【学生ビザ】滞在許可の新規の欄に何やら新しいルール?もしかして知らなかっただけかも。

友達からのSOSの電話を今切って、バイト帰りだったからいったんシャワーを浴びて

不確定ながらも、共有したほうがいいかもしれないと思ってここを開きました。

 

ウィーンは火曜日の深夜です、こんばんはKikiです。

 

というのも、自分の体験談だ!と赤文字にしたところで、わたしもここで滞在許可(または学生ビザで検索することも多いあれ)の情報をシェアしています。なんだか今年に入って、新しいトラブルを耳にするようになりました。

最近、自分のビザの更新のためにMA35のホームページを開いたところ、いよいよ初めて見る文言を見つけました。

Bitte beachten Sie: Wenn der Aufenthaltstitel nicht innerhalb Ihres rechtmäßigen Aufenthalts ausgestellt werden kann, müssen Sie ausreisen und das Ende des Verfahrens im Ausland abwarten.

この文言いつからあったんだろう…昔からあったんだろうか。全然わからない。

 

 

ちなみに更新についてはこう書かれているので、上記は新規の人向けのような気がするけれど…

Verlängerungsanträge

Verlängerungsanträge stellen Sie bitte rechtzeitig vor Ablauf Ihres Aufenthaltstitels persönlich bei der für Ihren Wohnbezirk zuständigen Außenstelle.

 

なんだか不安に駆られていたのですが、今日の電話がまさにそれでした。

 

彼女は韓国籍、私より1年下の代で同じ大学で勉強しています。昨年コロナ禍で家族に健康問題があり、8か月ほど韓国に帰国していました。今年の4月にまたウィーンに戻ってきたのですが、8か月の間にそれまでの在留許可を失効していて、新規でまた申請しなおしに。それが6月。韓国籍だと滞在許可なしで滞在できるのは3か月、その3か月の間に申請しました。

 

これまでの私たちの認識ではビザなし可の3か月以内に申請すれば問題ない、でした。

実際、彼女が2018年に新規で申請した時と同じ状況で、その時は3か月待ったものの問題なく下りました。

 

さて、7月の中旬にMA35から電話で許可証が出来たので受け取りにくるようにと連絡が入りました。MA35のオフィスで滞在許可申請の費用を支払い、指紋を採取し、誓約書にサインまでしたところで、今度は追加書類が必要だという紙を渡されたそうです。

 

これは初耳です。通常は追加書類が必要な場合は事前に手紙かメールで連絡があるものです。とにかく、その場で滞在許可は貰えずに、追加書類を提出することに。ちなみに銀行の残高証明だったそうです。

 

その後、郵送でもメールでも書類を送付したのに、現在9月中旬音沙汰がありません。8月に何度かネイティブの彼氏と一緒に電話をしたものの、「待ってもらうしかない」と言われるだけ。私もこの話を8月に聞いていて、でも書類にサインまでしたんだし、MA35は今年は人で不足で混乱しているというのは新聞で読んでいたので、単純に順番が入違っただけで、あと1か月もしないうちに手元にカードが届くのではないかと楽観的に考えていました。最初の時も彼女は3か月待っていたし。

 

それが、なんだか今日拗れてしまったようだ。

 

彼女が滞在許可を待っているという話を知っていたこちらの友達が、そういえばどうなったの?と聞いてきて詳しく話したらしい。そしたらその友達が、ビザ不要の3か月を過ぎて待っているのは不法滞在になるんじゃないかと心配し始めて、彼女の元旦那が移民関係の仕事をしていると、そこへ話が回った。

 

その元旦那から、ここにコンタクトを取って意見を聞いたほうがいいと言われてどうもÖHに電話とメールをしたらしい。するとその担当者から「滞在許可の結果についてはわからないが、とにかくEUから出て、というか韓国で結果を待ったほうがいい」と言われたそうだ。

 

ここまできて、海外生活でビザ申請のストレス生活をしたことある人なら、これがどれだけ彼女を不安にさせるか…想像しただけで、胃が痛い、と思う。

 

もちろん不安に駆られた彼女はネイティブの彼氏を呼び、本人曰く、そのÖHの担当者に執拗に質問してしまったそうだ。でもそりゃそうだ、不安でたまらない。

 

すると、なんとこのÖHの担当者が最後のメールで怒り始め、「これ以上聞くなら警察に通報する」と書いてきたそうだ。そこまでの話を電話で聞いた私は「はぁ!」とプッツン。なんでお前に脅されなければならないのだ、なんなんだ!と。
おっと、乱れてごめんなさい。

 

とにかく、そんなわけで、誰に頼れば、というか誰がきちんとした回答をくれるのか訳が分からなくなり、私に電話してきたというわけだ。ちなみにMA35は今、本当に電話がつながらないのだとか。もちろんメールの返事もない。

 

話は戻るが、この、申請中に旅行期間が過ぎてしまっても、いままではブリッジ期間で問題なかった。私は入国して2か月目には許可証が手元に来たパターンだが、他の友人知人で申請中に期間が過ぎた、という話はこれまで何度も聞いていた。これが問題になるというのは今年に入って初めて聞いたし、上記の文言も、お恥ずかしながら私は初めて読みました。ただ、正直もしかしたら、本当の本当はそういうルールだったという可能性もゼロじゃない。わからない。

ただ、日本人は6か月ビザなしで滞在できるから、まぁ入国後すぐに申請すればなんとかなるかもしれないが、3か月しかない場合はやっかいだ。もし、これが本当にルールなのだとしたら。

 

でも、1時間ほど話を聞いていて、登場人物が多すぎる、と思った。

 

そしてMA35の担当者は旅行期間がすぎている7月の中旬にのんきに電話で呼び出していて、そのときにそんな話にはなっていない。

 

つまり、今日、彼女を不安に陥れた登場人物は誰も正確なことを知らないのだ。

というわけで、私たちは明日、とにかく正確なことを答えてくれる人とコンタクトをとることを試みようと思っている。

 

最近この手の話がこじれる原因に、登場人物多いけど、誰もしらないんだよな、がある。いくらオーストリア人で、いくらドイツ語ネイティブでも、正直ビザ関連の経験などほとんどの場合皆無だ。これはどんなことにも言えるけれど、ネイティブ=隅から隅まできちんと目を通して冷静に考えられる、ではないし、ましてや専門外だったらなおさらだ。私だって日本の移民局の複雑な書類を解読できる自信はない。ネイティブだから、と信じすぎたり、ましてや責任転嫁してしまわないように気を付けようと、よく思う。でも同時に、ネイティブチェックで安心したい、してしまう気持ちは痛いほどわかる。私ももちろんそういうところがあるから。

 

脱線してしまったが。

 

冷静に考えると、この審査の期間ウィーンに滞在できないのに、ビザのために家賃も保険も学費も払い続けることになるのがこのルールの落とし穴だと思う。もし本当にこれを押し付けてくるとしたら、とんだやくざ商売なのだけれど。そもそも、だとしたら、MA35は、例えば彼女の場合は3か月以内に返答する責任があるような気もする。どちらにせよ、そんなルール初耳だったので、すでに申請した時点でもうビザなし期間は終わりが近かったのだけれど…。

 

とりあえず、オフィシャルにこんな文言が追加されているということを共有しておこうと思いました。これが、何が正しいかは、現時点では私も分かりません。

 

逐一、全貌が見えてきたらまた更新します。