ウィーンのご時世。

ウィーンもコロナでざわざわし始めました。昨日久しぶりにアルバイトに行ったら、お客さんたちが手にアルコール除菌を持っているのを見て、きたなって感じです。ただ、日本人のように体調が悪いのに頑張って仕事をする人は、ほぼおりませんので。咳をガンガンしている人と顔を合わせることはそうそうありません。ウィーン市からのお達しとしては、発症していないが、感染の疑いがある場合は自宅から電話で連絡してね(病院来ないでね)が第一段階。自宅に検査にきてくれるようです。

 

アジアからの観光客を見かけなくなったので、オペラ座前などガラガラです。

 

日本の状況は活字のニュースでしか知る由がなく、両親共々高齢で持病持ちなので心配はつのるばかり。電車通勤をしていないのが、せめてもの救いでしょうか。何をどう、どの程度気をつければいいのかわかりませんが、手洗いうがいに、60度で洗濯(これはなんでかわからないけど、ウィーン市から回ってきた)。マスクが違法扱いのこの国では、マスクパニックは起こらなそうですが、クラスメイトがまさに今イタリアにいるので、それが心配。なんせ教授は60代後半。でも私の方が睡眠不足に栄養不足で免疫力が低い自信がありますが…ちゃんと寝よう。何事もなく、早く収束しますように…。

 

私はルームメイトが友達を大量に連れ込んでいて、感染を疑う前にうるさくて寝れません。あと1年半の辛抱だ……持つかな。持たないでキレても許してほしい。笑

 

2月はあれよあれよ、と終わってしまいました。

自堕落な1ヶ月を過ごしてしまった反省があります…。いやぁ課題をやったりはしていたけれど、新しくこれをやろう!と思ったことに手を出せませんでした。今週の頭には、ビビりながらジュネーブにオペラのゲネプロを見に行き、帰りにトランジットでパリに一泊してきました。ウィーンはマスクが(処方箋無しには)着用できませんが(マジでこの法律イミワカンナイ)、意外とパリもジュネーブもマスクをしている人はさっぱりでした。見かけたのはミラノ行きのゲートぐらいでしょうか。

 

本当はジュネーブの物価にびびったとか、5時間のオペラがとてもよかったとか、パリの日本人街が超快適そうで羨ましすぎたとか、久しぶりに昔お世話になった笑顔に会えて楽しかったとか、書きたかったのですが、コロナでいっぱいに。

 

こんな時期にウィーンにいらっしゃる方はいないでしょうが。

マスクは処方箋がないと着用できないのでお気をつけください。でもホテルの部屋なんかで欲しくても、ウィーンで売っているところを見つけるのも簡単じゃないのでご持参ください。ウィーン在住の方で日本大使館のメール配信に登録されてない方は登録されるといいと思います。メルマガ並みに最新コロナ情報が送られてきます。地元のニュースをドイツ語で見れない方にはいいと思います。

 

母が、海外でアジア人がコロナを理由に差別を受けてるってニュースでやってたけど大丈夫?と連絡してきましたが、私の個人的な体感ではウィーンでそんなことはありません。電車やバスで避けられたりもしないし、何か嫌な視線を感じることもありません。

 

同居の高校生はもう学校が始まっていて、通常通り。私も来週から夏セメスターが始まりますが、特に予定の変更はないようです。大学からはコロナを理由とした経済的支援が必要な人がいたら窓口がありますよ〜と言うお知らせが、感染者がでる前から配信されています。全体的には、起こってしまったことは仕方ない、冷静に行きましょう。そんな空気が流れています。街は旅行者が減って静かですが、今の所はウィーンでの日常は変わらず、そんな感じです。