【学生ビザ】結局一時帰国に。

風邪を引いておりました、こんばんはKikiです。

毎年10月になると在留許可の更新のストレスと季節の変わり目が相まって、鼻喉風邪をこじらせます。久しぶりに、あっパブロン飲もうかと引っ張り出したら2018年で切れていました。郷に入っては郷に従え、風邪に効くジンジャーペパーミントティーでしのぎました。これで回復したんだから、すごい。

 

さて、不安を煽る投稿が続いて申し訳ないのですが、友達の滞在許可問題に進展がありました。9月末はそれはバタバタとしていて、毎晩電話していたけれど、不憫で仕方がない。

 

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この餅は餅屋を経て、結論から申しますと、韓国へ一時帰国しています。

新規の滞在許可は下りませんでした。大学のウェルカムセンターの親切な担当者へたどり着くまでに2週間ほどを有しまして、MA35と再度コンタクト取った結果、簡単に言いますと「もう遅い」の一言でした。大学の担当者曰く、2つ原因が考えられるそう。

 

①旅行査証が切れるギリギリに新規申請したこと

彼女は今年の4月に旅行査証で入国し、6月の中旬に申請を出しました。旅行査証が残り10日くらいだったのがまずかったのではないかと言われました。

 

②2通目の手紙に正確な返答が出来ていなかったこと

ネイティブが読んでも主題をつかめなかった、かの2通目の手紙ですが、貰ってすぐに大学の担当者のところへ来てくれれば、まだ出来たことがあったと言われました。

※でもMA35が送り忘れてたんですけどね…ただ証拠がないのよね…

この手紙、彼女はネイティブの彼氏と読んで「銀行残高の追加書類」と認識したのですが、限りなくノーに近い、申請を却下とする手紙の類で、この時にすぐに本当に必要な書類を提出していればまだ見込みがあったとのこと。やっぱり身元保証人的な人の書類が必要だったよう。

 

そんなわけで大パニックが巻き起こりましたが、もう一度申請のチャンスはあるとのことで一時帰国を選択しました。韓国からDビザもしくは受け付けられれば新規の学生ビザを申請するつもりで帰国前1週間は新しい日付で必要書類をかき集めました。

 

ただ帰国に際してオーバーステイの心配が浮上。彼女の場合は約2か月。不法滞在を取り締まる管轄の警察に電話で相談し、MA35で申請取り下げの手続きをしたらいいとアドバイスされました。帰国便を予約して、そのバウチャーを持って大学の担当者と一緒に再度MA35へ。すごくそっけなかったらしいが、大学の担当者が一緒とあって、一筆書いてくれたそう。もう審査が済んでしまったものなので、どんな効果があるかわからないが、無いよりマシであろうと。やっぱりそこでも、次の入国時はDビザで入ってくることを勧められたそう。でなければ、6か月滞在する方法がないので。ちなみに帰国便では特に空港の出国審査で引き止められたり質問はされなかったそう。念のためシェンゲン外で乗り換えたのも良かったのだと思います。

 

今回のことで色々な関係の人と連絡を取ったが、皆さん同じことを言っていた。「今までだったら大丈夫だったけど、今年からダメなんだよな」と。不法滞在を取り締まる担当の警察の方も、同じケースの問い合わせが多いと言っていて、今までだったら数日追加書類が遅れたぐらいならMA35は対応していたが、今年になってシャットアウトだからね…と。

 

10月に入ってから90日しか旅行査証が無い問題で、審査結果をオーストリアで待てないための一時帰国の話もよく聞くようになった。最近も台湾の子がこれが理由で一時帰国している。

 

試験の準備や語学の準備で早めに入国している場合は、書類がそろったら早めに申請したほうがよさそうです。6か月はかかると正式にコメントが出ているので、なんで6か月もかかるのかを問えないし、ひっくり返らない、それが今の移民局。

 

住んでないのに家賃も保険も払い続けているし、いつ戻れるかわかないけれど学費も支払っているわけで、でも大学はもうハイバードじゃなくなって、対面授業に戻ってしまったので、ウィーンの外で取れる授業もない。

2回目がうまくいくことを願うしかないのがやるせない。何も力になれないとこはこのことで、かかるストレスがどれだけ大きいか自分のことのように感じる分、一時帰国する彼女を見送るのは辛かったです。

 

正直なところ、本当に担当者によって全然違うんだなという最たる例な気がします。

2017年当時の私は1か月で下りたし、なんなら担当者は英語まで話してくれて優しかった。先週更新に行ったところでも嫌な思いはしませんでした。でも待合室では、いつも「いい人でありますように。機嫌悪くありませんように」と祈ってしまう自分がいます。苦笑。

 

教訓もなにもないのですが、今回のことで私たちが痛感したのが、

シンプルではない手紙が届いたときはネイティブではなく、専門の人のところへ聞きに行くこと。大学に在籍していれば、色々なケースを知っている担当者がいるはずですし、万が一には大学から学生用に弁護士も用意してくれるはずです。そして、すぐに行動すること。とても親切な担当者だったのですが、終始「もっと早く来てくれれば…」を繰り返していました。でも私たちも、知ってれば早く行きました…しか言えませんでした。もう一つは後出しされた手紙の日付をその場で訂正してもらう必要があったこと。移民局で何か手紙を貰ったら、待合室で落ち着いて再度全部目を通して読んで、もし間違いがあればその場で訂正してもらったほうがいいと思います。彼女の場合は、というか誰でも勘違いしてしまうような内容だったのですが、とはいえあと4日しかないのと、2週間あるのでは全然違います。

 

もう後の祭りなのですが、これから新規の申請に挑む方の参考になればと、彼女も積極的に韓国コミュニティで内容を共有しています。脅しているようですが、問題なく済むケースも多いはずです。大事なのはわからないことは放置しないこと。

 

はぁ、気持ちが少し落ち着いて共有しよう!と書いたものの、やっぱりシンプルに悲しいし悔しい。これにつきます。