生と話すことも多いので、その対比で若者言葉に気がついたり。

 

この現象が私は海外ドラマを見ているときに起こっていると思います!

 映像付で、キャラクター設定もあり、ドラマなので基本的に会話が多い。

Lovelyって言うのかSweetって言うのか。同じシチュエーションでもキャラクター(年齢や性別や性格)で違うんだなってことを感じることができると思います。

これについては次の勉強編にて。

 

 ③すかさず真似してみる

そして同じ状況になったら、そのまま口に出してみます。真似してみる。それが通じると、そのフレーズは自分のものになります。そうやって積み重ねていく。私は一人で会話を想像して、それは一人でぶつぶつ言ってました。怪しい人以外の何者でもありませんが(笑)、私は声に出さないと自分の言葉として入ってこないのでとにかく口に出します。初めの頃は人の口癖だとか、古い言い回しだとかに気がつけないのですが、だんだんと同じシチュエーションで使えるフレーズが増えてくると同時に、どの言い方が自分や今の状況に合っているのかということを考えられるようになってきます。

それが分けられるようになるまでは、なんだって真似して言っていました。

きっと背景不明の言葉使いだっただろうと思います。男友達の口癖も、40代の先生の親父ギャグも、イケイケで話す年下の女友達の言葉も一緒くたにコピーして話していました。

でも、全く恥ずかしくありませんでした。なぜなら違いなんて分からなかったから!

 

話せるようになるまでに、色々考えてしまいそれこそ「合ってるかな」とか「恥ずかしいな」と思っているうちに時間はどんどん流れていきます。

 

言語習得はいきなり「上級」にはならないと思います。

 

どうしても時間が必要なもの、そして失敗が積み重なるものなんだと開き直る!

これが話せるようになるまでの私のプロセスじゃないかと思います。

 

参考になったか、かなり微妙ですが。

次回はこのプロセスを踏まえて、英語が話せるようになる為に日本で取り組んでいたお勉強編も書いてみようと思います。

ブログも失敗の積み重ね、面白くなくても長い目でお付き合いください。笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*1:デンマークの教育機関でスウェーデンなどにもあります。詳しくはまた今度。