ここウィーンの学生は日本でいうルームシェアに住むのが一般的です。
こちらではWGと言えば、あぁ〜誰かとシェアしているのねってなります。そしてそのWGには1人Hauptmieter(in)と呼ばれ、主だってオーナーと家の契約をし、家の状況を管理する代表者がいます。
今、Hauptmieterinの彼女を巡って、みんなが困っています。
家が見つかっても、落ち着ける場所とは限らない…海外生活あるある。洗礼を受けています。このままなら、また引っ越さなければなりません。とほほ。
引っ越し散々編を経て、今一緒に住んでいるルームメイトカップルとはとても仲良くやっています。このまま彼らと3人暮らしが続けばいいのですが…。
彼らは例のHauptmieterinの彼女と揉めていて今月までしかいません。気があう二人なのでとても悲しい…でも仕方ない。なぜなら、Hauptmieterinが完全に悪いし、私でも2ヶ月も住まないなぁと思います。一番の理由が見せられていた写真と全く部屋が別物であること。えぇ、その不満、超わかるよ!!あなたは間違ってない!!
フラットには3つの部屋があります。つまり3人暮らすことが可能です。(ただ契約上ちょっとブラックな気がするので調べる必要はあります)
契約時の話は
・Hauptmieterinの彼女
・わたし
・デンマーク人の学生
の3人で住むという話でした。ですが彼女がデンマーク人の彼を振り回し、挙げ句の果てに断ってしまった。そして9月、10月と短期で部屋を貸すというのです。ちなみにHauptmieterin本人はスロバキアの出身でなぜかスロバキアで生活を始めました。理由はカップルに部屋を貸しているから、仕事、そして彼氏とのことですが…。
彼女はわたしには10月にはここで一緒に生活すると言いながら、何もしません。
散々だった家を片付けに来ることは一度もなく。勝手に今空いているもう一部屋を人に貸したり。知らないゲストがいきなり滞在すると言わる。でもHauptmieterinは準備にくる様子は皆無。そしてもちろん来ない。見かねたわたしが部屋を掃除してシーツを洗って準備しています。誰がくるともわからず不安です。airbnbとはわけが違います。
話が戻って今住んでいるカップルはこの2週間で、わたしの置かれている状況を察し色々と質問してきました。彼らは当初わたしもHauptmieterinとグルだと思っていた、でも日本人の彼女とは上手くやれてるから仕方ないと思っていたようです。それがわたしも困っているとわかると、じゃあ言いたいこと言わせてもらうっとなりました。
そしてびっくりしたのがわたしのドイツ語試験の前日。
Hauptmieterinが突然ワイン片手にフラットに来るというのです。しかも理由は彼女の誕生日だから皆でパーティーしたいと。
何もしないのに、誕生日は祝いたい?
カップルは「友達でもないのに?しかもkikiは明日試験があるって知ってるのに?頭おかしいんじゃないの?」と激怒。当たり前だ。笑
そして「その日はkikiは試験の前日だし、私たちも夜は予定があるのでフラットに来ないでほしい」とメールしていました。
わたし自身も彼女には事前に言っていました「申し訳ないけど、試験は朝からだからわたしは参加できないから」と。
ここまで言われて…
彼女は現れました!自分の誕生日を祝うために。衝撃。
そして、ここまでの不満が爆発したカップルが彼女と口論に。
わたしは自分の部屋でイヤホン爆音で勉強していたので気がつきませんでしたが…後からその話を聞きました。
ビザの更新が近いのに家探しをまたするなんて…でもこの状態が続くなら長くは住めないし…非常に困っています。
というわけで、スロバキアの彼女にメールしました。
その1.部屋をホテルのように人に貸すのは辞めてほしい(しかも知らない人)
その2.百歩譲ってすでに約束した人に貸すのであればせめて部屋の準備は自分でしてほしい。わたしはクリーニングレディーじゃない。
その3.今の状況がこの先も続くのであれば、わたしはここには長く住めない。
その4.というわけで、残りの2部屋をどうするのかきちんと説明してほしい。
いつも返事だけは早いのに、今回はまだ返事がありません。
わたしには仕事があってスロバキアに居ると言っているけれどそれも嘘のようです。大学で知り合った時はたくさんプロジェクトを抱えた忙しい子だと思っていたのですが、実際は大学を夏に卒業したばかりの生活能力のない子のようです。29歳でこれはちょっと大変だなぁと思います。
と、思っていたのですが。今夜の夕食で新しい事実が発覚。Hauptmieterinの彼女はギフテッドでメンサの一員だというのです。彼女とはどうも時空感覚にズレがあるなと思っていました。よく日本人が冗談で時空がゆがんでるって言うけど、リアルにそれを感じてました。笑*ギフテットだから問題があるというわけではなく、事実一般人の私とは頭の作りが違うという話です*
普通に芸術に関するディスカッションには問題ない(むしろ知識豊富で面白い)のに、「ごく普通のこと」を話すと時空が歪むんです。伝わらん!
どうも精神運動性OEの毛があるなぁ〜とこれは出会った時から思っていました。ただ、私は古くからの友人でギフテッドの子がいてその子とはとても仲良くやっていました。一番の友人だった。そう思うと、Hauptmieterinの彼女とコミュニケーションが取れる可能性は私次第であるような気もしています。私は私で、彼女がなぜ私たちの気持ちを理解できないのかを思いやらなければいけないのかもしれません…。
正直、落ち着ける家で、制作に集中したいので、すぐにでも引っ越したいというのが本音ではあります。ただドイツ語やビザの問題をまだ抱えている身としては家探しもままなりません。当面数ヶ月の安心と安全を確保することと、問題で誰かを悪者にせずに解決する方法を学ぶ機会だと言い聞かせて、もう一度トライしてみます。
それでもダメなら引っ越そう!
はぁ〜
落ち着ける家に住みたいです。笑