エレガントな添削。

通算丸々1ヶ月かかったコンセプトエッセイがやっと終わりました!

前セメスターのMappe提出の条件の中で一番しんどかったコンセプトエッセイ。自宅で黙々と書くものの、正直日本語で書くとしたってひーひー言う内容。今回は英語で書いたのですが、ぎゃーぎゃー言ってました。リサーチの事実や、テーマへの切り込み方、表現方法をどう抽出していったのか。何を主題と捉えて、どんな意見を持って制作に反映することを試みたのか。

 

とんでもなくグチャグチャな文法と文章で、プレゼンをしたとはいえ、これで伝わるのか不安になった今日の午後。朝からアトリエで作業していたのですが、書き終わっても心配で悶々。そして勇気を出して、英語ネイティブの同級生に添削をお願いしてみました。もちろん!と赤ペンを持って笑顔で快諾してくれた彼。

 

 

添削すること1時間…

1時間!

真っ赤になったエッセイ第三稿。ほんと申し訳ない。

 

でも、私の意図することを、1行ずつきちんと理解して添削しれくれた彼。

 

「う〜ん。待ってね。君の言ってることちゃんとわかってるんだ。ただそれを正しい文法で…。う〜ん…。」

「これが指すのは、このイメージからきてるってことだよね?僕の理解あってる?」

 

もちろん同じサブジェクトを勉強しているので、どんな優秀な語学の先生より、彼にチェックしてもらうのが一番いいのです。でも心底申し訳なくて、また頼む勇気はでないかもしれません…ゴーストライターが欲しい。そんな縮こまった私を余所に、バンバンチェックしてくれました。1時間後、「とても興味深い内容だったよ!」「たくさん書いて頑張ったじゃん!」とそれはもう紳士的な対応でした。なんてエレガントなんだ。

これで惚れないなんて、どうかしてるんじゃないか。

そうか、私どうかしてるんだな。笑

 

いつも柔らかい物腰の彼。彼の作品に使われる色彩を、彼と話していると感じます。

どうにか真っ赤な第3稿を経て、とうとう最終稿。「終わった〜!」と喜んでいたら、アトリエに居た他の子達にも「kikiブラボー」と祝福されました。ブラボー。笑

 

アカデミックな勉強を外国語でしている方に本当に頭が上がりません。レポートが大変だと、この前もお会いした日本人のみんなのお話にでてたけど。想像を絶します。私には到底、手に負えないだろうと思います。母国語ではない言葉を母国語に近い感覚で操れるなんて、どれだけ勉強したらそうなれるのか。でも本当に必死に勉強されたんだろうなぁ。凄いなぁ。

 

語学でつまづきまくっている私を見た友人から「kiki、あなたは語学を勉強しに来てるんじゃないんだからパーフェクトな文章なんて目指さなくていいのよ。私はあなたが何を言わんとしてるかいつもちゃんとわかるわ。」と今日言われました。でも、私はみんながどんな雑談をしているのか、どんなことを考えているのか、もっとちゃんと知りたいのです。だから語学がどんなに苦手でも、不可能に思えても諦めたくない。

 

4年後、きっとドイツ語だって辛くなくなる。「You will」と。

私は誰かに、こんなにストレートな励ましを言えたことがあったかな。

 

学ぶことがたくさんあります。