今日のウィーンは風もなく、過ごしやすい1日でした。
明日から数日アトリエが閉まるので、制作物を回収がてらアトリエ作業へ。
同期のコニャックくんに会い、誕生日ボーイが現れ、コニャックくんがパリ土産のコニャックを振舞ってくれ乾杯をした、というのが今日のハイライトです。平和。笑
休みの間はなんだかんだ、のんびりだらだらモードが抜けません。
時間があるので、そうだ!と思いついたところへは足を運ぶようにしています。
つい先日、オーストリア応用美術博物館へ行ってきました。
Österreichisches Museum für angewandte Kunst MAK
住所:Stubenring 5, 1010 Vienna, Austria
おすすめは火曜日の夜18時〜22時。無料で入れちゃいます。太っ腹。
※2018年5月の情報では火曜日の夜は5ユーロとディスカウントのようです。19歳以下までが無料の時間帯。今後も変更がありそうなのでお気をつけください!
私の見た情報では月曜日が休館日のようですが、旅行に来てやってないじゃん!とならないように公式サイトでチェックしてくださいね。
Universität für angewandte Kunst Wien、ウィーン応用美術大学にある美術博物館です。
ロココからクリムトの作品、また企画展も含めて盛りだくさんな内容ですが、回路状の建物なので周りやすかったです。ただ1点ずつじっくり見ようと思うと結構時間かかると思います。博物館とついているだけあって、日本で言うところの工芸品(というか工業品)も多く並んでいます。中世ヨーロッパから近代までのデザインの歴史のお勉強にはとても良い。工業デザイン好きな方は楽しいかもしれません。
何も調べずに行ったら、アジアエリアが川俣正さんだったので驚きました。
どこで見ても、一目でわかる川俣印。
オリジナルの天井、何ならこの建物の見どころじゃない?っていうのを物ともせず回路をどーんと作っちゃう。切り裂いてたけど、この感じ、ですよね!って。ざらっと、でも上品な感じが私は割と好きだなぁ〜と。
椅子好きにはたまらない。シルエット展示、面白いなぁと。もちろん回り込めば実物を正面から見ることができます。
全体的に照明の使い方がお上手な展示が多くて面白かったです。そして全然お高い感じもなく、ふらふら〜と見れます。気になった作品があれば立ち止まり、それ以外はフラ〜と流し見というなんとも贅沢な鑑賞をしました。途中立ち止まって説明を読んでいたら、紳士なおじさまに話しかけられたり(デザイナーっぽかった)。解説文もドイツ語と英語のバイリンガルでした。
私が行った時は、これといった絵画の展覧会はやっていなかったので、絵画が見たいのよ、コンテンポラリーアートが見たいのよ!って方はMQがいいかな、と思います。
実は6月に入試を受けに来た時に、建物とネオンサインのコントラストが素敵だなぁ〜と思いながら建物の前を通り過ぎました。ここが美大ともつゆ知らず。
駅はLandstraßeから歩いて5分少々。中心地なので観光中、夜行くとこないね〜って時には火曜の夜を狙って行くといいかもしれません。
私は課題で「1900年のウィーン」をリサーチしたばかりだったので、参考文献で見た彫刻や工業品の現物が見れて大満足。
貧乏学生なので、また展示が変わったら火曜日に行こうと思います。