大切なのは信じること。友人の言葉。

タイトルの一言は、今日友人が教えてくれた言葉です。

 

昨日書いた年の差の記事。

今日、この2週間の教授のセミナーの集大成としてパフォーマンスを皆で制作し発表しました。無事、拍手喝采で幕を閉じました。ポジティブな批評だけだったのが逆に不満ではありますが。無事、というのは彼らは彼らの不満をぶち撒けることなく、乗り越えたということ。今回もまた多くの刺激を受けました。私も彼らに置いて行かれないように年齢に寄りかからず成長していきたい。

 

「無事」終わりを迎えたセミナー。スタジオで作業していたら遠くから友人が「Kiki~!どうして日本食レストランは昼間は開いてないの〜!ミソスープ食べたいのに〜!」と質問(不満)が。

「日本のレストランはランチとディナーの間に準備中っていう札を出して、文字通り準備や休憩をするんだよ。きっとそのままウィーンに持ってきたんだね。笑」と。

どうして〜!と叫ぶ彼女とウェブサイトを一緒に見ていて、美味しそうだね〜しばらく私も日本食食べてないなぁ、とつぶやくと、今夜いこうよ!となり、他の友人も誘って日本食レストランへ。久しぶりに、いや1年ぶりくらいにそうめんを食べました!美味しかった!だしの味!

 

週末に別のプロジェクトの発表を控えた子達は一足先にスタジオへ戻り、ミソスープ食べたかった彼女と2人でワインを1グラス。クラスのことや国のこと、政治のこと、劇場のこと、男女のこと、制作のプロセス。いろいろなことを話しました。彼女は私に聞きたかったことがあったようです。

「本音で、今回の2週間をどう思う?kikiの本音が聞きたい。どんなことでも。」

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年の差。

この2週間、教授の集中セミナーを受けています。

教授の授業は全セメスター必須、ストレートで卒業したい場合には落とせません。私が勉強している課程はディプロマ課程と言って、ドイツ語圏(ヨーロッパではもともと伝統的な)独特のシステムです。簡単に説明するとバチェラーとマスターをひと続きで学び終える課程です。無事卒業できた時の学位はマギスターと言って、欧米の学位に換算するとマスター(大学院)と同等のものです。説明すると長くなるので、教育システムについては追々。要するに、大学院の研究室のようなイメージ、院生と大学1年生が同じゼミで勉強している環境ということです。

 

8セメスターが最短ですが、ほぼ4年で卒業していく人はいません。平均は5年半。さらには卒業制作には1年費やしてほしいという教授からのリクエストが最近出たばかりで、ますます卒業までの平均年数は伸びそうです。別にぐうたらしているわけではなく、インターンシップが単位に組み込まれており、その為1セメスター休まずおえなかったり、制作プロジェクトが長期に渡っていくことが主な理由としてあります。

 

前置きが長くなりましたが、この環境から年齢差も広がります。入学自体が美術教育の下地ゼロでは難しいので、入学時点での最年少は20歳くらいです。そこから最年長は私かもしれません。ただ会ったことない8年生もいるので、正直わかりません。まぁ一回りくらいの年の差があるわけです。

 

今まで年の差を感じても、うまいことやってこれたと思っています。ブランチには参加するけど夜通しのパーティーには参加しない、など自分なりにうまくやるコツをつかんできました。今日新たなルールが加わりました。授業改革には極力関わらない。笑

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春、唆る。

ウィーンは週末のいい天気から、今日は曇り空でパラパラと雨が降りました。

それでも気持ち良さげに薄目で今にも寝そうな同僚くん。

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そんな小春日和の週末何をしていたかというと、何週間も前から楽しみにしていたお花見をキャンセルして家でお勉強していました、最初は…。花見日和を横目に…最初は。

 

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背景を超える作品を。

 以前、抽象的な日常を送っているというどうでもいい話を書きました。

 

kiikiii.hatenablog.com

 同じく議論にまみれた日常を送っています。

芸大生、アート界隈特有のこのテーマを色々な角度で解剖していく感じを楽しむ習性。

時々とんでもなく疲れる時があります。笑

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ダブルスタンダード。ダブルレイシズム。

先日、アジア系の友達と二人でウィーンを歩いていた時のこと。車に乗った男性が道路から私たちに叫んできました。

 

「ニーハオ〜!We love Chinese! ギャハハ〜」

 

沸々と「はぁ〜?」と怒りモードになる私たち。

以前、ニーハオと声かけられるよねってちょっと書きました。

 

kiikiii.hatenablog.com

 アジア系観光客の呼び込みで「ニーハオ」と声かけてくるのとは別に、こういった経験が街中でよくあります。私はダブルレイシズムだと思います。

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EMSとSAL。

今日は朝からピックアップに翻弄された1日でした。

 

昨日の記事にも書いたように浮かれ気分になるほど、小春日和のウィーン。秋に住み始めた私は春夏の洋服を持ってきませんでした。日本を出る時に春夏ものをパッキングして、春になったら送ってほしい、よろしく〜と母に託した私。

先週、母に発送のお願いをしました。

 

EMSは高いから、SALで送ってください〜!よろしく〜!と。

国際郵便とは?という方はこちらへ。

www.post.japanpost.jp

 

ですが何を思ったか、母。一つはEMSで一つはSALで送ったよ!と連絡が。

中身はどちらもお洋服…急ぐものは特に入っていないのですが、私の母は時々不思議なボケをかましてきます。まぁいいか、と到着を待つ私。

 

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犬免許と春到来。

春うらら。天気が良くて、気持ちがいいです。今日お昼にスーパーにパンを買いに行ったら別のセミナー中のクラスメイトたちと遭遇。このまま公園行ってランチしようよ〜と誘われるものの、主食のグリーンカレーをアトリエに置いてきてしまった私…。

また次回!と言ったら、じゃあ、明日!と返される。

どうも春は公園でランチが定番のようです。

 

朝は朝で、キッチンに大量のクロワッサン。共同プロジェクトをしているドイツの大学ご一行がきているので、歓迎の朝食会を開いたそう。その残り。好きなだけ食べていいよ〜と言われ、いや…と返すも、ドンっと大盛りのバター付き。バタークロワッサンにバターって。

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春が来て浮かれ気分のアトリエ。

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